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登校渋り、五月雨登校。少しでも回復を早める具体的な方法は?

今日からできる子どものエネルギーを溜める方法

余計な言葉を絶対に子供にかけないことです。

こちらから話しかけない。

何だ、そんなこと?って思うかもしれませんが、
それをすることで、信じて待ってるよっていうことが、言葉にする以上にダイレクトに子供に伝わります。簡単に行動で示せるからです。

実践した感覚では、

親から話しかけて褒めたり、よりそった言葉を掛けるより、
3日間余計な言葉を言わずに過ごすことは、何倍も子供の気力を回復する効果がありました。

定着するまで、口数の多い私は結構大変でしたが、
子供がすっかり元気になった今も、継続中。
子供は学校を休まず元気で、親子関係は常に良好です。

話しかけなくて大丈夫なの?

って思われるかも知れませんが、子どもが話しかけてくるタイミングで、しっかり話を聞けば大丈夫です。そうすることで、子供自身で考え、動くという小さな経験も積み重ねることが出来ます。
話しかけてきたら、最後まで口を挟まず聞き、共感するということが大切です。

余計な言葉を言わない重要性について

子供にストレスを与えない、地雷を踏まないっていうことだけではなく、
もう一つ重要な意図があって、それは…
家の中でも、小さな失敗と思考を積み重ね、自分から動くステップをひとつひとつ踏んでいく機会を持ち、自立心を育むということです。

余計な言葉は、
無気力状態の子供にとっては、騒音公害のようなもので、エネルギーを奪われ、自分の考えで動き学ぼうとする意欲が削がれて、なかなか回復できません。

ちょっとエネルギーが溜まって、元気になってきても、もういいかなと余計な言葉を言うと、せっかく溜まってきたエネルギーを、
「うるさい!」と反発することに使ってしまい、 自分の将来のために考え動くということにエネルギーを使えないのです。

「子供が自分から動こうとする小さなエネルギーを注意深く観察して、大きくなるように育てよう」
という意識に変われば、自然に子どもに対する距離感が変わり、子どもにもそれが伝わり回復も早まります。

どこまでが余計な言葉?

「もう〇〇時よ、早く起きなさい」
「歯を磨いた?」
「忘れ物ない?」
「宿題は?やったの?」
「早く寝なさい」
「顔洗ってきなさい」
「片づけなさい」
「掃除しなさい」
「おかわりは?」
「これも食べなさい」
「着替えなさい」
「調子はどう?」
「よく寝るね」
「明日早く起きれるといいね」
「がんばろうね」
「駄目じゃないの!」
「なにしてるの?」
「寝癖ついてるよ」
「雨降ってきた〜洗濯物入れて」
「窓を閉めて」
「冷蔵庫からマヨネーズ出して」
「そこのボールペンとって」
などなど。

普段、子供に声をかけているほとんどが、
子供の自立心とエネルギーを奪う余計な言葉になります。

ゲームは取り上げた方がいい?

うちは、登校渋りが始まった段階で、学校へ行けない日だけはゲームなしのルールにしました。
その上で、学校行けなかったことを絶対に責めない。こちらからは話しかけない。という態度に徹すると、
ゲームやスマホから離れ、暇になるので、子供が話しかけてきて、自分の気持ちを吐露し始めます。そこで、最後まで口を挟まず話を聞いて、共感するっていうのを繰り返すと、回復が早まります。

お子さんがまだ小学生低学年なら簡単だと思うので、学校休んだらゲームやテレビもお休みしようねって言って徹底しながら休ませると回復は早いと思います。

※完全不登校になってゲーム漬けの状態から取り上げる場合や、子供の腕力が親より強く、全く納得しない場合は、民間の支援のもとでやるのをおすすめします。

登校渋りがある段階で、前もって子供にルールの意味を話し合っていたので、それほど反発はありませんでした。
ゲーム、スマホをしないと、寝るしかないってことで、充分な睡眠を取ります。眠ってる間にもエネルギーは溜まります。

ただし、ゲームを取り上げるだけでは何も解決しない

繰り返しになりますが、学校へ行けない日にはゲームしないというルールは、
行けないことへの罰や、親の安心感のためのルールではありません。

学校へ行けないことはアレコレ言わない。責めない。
行けない日も、こちらからは話しかけない。という態度も大切です。その上で、子供からの話してきたときに、どんな内容でも最後まで口を挟まず吐き出させることでエネルギー回復を促します。

  1. 余計な言葉をかけない。

  2. 学校を休む日は、スマホやゲームも休む。

この2つは子どもの気力を回復させる土台になりました。話しかけられたときに共感する機会を増やし、回復を早めることができました。

最後に… 

決してゲーム、スマホを取り上げただけでは解決しない。ということと、
ゲームやスマホを制限しなくても、解決できるから大丈夫ということはお伝えしておきますね。

不登校寸前から回復させたルーティン。詳しい対応の記録
↑具体的な3つの実践方法を書かせていただきました。
共感していただけたり、少し試して変化がみられた場合は、
様々な場面の詳しい接し方も参考になり、きっとお役に立てると思います。子供への接し方を、3社の支援を時間差で受けながらルーティン化したものです。

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