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『パンと雨』:6.何気ない休日のこと

彼と同棲することが決まったので、「せいかつ」について書くことにしました。経緯はこちら→『パンと雨』:有料noteはじめます

<過去エントリ>
1.『パンと雨』:家が決まった日
2.『パンと雨』:親への報告
3.『パンと雨』:思考ばかりが忙しい
4.『パンと雨』:挨拶と、引越し前の気持ち
5.『パンと雨』:引越しをしたとき

今回は、同棲して過ごした休日の日記。
特に大きな出来事はありません。嗜好品として楽しんでくださいね。

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「明日は、朝ごはんを一緒に食べに行かない?」

眠る前、クイーンベッドに横になってごろごろしているわたしに向かって彼が言う。

一緒に住み始めて1ヶ月半程度が経つ。驚くほど生活にはすんなり馴染んでしまった。もっと、「一人になりたい」と思ったり「疲れてきた」と思ったりすると予想していたのに。

彼が明日の朝ごはんに誘ってくれた時、いつもの癖で一瞬(朝早く起きるってこと? ゆっくり寝たいなぁ)という気持ちが芽生えそうになったけれど、芽生えてしまうよりも早く「いこ、いこ」と答える。

彼と付き合って、生活のリズムや出掛ける頻度がかなり変わった。きっと彼は、「さえりは寝てばっかり」とか「さえりは全然出かけない」とか思っているかもしれないけれど、わたしの生活はこれでも本当に変わったのだ。

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