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【スタートアップでの挑戦】1年目で社外常駐を経験した新卒の体験談!

こんにちは!
セーフィー新卒1期生で、営業本部 事業推進部 空間ソリューショングループの 荒井 慶介です。

今回の記事では、”ベンチャー企業に入社した新卒が2週間、スタートアップ企業への常駐にチャレンジした体験談”をお伝えします!

この記事は主に下記のような方に向けて執筆しました。
・ベンチャー企業入社後の、新卒の働き方を知りたい方
・就職活動中・転職活動中でベンチャー企業に興味があり、様々な経験を若手のうちから積みたいと考えている方

記事を通じて新卒入社後の業務や、今回のチャレンジに至った経緯、チャレンジを通じての気づきなど、セーフィーにおける新卒若手社員の様子をお伝えできればと思いますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!


自己紹介

まずは私の自己紹介をさせてください!

2023年4月にセーフィーに新卒1期生として入社、現在は営業本部 事業推進部 空間ソリューショングループに所属し、セーフィーで新商品を販売するためのオペレーション構築を担当しています。
いわゆる新規事業担当として、忙しくも充実した毎日を過ごしています!
また、兼務でESG推進室という、主に企業のESGに関する取り組みを行う部署に所属し、セーフィーのデータガバナンス推進に携わっています。

趣味はボルダリングで、大会を見に行ったり、屋内のジムの壁を登ったりしています。直近では社内に【公認】ボルダリング部を作り、月1度のペースで仕事終わりにセーフィーのメンバー10名くらいで登りに行っています。

社内ボルダリング部活動でのワンシーン

新卒入社後の業務内容

大学時代、カメラをはじめとするIoT機器を使って自治体等とデータ活用に関する研究をしていた際、「使えるデータを自ら保有していることが大切」だと痛感し、”有益なデータを自社で収集する仕組みを持っているか”、ということを軸の一つとして就職活動を行い、最終的にセーフィーに入社しました。

入社後はカスタマーサポートグループという、お客様がカメラをご利用いただくうえでのトラブル対応を行う部署でトラブルの一次対応業務を行っていました。一次対応を積み重ねてサービスやお客様理解を深めた後、新規事業を取り扱う部署である空間ソリューショングループに異動しました。

空間ソリューショングループでは主に、セーフィーが新商品を販売するにあたってのオペレーション構築を担当しています。直近ではタイムリープ株式会社(以下、タイムリープ社)が提供するRURAというサービスを、セーフィーでも販売していくためのオペレーション構築に取組んでいます。


タイムリープ社とRURAについて

本noteを読み進めていただく際の前提理解をすり合わせるため、本noteで重要なステークホルダーであるタイムリープ社と、タイムリープ社が提供する遠隔接客サービスRURAについて簡単に紹介します。

タイムリープ社は2019年設立で、社員数が20名程度の企業です。遠隔接客サービスであるRURAを提供しています。

RURAのサービス利用イメージ

RURAは店頭に設置した端末を通じて、遠隔スタッフが対面と変わらない接客を提供することができるサービスです。「3名で30店舗」のように、少人数で複数店舗の接客を行うことで人手不足の解消と人件費削減に貢献します。

例えば本社を東京に置き、①北海道、②仙台、③名古屋、④大阪、⑤福岡に6店舗ずつ、計30店舗を展開する企業があるとします。この企業が各店舗に計30台のRURAを設置し、その接客を東京のオフィスから本部の社員が3名で対応すると、30店舗全てに人員を配置して計30名を雇用する状況に比べて、人件費を10分の1に削減できます。
また本部の社員が接客を行うため、全国どこでも均一で高い質の接客やご案内を行うことが可能です。

このRURAの仕組みは、映像をいつでもどこでも見ることができるSafieのカメラと相性がとても良いです。
具体的には、RURAでの遠隔接客対応時にSafieで映像を閲覧することによって、より店舗現場の状況を把握した上で、質の高い接客を行うことができます。
その様な背景もあり、2023年にはセーフィーからタイムリープ社への出資を行いました。

そして現在私はRURAをセーフィーで販売していくためのオペレーション構築に取組んでいます。

なお、タイムリープ社と同様にセーフィーが出資を行っている企業は複数あり、今後はそれらのサービスもセーフィーで販売していくことを検討しております。


スタートアップ(タイムリープ社)への常駐

ここからは実際に、私がスタートアップに常駐することになった経緯や、常駐の様子をお伝えできればと思います。

常駐に至るまでの経緯

空間ソリューショングループへの異動直後、前部署で担当していた業務と今後担うことになる予定業務の性質の違いに不安を抱えていました。また、それに加えて未経験の業務を、社内だけでなく、社外であるタイムリープ社の方々とコミュニケーションをとって、自らが主体的に進めなければならないことにも不安を感じていました。

そんな折、常駐を通じてタイムリープ社の目線からサービスに対する理解を深めつつ、今後コミュニケーションをとっていくタイムリープ社の方々との関係性を作るという目的のもと、上長から「タイムリープ社に2週間行ってみたら良いのではないか」と提案を受けました。

部署異動して初めてのことだらけなことに加え、社外に飛び出すことになると、よりハードな環境に身を置くことになるのではないかと思いましたが、「何事も経験!」と常駐にチャレンジすることを決意しました。

その後、タイムリープ社の望月社長にも相談したところご快諾いただき、2週間タイムリープに常駐するチャンスを正式に得ることができました。

実は就職活動をする際、”若手のうちから挑戦できる環境であるか”ということも重要な点として私は考えており、それが実現出来るかもしれないと考えてセーフィーに入社した背景がありました。
今回の常駐を始め、業務未経験の部署に異動してチャレンジの機会を与えてもらったように、改めてセーフィーには挑戦の機会が至る所に転がっていることを実感いたしました。

