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花金鳳花日記 2019年12月16日

これは私の恨みであって、決して許さないだろう。
軽はずみに人を評価するべきでは無い。
表面的な事をそのまま信じるとかって、ピュアか!
私は弱っている時やもうダメだという時に屈辱を原料に頑張れる。
イチロー方式だ。


頑張った事は必ず何らかの形で自分に返ってきて、その時にはじめて私を軽んじた人に感謝できる。「あの時言葉をかけてくれてありがとう」と。
『愛の反対は無関心である』
バカにした言葉でも、思う所があって私に発してくれたのだから、ちゃんと私の存在を気に留めてくれたのだ。

2019年12月2日にクリエイター支援センターのコンセプトディレクターのTさんに電話会議をしてもらった。なんだよコンセプトディレクターって。
コンサルタントとかアドバイザーとか人の上前をはねるのが仕事のBullshit Jobsの人はクリエイティブな私の役に立つ事でやっと「ブルシットジョブは言い過ぎだ」となるのだからせめて情報提供や橋渡しなどの貢献をして欲しい。


2019年大規模展示が3つ、小さい展示やワークショップが数え切れないくらいあって12月はうつ病一歩手前まで疲れ切ってしまっていた。
真打ちの展示である2017年から事業計画を立ててずっと追ってきたmaison&objet Pris 2021の準備をそろそろ始めないといけないのにどうにも力が入らない。
人間は休まないとダメ、疲労を軽んじてはいけないのである。
枝葉の部分ばかり気になって大局が見えなくなる。

しかしどんな状態でも進むと決めているので、もう立てない、千切れそうな私の背中を押して欲しくてmaison&objet Prisの存在を教えてくれたTさんに打ち合わせをお願いしたのだが、ぼんやりした事言ってんじゃねえ!と怒られた。
頭にきたけれど結果覚悟が決まった。

Tさんへのメール(電話会議の書き起こし)
本日はお話を聞いていいただきありがとうございました。
パリのSさんの店舗は展示販売もされているとTさんから情報を頂いていたので、ご連絡してしまったのですが時期尚早でした。
今回Sさんにお願いしたかったのは具体的にはメゾン・エ・オブジェに出るのは良いのですが
展示した作品を日本に持ち帰るのにもお金がかかるのでどうせなら月3万円で展示販売していただければその方が合理的ですし
フランスでの流通の参考になるので望ましいと思いました。
(考えてもわからない事は先ずやってみる事にしています)
しかし問題は
・メゾン・エ・オブジェに出展が決まっていない事と
・Sさんのお店の雰囲気や意向に作品が合うとも限らないので
先ず豆船をご紹介できればと考えたのですが、お忙しい中時間をとって頂く段階ではないと判断。

それとオペラ座近くのジュンク堂書店さんとお付き合いがあるので、先ずはそちらに相談してみます。展示販売にスペース代もかからないようでしたので。(豆船は作り方の教本も作ろうと思っているのでよくよく考えたら書店の方が適当ですね)

メゾン・エ・オブジェ出展を目指しているのは、もちろんフランスのアーティストや哲学、宗教に興味があるからですがノール・ヴィルパント展示会場はCDG空港からも近く、パリは息子がお世話になっている聖母幼稚園のカトリック教会本部もあるので、活動しやすいかなと思ったのもあります。
(ご存知かと思いますが、ボン・マルシェ近くです)

現在メゾン・エ・オブジェ出展を助けてくれそうなDEAIさんと入場バッジのやりとりをしているのでJETROと共にお話を進めて行きたいと考えています。

それとは別に現在川村財団のソーシャリー・エンゲージド・アート支援のプロジェクトに申し込んでいるのですが、


下記はニコラ・ブリオーの関係性の美学を下地にしたソーシャリー・エンゲージド・アートの資料掲載のURLです。

残念ながら、『ニコラ・ブリオーの関係性の美学』全文は邦訳されていません。極東の島に住む日本人になど、どうせ理解できないとバカにされているのかもしれません。
上記を少し読んでも分かる通りフランスのアートはここまで進んでいるのに対して日本の最前線のアーティストでも現代アートの理解が遅れているのが現状です。日本で活動するとしても、最先端のアートや思考を取り入れる事が日本でも選ばれる作品や商品につながると考えております。

口頭ですと、なんだかぼんやりした内容になってしまったので
テキストで興してみます。

何がしたいのか
●制作
(作る事自体が目的ですが、売れるものと売れないものの比較なども含む)
●制作する事による他者への影響とその観察
(ワークショップなども含む)
●ビジネスを通じたアート
(新しい形のソーシャリー・エンゲージド・アート)

