7月4日放送の『星野源のオールナイトニッポン』～『あののオールナイトニッポンⅩ』

正直、この2人のラジオを毎週聴いているわけではないので、その人となりを熟知しているわけではありません。気になる回をradikoのタイムフリーで聴いてみる程度ですが、この回はなかなかの衝撃でした。

この4月から新たなパーソナリティーに加わったあのちゃんですが、3月までの前任ぺこぱと比べて、人気も上々。アーカイブの残らないHakunaLiveの視聴者数も1000人を超える回がざらにあるという、ラジオにとって新たなファン層の開拓に成功したケースとなっています（HakunaのANN0は500がボーダーライン、1000以上が超人気番組の指標と私は見ています）。

そこに星野源が乱入。飛ぶ鳥を落とす勢いのあのちゃん人気の為せる業だと思います。
ちなみにぺこぱANN0の時には、シュウペイちゃんが呼びかけ、毎週星野さんの曲を掛け、星野さんもHakunaに映りはしないものの、初期の頃はぺこぱのCM中にスタジオにやって来て、シュウペイちゃんの悪ふざけにくぎを刺す、という友好的な関係ももちろん見られました。

「あのちゃんに嫌われたくない」

気になるのはこの発言の真意です。星野さんの人となりがわからないので芸能界の後輩になぜここまでの敬意と細心の注意を払うのか？誤解を解くだけならANN中のコメントだけでも充分だし、わざわざ相手のスタジオにOA中謝罪に行って、無関係のHakunaのカメラに映る必要もない（加えて大人気のあのちゃんのANN0にサービスする必要もない）。スペシャルウィークの掛け合いも良好で、そこまで関係が悪化しているとも思えないんですよね。

このように注目度も高い。

ですからこの件は思うに、【星野源のサービス】だったんじゃないかな、と思うんです。
6月13日放送の『星野源ANN』スペシャルウィーク回で、ゲストにフワちゃんとオードリー・春日俊彰夫妻を迎えて4人で楽しく唄いながらエンディングを迎えていたのを、あのちゃん（と出川哲朗氏）がスタジオの外から羨ましそうに眺めて、入るのをやめたと直後の『あのANN0』で報告（告白）していたんですよね。
星野さんがこの辺りをチェックして、謝罪がてら盛り上げに行ったのではないかと勘ぐってしまうわけです。

とにもかくにもこの件は、多くのメディアが取り上げ、意外なほど大きなニュースになりました。

7月7日放送の『霜降り明星のオールナイトニッポン』で…

『霜降り明星ANN』は毎週聴いているのですが、この回も特殊な回でした。トークが無かった？という感じもしましたし、粗品さんも喉の体調不良が続いていた時期でもあるので、トークを引っ張る元気の無さはコンビ両方に感じてはいましたが、マネージャーや野上Dが入って来るのはまったくの偶然だったように感じます。

野上Dが『星野源ANN』をやっていることをイジるのは前にもあったような気がしますが、星野さんの方をイジるのは珍しいなと驚きました（まさか週刊誌がここを取り上げるとは思わなかった…）。

そこにはおそらくあのちゃんと仲が良い故の嫉妬があったのだと思います。
たしか、せいやさんに近づいてくる芸人に対しても嫉妬する感じをむき出しにする時があるので、その辺の人間性が面白いと思います。

こうなってくると、また見方が変わってきますよね。
でも、それで憶測であのちゃんを叩いたり攻撃したりする、テレビを見ただけで感じたキャラへの嫌悪感をぶつける、っていうのは、お門違いも甚だしいなと思いますね。

若林サイドでも…

Netflixで星野源さんとオードリー・若林正恭さんの7月初旬に発表されたことで、『だが、情熱はある』（『たりないふたり』）と『午前0時の森（火）』の相方が強く反応しました。
（それを『ZIP!』と『DayDay』のつなぎで見せるところも見事だなと思います。）

こういった流れの中、7月15日土曜日放送の『オードリーのオールナイトニッポン』のエンディングで若林さんが『LIGHTHOUSE』について、そして山里さんの発言に言及し、「また山里亮太が星野さんとの番組の事で、「絶対オレと若ちゃんよりも向こうの方がシンクロ率悔しいけど高い」みたいなこと語ってたらしくて…そりゃそうなんだよね(笑)。後半思ってきたよね、”山ちゃんとは何かが違うな”とは思ってたんだよね。（山里亮太は）過ごしてきた時代とか一緒だから、感覚で合うで言ったらたぶん一番だけど、やっぱり…だって一番俺はスゴいと思ってるし、やっぱなんかが違う気がする(笑)。不思議だよね、人間ってね」

と、この辺りのケアを忘れないところ、そしてラジオ（放送）で言ってくれるところに、我々は深い魅力を感じているわけです。

あとがき

本来はもっと特別性のある文章が書けるかと思って書き始めましたが、ネットニュースになり過ぎて、ただの時系列まとめになってしまいました(笑)。
この裏には【芸能界というランク社会】【若林さんの魅力】【ラジオというメディアのポジションの変遷】などがあるわけですが、その事について書けるのはいつのことになることやら…
貴重なお時間、失礼いたしました。