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「やってよかった」が気持ちいい

とても平凡な話です。


わたしは食器洗いが嫌いです。できることなら食後の食器洗いは誰かにやってもらいたいって、常に思っています。

でも、別にお手伝いさんが家にいるわけでもないし、自分がやらなければ食べ終わった食器はどんどんシンクにたまっていきます。ま、当たり前なんですけど。

今は自粛期間中ということもあり、毎晩お家でご飯を作っては、晩酌をしながら夕飯をいただきます。だいたいほろ酔いなので、食べ終わった食器をシンクに持って行って、水につけている間にシャワーに入るのがルーチンです。

お風呂から出たあと、わたしは髪が長いので、少なくとも20分は乾かしているのですが、いつもその間に「食器洗いは明日にしちゃおっかなぁ」と思っちゃったりするんです。この時間こそが、私にとっては魔の時間なんですよね。

大体は「明日にして今日はゆっくりしよう」と考えます。でも、「どうせ明日やらなきゃいけないなら今やっちゃおうかな」という考えが降りてきて、結局毎度、その日のうちにちゃんと洗い物をしているんです。

別に、「ちゃんとその日に食器洗って偉いでしょ?」って話ではないですよ。そうじゃなくて、ただ単純に気持ちいいんです。先延ばしにしないで食器を洗えたことが嬉しいし、「今やっておいてよかった」っていう感情で満たされることがとても気持ちがいい。

しかも、時間にしたら食器洗いなんて、5〜10分程度で終わるんですよね。

毎回髪を乾かしながら「明日にしようかな」とか考えてるけど、たった5分で終わる上に「やってよかった」っていう感情を手に入れられるんだから、先延ばしになんかしなくて今やればいい、そう思うんです。

「食器洗いごとき」なんですけど、わたしにとっては「されど食器洗い」でして、人生においての大事なことが詰まっているような気がしたんです。

と、今日はそんな平凡な話をしてしまいました。でも、読んでくださった方の中に何かを先延ばしにしていることがある方がいらっしゃって、ちょっとだけでも「今やってみようかな?」と思っていただけたら嬉しいです。

なんて偉そうに言ってみましたが、でもやっぱり食器洗いはその日のうちにやるのが気持ちいいです。

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