感受性が鋭いのは得か損か。
損得ではない事は分かっている。
だが現実は感受性が豊かな個人がそのまま生きるのは難しいと思うのだ。
柔らかな心のまま生きるのが困難なのを身に沁みながら成長するのが普通なのではないか。
少なくとも 私はそう思ってきた。
だから傷つかないよう、本心は言わず隠してきた。
でも今思う。
今の子どもたちもそうだとしたら?
大人になった私は子どもたちに同じように生きなさいというのか?
工夫が無いと思う、同じことを子どもたちに言うのは。
大人になった私は、子どもたちに、世の中面白い事、あるよ〜と言えるようになりたい。
私の時は心を隠して生きるしかなかったけど、今、心楽しく生きられるし、見つけられるよ〜と伝えたい。心を隠して生きる時も 自分の心だけはいつも自分のものだった。
何か美しいものを見つけた時の楽しさだけは 密かに自分のものだった。
あなたが見つけた心踊るコトを 同じように感じる人は世界のどこかに必ずいる。
現実の世界にいなくても、例えば そう、本の中に あなたの仲間は必ず見つかる。
あなたが好きなことを追いかけて行けば、同じようなことが好きな人といつかきっと会う。
無遠慮な世の中を用心深く生きながらでも、これがいいとあなたが思ったものを
おんなじようにいい!という人はきっと見つかる。
子どもたちにおはなしを届ける大人は、子どもたちの柔らかな心を応援するために
ときにおはなしをする。かつて子どもだった大人が、訳のワカラナイ世の中に出て行く子どもたちに、ここにいいものあるよ!と大丈夫だよ!と伝えるために、
いい年こいて 暑い中、汗かきながら おはなしの練習している。
おはなしだけじゃない、ホントは面白いコト、世の中にいっぱいある、あったから
こわいときもあるけど こわいときは逃げていいから、こわいことから全力で逃げてもいいから、キミの逃げ場所にきっと何かが 誰かがいるから、
こわいとき さみしいとき 悲しいとき くるしいとき、もちろん楽しいときも
キミがすきなことに 一生懸命になっていいんだよ
昔子どもだった大人が言うんだもん、ホントだよ。
私は本の中に逃げこんでたいつも。
本を読んでたら大人は安心して私をほって置いてくれた。
キミは何の中が安心だろう、楽しいだろう、今はゲームとかネットとかもあるよね。
大人はゲームやネットをしすぎると心配するけど、大丈夫、大人を安心させる方法もある。本を読むふりをときどきするといいよ。そしたら、たいていの大人は安心する。
それでもモンクをいう大人がいたら、時間はかかるけど方法はある。
キミがオトナになって自由になるって手がある。
それまでしんどかったら、勉強するって言って、図書館に行くって手もあるよ。
そこでキミがスキなことをこっそり楽しめばいい。
キミがいいオトナに出会えてたらラッキーだ。
そうでない時は本の中に逃げるのもひとつの手だ。
暑い夏、キミが夏を楽しんでいることを祈る。
本の中にはオトナのフリした年の行った子どもがいっぱいいるよ。
遊びにおいで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?