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変身アイテムを探して

ありがたいことに、5歳の娘はスーパー戦隊に熱中している。

常に色々なキャラクターが好きだが、アンパンマンの後、ディズニープリンセス、Paw Patrolなどと変遷し、昨秋にスーパー戦隊に火が付いた。

きっかけは、「獣電戦隊キョウリュウジャー」(2013年)と「王様戦隊キングオージャー」(2023年)だった。
そこから、「特命戦隊ゴーバスターズ」(2012年)、「魔進戦隊キラメイジャー」(2020年)、「動物戦隊ジュウオウジャー」(2016年)と追いかけて、現在は「手裏剣戦隊ニンニンジャー」(2015年)と「爆上戦隊ぶんぶんジャー」(2024年)を視聴中。
※残念ながら、「烈車戦隊トッキュウジャー」(2014年)と「怪盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー」(2018年)は途中離脱。

我が家には現在、キョウリュウジャーとキラメイジャーの変身アイテムがある。
娘は最近、ジュウオウジャーの変身アイテムが欲しいと息巻いている。
8年前のヒーローの変身アイテムを入手するのは至難の業である。
キョウリュウジャーは11年前、キラメイジャーは4年前のヒーロー。
今持っている返信アイテムはどのように入手したのか…。

1 ガブリボルバー


獣電戦隊キョウリュウジャー
ガブリボルバー


ガブリボルバーとは

ガブリボルバーとは、獣電戦隊キョウリュウジャーの変身アイテムである。
画像から推測できる通り、これは銃としても使える。
キョウリュウジャーは、ガブリボルバーに獣電池という電池を挿入して、サンバのリズムに乗りながら、踊り、変身する。「?」と思った人もいるかもしれないが、この踊りにも意味があるのがキョウリュウジャーという作品のすごいところだ。
この獣電池は、30種類あり、ガブリボルバーに装填して発射することで様々な効果が得られる。作中に登場しない特別なものも入れると40種類を超える。放映中の親御さんたち、大変だっただろうな。

娘とキョウリュウジャーとの出会い

昨年放映されていたキングオージャーは、王様戦隊。キョウリュウジャーのレッドに変身する桐生ダイゴの字名は、「キング」。しかもキョウリュウジャーは昨年放映開始から10周年。
ということで、キングオージャーの放映の中で、両戦隊のコラボ回が放送された。たっぷり2話。
まんまとそのコラボに刺激を受けて、私がキョウリュウジャーを見直し始めた。そこに偶然居合わせた娘は、キョウリュウピンクに一目ぼれ。
そこから、私が知っているだけでも、キョウリュウジャーを5周ほどしたと思う。
娘がスーパー戦隊に熱中していることが嬉しくて、キョウリュウピンクになりたいという娘のために、そうだ!変身アイテムをプレゼントしよう!と決意。

ガブリボルバー捜索

自宅から一番近い「まんだらけ」を訪問するも、コラボ回によりキョウリュウジャーの人気が高まっていたのか、キョウリュウジャー関連のグッズがすっぽりなくなっていた。
やむなく、久しぶりに「メルカリ」「ヤフオク」を開く。
そこから私の真の戦いが始まった。

メルカリの目ぼしいガブリボルバーは全てSOLD OUT。
ヤフオクに参戦するも、とにかく高い。正規価格の3倍ほどの価格を出さないと入手できない状況。
2度オークションに敗れ、三度目の正直でようやく入手!!!!!
予定より出費がかさんだが、これも娘の笑顔のため…。

ガブリボルバーがやってきた!

ガブリボルバーを見せると娘は大喜び!!
早速変身しようとするも、4歳の女の子にはなかなかの重量感で、片手で持つのがかなり厳しい。
また、変身のための手順が多く、そこも難点。
・銃口を閉じた状態で電源を入れないといけない。空いた状態だと変身音鳴らない。
・銃口を開け、獣電池を装填し、閉じたら、シリンダーのような部分を回転させて、銃口を引く。
最初は難しくて不満そうだった娘に冷や冷やしたが、何とか持ちこたえ、徐々にコツをつかみ、変身を自分のものにした!
毎日のようにキョウリュウピンクに変身する娘に、私もテンションが上がりっぱなしだった。
途中、トッキュウジャーやゴーバスターズに気持ちが向くも、キョウリュウジャーのコンテンツとしての強さが娘を離さず、ガブリボルバーを愛用してくれた。まあまあな対価を払ったので、少しでも長く遊んでほしいところ…。

しかし、数か月後、キョウリュウジャーを超えて娘を引き付けるヒーローが現れる!!!!!!