簡単に言うと経験と作品をセットで販売(ビジネス的な意味では)
アート的にはまた別の意味があります。

いわゆるビジネスがしたい訳ではなかったのでビジネスの理解が遅れましたがグローバルに活動するなら今以上に収益を上げないと幅広く活動できませんし、ビジネスの土俵でビジネスのことが分からないと周りの方々にご迷惑がかかるので理解を深めたいと思っています。
イギリスでMBAを取得した友人が「ビジネスは潰し合いだよ」と言っているのを聞いて毛嫌いしていたのですが、潰し合いや寄生ではなく、もっとクリエイティブにビジネスをするやり方を見つけたいです。

結局のところ、ものが溢れる時代に物だけを売って、売れるものではない事は誰もが感じていると思います。

Tさんがご心配されていた商材に関してですが、
豆船はうちの主力商品でもあり今年はHリゾートとのコラボ商品に選ばれ、ふるさと納税の返礼品にも参入し、来年には経営革新計画の申請も決める予定のものですし
一朝一夕ではなく2012年から7年間かけて取り組んで参りました実績もございます、
2017年は1個 500円→2019年には1000円 モビール3000円→6000円まで日本国内で単価を上げられているので
フランスにてモビール13,000円まで上げる事は可能であり月3万円を支払っても充分収益が上げられると判断しました。

先ずは自分の中ではっきりしていることは、適正価格での販売を目指して行きます。
制作に関してはどの作品も自信を持って提供できるので
帆船のモビールは3パターンを用意する予定
落花生・胡桃・紙
作りも繊細で手間と時間を惜しみなくかけています。
工業製品とも(表現を目的としない)職人が作るものとも全く意味合いが違うものであります。

メゾン・エ・オブジェに出展する作品を先ずは帆船のモビールに決めた理由は運びやすいからです。
大型のスーツケース4つに材料を入れて直行便でフランスに着いてから、組んで展示すれば空輸費用やロストバゲージの心配を軽減できますし、3平方メートルくらいの規模で展示とワークショップを併せて、3分の1くらいの予算で出来ればとの算出からです。

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本当は通常の9平方メートルのスペースを灯ろうの展示で埋めたいのですがいきなりその規模では負担が大きいので、小さいスペースから始めて様子が見たいので豆船からと考えています。
それと電気安全法の問題もありフランスで販売するには世界規格に準じなくてはならず現在電気安全法に詳しい先生を専門家派遣で呼んで相談に乗っていただいている所なのでそれも同時進行しながら、できる規模から出展を始めたいと考えています。
昨年もパリで展示・ワークショップをする事により、ただ旅をする事の何倍もの経験と人脈ができました。
展示でも制作でも一度でうまく行くと考えるは浅はかであり、長年のトライアル&エラーを繰り返し、向上して行く事により結果を出せると信じます。

【これからやる事のまとめ】

そしてTさんにオススメいただいた
ギフトショーと手手手見本市を今後の参考に観て回りたいと考えています。
→それにともなって弊社HPを更新し最新の状況を発信(いらない情報を削除)

現在私が市の技能功労者選考委員会副委員長を務めておりますので、市の経済産業課とも接点があるのと弊社は商工会議所では観光部会の副部会長をしておりますので経営指導員の方たちと二人三脚で事業を進めておりますが、総じて言える事は指導員の方は『現場を知らない』という事です。

補助金申請の時などに中小企業診断士の先生などとも接点はありますが申請書を通す時には頼りになりますが、当然の事ですが『0から1』を作りそれを店舗の棚に並べてゲストやバイヤーがどこを気に入って購入するのか接客しなければ、作らなければ、店頭に立たなければ分からない事です。

事業計画を数字とテキストで表現してその通りに売れるなら誰も苦労しません。なぜ成功しないかは、課題は現場にあり、買うのは人間だからです。
と思って起業塾的なものの参加が後回しになってしまっていましたが、
型を知る事と謙虚な姿勢が大切だと心から思っていますのでメーカーとしてやらないとならない事を学んで参ります。

なんだかぼんやりしていた事がTさんにお話を聞いていただく事により明確になりましたので、できる事を進めて行きます。
出展が決まりましたらご報告します。
お忙しい中お時間とっていただき誠にありがとうございました!

ありがとうございます!制作に使わせていただきます。