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子どもの大好きな絵本(2歳前編)

長かった図鑑ブームが少し落ち着き、今度はまた物語のある絵本ブームになりました。

1日に何度も持ってくる3冊。

そのなかでも1歳10ヶ月から11ヶ月にかけて大ブームを巻き起こしているのが『はっぴいさん』。はっぴいさんという願いをかなえてくれるという実体のないものを追い求める少年と少女の旅物語。月齢的に、内容を理解するのにはまだ早いと思うけれど、次に子どもたちが何をするのかよく覚えていて、「ここから読む」とページを開いて指定してきたり、同じ箇所を何度も何度も読ませたりする。追い求めているものは結局見つからない、わけのわからないものがたりだけれど、それがまた関心をそそるのかもしれない。

絵をよく見ると、街の中に戦車らしきものがいたり、都心では見ることができないような大自然の様子が描かれていて、大人は絵を見ているのが楽しい。荒井良二さんの作品は、繊細さと大胆さがごちゃまぜになっている絵がとても好紀。


次は、『おやすみなさい、おつきさま』

おやすみじゃないタイミングでもよく読んでる。ただ部屋の中のものを描写して、いろんなものに「おやすみ」を言うだけの絵本。何が楽しいのか?と思うけれど、実際、子どもはいろんなものとコミュニケーションをとっているものだ。銀行の窓に飾られていたぬいぐるみにおはようを言う。家に大量にあるカピバラを、「ねんね、ねんね」と言って寝かしつける。

上の子も、寝る前にいろんなものにおやすみをいう。
おやすみダンプトラック。おやすみバスタオル。おやすみお部屋。
この絵本を読みながら、世界がいろんないきものとものたちで成り立っていて、子どもたちはそのひとつひとつをちゃんと認識しながら生活しているんだなあ、と思う。

最後に、『おたすけこびと』

はたらくくるま大好きな上の子には最高かな、と思いきや、たくさんでてくる車にハマるかなと思いきや、むしろケーキを作るプロセスと擬音語・擬態語が面白いらしい。ちょうど2歳のお誕生日を迎えることもあって、これを見て「ハッピーバスデー」の歌を歌い(発音が難しいらしく、「Happy Happy You You」になっているのがなんとも可愛い。とてもハッピーハッピーな感じ)。


月齢によってお気に入りの本がどんどん変遷していく様子は面白い。
今度は、どんな本買ってあげようかな。
おすすめがあれば教えてください。


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