2 キラメイチェンジャー


魔進戦隊キラメイジャー
キラメイチェンジャー

2024年になり、動画配信サービスでキラメイジャーの配信が開始した。
キラキラしたものが大好きな娘はキラメイジャーを見るなり、目を奪われた。
キラメイジャーは、女性戦士であるグリーンとピンクが放映当時から、男女、年齢問わず大人気。元気溌剌で弾ける笑顔のグリーンと、クールで大人で包容力のあるピンク。ビジュアルだけでなく、バランスも良かった。
娘もこの二人の虜に。
意外にも、特にグリーンに熱中した。
娘は最近走るのが大好きで、誰よりも早く走りたいと、チャンスがあればダッシュを繰り返す日々だった。
そこに現れたキラメイグリーンは、陸上選手でスピードが売りのキャラクター。それが娘にはたまらなかった。
キラメイグリーンになりたいという娘の願いをかなえたい私の頭によぎったのは、半年ほど前に家の近所でオープンしたブックオフ。
オープンしたばかりのブックオフには、中古のおもちゃが溢れかえっており、特撮の変身アイテムも充実していた。
あそこならキラメイチェンジャーがあるはず!!!
思い立った週末に赴くと、それほど昔の戦隊ではなく、キョウリュウジャーほど今注目されているわけでもなかったため、格安のキラメイチェンジャーを発見!!
娘も大喜びで、帰るなり変身を始めた。
キョウリュウジャーに比べると操作も簡単で、何度も何度も変身していた。
一つ悲しいのは、ガブリボルバーが忘れ去られていること…。

3 次の変身アイテムは・・・


動物戦隊ジュウオウジャー
ジュウオウチェンジャー

そう、ジュウオウチェンジャーである。
キラメイジャーを手に入れたブックオフには残念ながらなかったので、次はまんだらけを捜索に行く。
それでもなければまたインターネットの世界へ…。
忍び寄る娘のニンニンジャーへの情熱…。
戦いは終わらない!!!


強き女性戦士

キョウリュウジャーの女性戦士は、キョウリュウピンクとキョウリュウバイオレット。キョウリュウピンクは戦闘が得意で、活発で明るく前向き。キョウリュウバイオレットは、引っ込み思案な科学者。娘が好きなのは、キョウリュウピンク。
※正確にはキョウリュウシアンが女性の変身者に代わるが、大部分は男性なので対象から外しておく。

キラメイジャーは、キラメイグリーンとキラメイピンク。両者の特徴は上記の通りで戦闘向きなのはグリーン。娘が好きなのはキラメイグリーン。

ジュウオウジャーは、ジュウオウシャーク(青)とジュウオウタイガー(白)。ジュウオウシャークはサバサバした強い女性で、ジュウオウタイガーはかわいいものが大好きないわゆる今どきの女性。娘が好きなのはジュウオウシャーク。

そう。娘は強い女性戦士に引かれがちなのだ。娘はそんな攻撃的な性格ではなく、どちらかと言えば同級生といてもおとなしめ。自分にないものに憧れているのか、心の奥底にはあの強さがあるのか…。

少し話は変わるが、保育園の女友達とはディズニープリンセスごっこなどで遊んでいるが、人気なのは、「アナと雪の女王」シリーズのエルサで、理由は、魔法が使えて強いから、とのこと。
今の女の子は、キラキラしたか弱い守られる女子より、キラキラした強い女性に惹かれるようだ。
それは、「今の」ではなく本来そうなのかもしれない。
彼女たちを見ているとそう思う。
彼女たちが本来の憧れを実現できる世界になって欲しい。

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