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星の王子さま

もう、分析したり、言葉にすれば、大切なものが消えて落ちてしまいそうだから、なにも残せないんだけど、ただそのことくらいは、書いておこうと思って、書いている。

写真には映らないものが、言葉から抜け落ちたものが、そのときは、たしかにそこにあって、その刹那に切なくなりつつも、その存在の喜びと、後から来る不在の予感に寂しさを混ぜ合わせて、涙がひとつ。

でも、そゆことだよね、長い生活も、この一瞬も。

なんだろな、ただただ、みれてよかった。

私の目はひとつのバラや王子さまや、ヘビに吸い込まれては、ハッとして舞台全体を見ていたりして。

吸い込みすぎて吐き出せない空気が、肺の中に溜まって、今、文字で吐き出せた感覚。

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