出産前にやっておくべきことと、マタニティーヌードについて

子どもができたらできないことが増える、と人は言う。

自分による自分のための人生、というのがあと2ヶ月弱で終わりを迎えるとなると感慨深い。ある人は物理的・時間的に不可能だと言い、ある人は他のことをする体力がなくなるんだ、と言う。きっと、どっちも本当なんだろう。

そこで、予定帝王切開出産日までできることはなんだろうと考えた。

こまごました買い物は済ませ、今後買うもののリストも作った(家電など、比較的大きいものが多い)。年末にかけて、ちょこちょこと収納の整理もする予定。でも、もっと根本的に、自分一人で自由に楽しむなにか。

もしくは夫婦水入らずで旦那と楽しむ、なにか。

そこでふと思い立ち、ネットで安いプランを見つけて、旦那と二人で湯河原の温泉にいった。

二人でごろごろしておいしいご飯をたらふく食べ、2時を過ぎてから入ったのだけど、誰もいない露天風呂を独り占め。とっても気持ちがよかった。

温泉に行く前、「妊娠後期 温泉」でネットを見ると、お腹のかなり目立ってくる8ヶ月以降くらいの妊婦が温泉などの公共施設に入ることを咎める声は少なくない。とある経産婦の女性は「人の臨月近いお腹を見るのは出産経験のある自分でも抵抗があるので、お腹の大きい妊婦は温泉などに行くのを控えるべき」という書き込みをしていた。

このような発言を個人の認知的視点で見ると、妊婦が常に他人からのジャッジメント(善悪の判断)の視線に晒されていること、公共の場で肩身が狭い思いをする可能性があるということが分かる。一方で、こういう発言や発想は、自分の感覚を公の論理に転換し、相手の遠慮や行動の制限を求める論法であり、妊婦に対してだけでなく現代の日本社会に共通する悪習だなと思う。

以前、神田うのやhitomiなど女性芸能人がマタニティーヌードになって雑誌の表紙になったりしたとき、確かに私も「おなかが破裂しそうで怖い」、と思ってた。「怖い」というのは出産経験がない人から見たら割と一般的な感情なのかもしれない(うちの旦那でさえ、パンパンに膨らんでいくおなかをみてそういう一方で、子持ちの男友達は平気でいい?とか言いながらおなかを触ってきたりする)。パンパンに膨らんだおなかだけでなく、たとえば手術のあとの傷跡なども、「普通」とは違う状態だからこそ見る人に「怖い」という感情を与えてしまうものなのだろう。

通常の状態ではないものを見ることに抵抗がある、という感情は誰しも持っているもので、その感情がわき上がってきてしまうこと自体は理解されるべきだ。しかし、そのような個人の感情をある意味正当化し、自分を含んだ「公」に迷惑がかかるから、その怖さの発信元が遠慮すべきだ、という論理は、公共施設における一斉タトゥー保持者排除の問題にも共通している。「怖さ」を与える行動を行っているのではなく、ただそこに存在しているだけなのであれば、まずは自分の中に潜む感情を客観的に直視し、何故「怖い」と思うのか、そしてその感情を生み出すものはその人のせいではなく、あくまでも自分の意識からくるものなのだということを自覚すべきだと思う。

芸能人がヌードになってパンパンのおなかをさらけだした写真がコンビニで並ぶのも、雑誌で取り上げられていたように「マタニティだから」=「美しい」とは個人的に思わないけれど(注:無論、寸胴でバーバパパのようになっている私よりは断然美しいのだが)、社会的認識の転換という点では必要だったのだろう(だからといって今後マタニティヌードがただただ量的に増えればいい、とも思わない。一部の美しい芸能人のヌードを取り上げて、「マタニティ」を過剰に神聖化する必要はないと思うから)。

さて、話は戻って今後の予定について。

来年の研究予定を現実的な範囲で考えている。

研究費をつけてもらっているし、当初の予定からみても、夏を過ぎたあたりには東南アジアにフィールドワークに行きたい。状況によっては無理かもしれないけれど、できる限りのことはしておきたい。そしておそらく年度前半は、もし学術出版助成が通っていれば本の編集にかかりっきりになるだろう。後半は、学振が終わってからに備えて、就職活動と本格的に認可にいれるための保活をしないと。

できれば出産までのあと2ヶ月で、しっかり研究をやっておきたいのだけど、なにしろずっと座って軽く前屈みの体勢でパソコンに向かう、という作業が日に日に苦しくなってくる。1月(臨月)が思いやられる。

今後やりたいこと。

私の発想が貧困なせいか、これくらいしか思い浮かばない。

一人で映画(これは結構頻繁に行っている)
一人でランチ(食べ過ぎ注意)
一人で気ままにショッピング(でも今すぐに着れる服が限られてくるので、なかなか食指が動かない)

事務的なことでやるべきことは以下の4つ。

・学資保険
・区役所での手続き
・保育園関連の書類準備
・家の掃除
・オイルヒーターと電子レンジを買う
・(お金に余裕があれば)ルンバ的なものと食洗機を買う

他になにをやっておくべきなんだろうか。
みんなはどうやって過ごしていたの?

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saereal

ライフとワークに関する徒然ノート

働く女性研究者が妊娠・出産・子育てと仕事について考えていることを書いています。

コメント2件

こんにちは、昨年出産を経験しました。
よく準備されてますねー。私はほとんどなにもやってませんでした…。
あと思いつくのは、使えそうな各種サービスを調べておくことでしょうか。
予防接種をやっている近隣の小児科、夜間救急をやっている病院、母乳で育てる可能性があるなら通える場所にある母乳外来(出産する病院にあればそれでよい)、家事サービス、そのほか育児関連の行政サービスなど。あとは、寒い時期のご出産なので部屋を暖めることとか。ご自身も普通の冬以上に冷えを感じるかもしれません。私は昨年の冬はゆたぽんが大活躍でした。
yucoさん、ありがとうございます。私も行政サービス関連や病院関連、家事サービス等はまったく調べておらず、未知のままです。産まれてから頻繁にお世話になりそうなので、今のうちにリストアップしておいたほうがよさそうですね。家事サービスは会社に頼むと結構高くてちょっと気後れしてしまいそうですが、区のサービスでサポートして下さる方を派遣する制度があるようなので、そっちを見てみたいと思っています。ゆたんぽいいですね!私も足がひどく冷えるので、毎日お風呂桶にお湯入れて昼間から足湯をしたりしています。
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