私以外の新卒同期も、やりたいことに手をあげて、チャレンジしている場面を見ることが何度もあり、挑戦する人を応援してくれる環境があることを実感しています。

常駐の目的

この常駐における目的は大きく2つありました。
1つ目は、RURAのサービス拡販に向けて必要な知識を学ぶことです。
もちろんですがサービスが異なれば、それを販売するために必要な知識、人材、販売体制は異なります。その違いを知った上でセーフィー・タイムリープ社双方にとってより良いオペレーションを構築することを目的として、常駐に臨みました。

2つ目は、スタートアップ企業の環境・熱量を知ることです。
セーフィーもまだまだベンチャー企業ではありますが、タイムリープ社はセーフィーよりも設立から日が浅く、勢いのあるスタートアップ企業です。そういった環境に身を置いてその熱量、ビジネスの現場を肌で感じ、そこで得た熱量をセーフィーに還元したいという狙いがありました。

常駐開始!

いつもはセーフィーのオフィスがある大崎に向かうところを、常駐期間は神田にあるタイムリープ社のオフィスにて業務を行いました。

タイムリープ社への初出社で期待に胸を膨らませている様子

常駐開始後、オフィスや端末設定方法をレクチャーいただいた後、すぐに望月社長の外出予定に同行させていただきました
正直、初日は座学のインプットが多くなるだろうと勝手に思っており、早速スタートアップの洗礼をうけました(笑)。

同行先で、社長がどのようにRURAをプレゼンテーションしているのかを間近でみることができました。

それ以降の数日間は、タイムリープ社のサービスについてのレクチャーをいただき、レクチャーの中では、営業に関わる話だけではなく、プロダクト開発や品質管理、オペレーションに関することもご教示いただきました。

さらにレクチャーの中で、まだ対外的にリリースされていない機能を体験させていただく等、まるでタイムリープ社に入社した一名の社員のように扱っていただきました。

タイムリープ社で業務に取り組む様子

サービス提供現場への同行

前章で説明した通り、RURAは店舗にハードウェアを設置するサービスです。そのため、お客様がRURAを使い始めるためには、RURAを使うための端末を実店舗に設置する必要があります。

「この常駐期間中に何としてもRURAが設置される現場をこの目で見たい!」と考えていた私は、端末設置を担当されている方々に「設置に同行させてください!」とお願いをしました。運よく常駐期間中に、首都圏でRURAを設置する機会があり、同行させていただくことができました。

現場では、実際にRURAを組み立てる作業の一部を任せていただき、設置するまでのプロセスや動作確認をふくめ、これからRURAを活用されていくお客様とのコミュニケーションを肌で感じることができました。
また、実際にRURAが使われる現場についても知ることができ、お客様イメージの解像度が高まったと感じています。

同行した端末設置完了後の様子


展示会のサポート

常駐期間がタイムリープ社の展示会期間と重なっており、RURAで接客のデモンストレーションを行う、遠隔接客スタッフとして展示会をサポートしました。

RURAは遠隔接客が出来るサービスのため、神田のオフィスにいながら展示会場にある複数のRURAを飛び回ってデモンストレーションやサービスの説明を行うことができます。

デモンストレーションやサービスの説明をしたり、現地で対応されている社員の方々の説明内容やお客様のリアクションを聞いたりすることを通じて、改めてRURAに対するお客様のリアクションや「すごいね!」というポジティブなフィードバックを感じることが出来ました。

また、私自身RURAの機能を使ったことはあったものの、複数台のRURAを飛び回るようにして利用したことは初めてであったため、RURAを活用いただくお客様の気持ちに近づけたとも感じています。

展示会で遠隔スタッフとして業務しているシーン

物流拠点の視察

RURAはハードウェアを伴うサービスのため、サプライチェーンが存在します。そのサプライチェーンの一部を見学しました。

見学中に浮かんだ「モノの管理はどのように行っているのか」「発注から出荷までのフローはどのようになっているか」という質問にもご回答いただきました。

見学を通じて、RURAの申込みがあってから、どのような手順でRURAがお客様のお手元に届くのかという流れを理解することができました。

出荷に必要な作業を見学しているシーン


常駐を通じて学んだこと

常駐期間を通じて、タイムリープ社が提供するRURAだけでなく、実際にRURAを利用されているお客様に対する理解も深まったと感じています。

また、常駐期間全体を振り返って感じる大きな学びは下記3点です。

①周囲の環境に思考や行動が影響される
②正しさよりも、その場その時で必要なアクションを起こせるかどうかが大切
③自分の仕事は自らつかみに行く

①周囲の環境に思考や行動が影響される

私個人の経験談になりますが、セーフィーの中で働いていく内にセーフィーの環境を基にして物事を考えるようになっていることに気が付きました。
例えば、セーフィーはクラウドカメラを扱っているため、普段の生活の中で「ここにクラウドカメラを設置したらこんなことが出来そうだな」と考える回数が格段に増えました(笑)。

これに対し、タイムリープ社が提供するサービスはRURAですので、社内の雑談で飛び交うトピックもセーフィーとは毛色が違うものでした。
このような環境の違いによってそこに属している人の思考や行動が変わるということ、裏を返せば、今の自分が属している環境が世の中の全てではないことを常駐の期間を通じて強く感じました。

②正しさよりも、その場その時で必要なアクションを起こせるかどうかが大切

ベンチャー企業、特にスタートアップの場合には特にこの性質が求められるように感じます。例えば、重大な問題に直面した時、自分一人では正しく解決できないのであれば、社内でのエスカレーションや、必要に応じてお客様へのコミュニケーションをとることで、その問題による影響を抑えることができるかと思います。新卒で出来ることが少なく、正しいアクションが起こせなかったとしても、必要なアクションを起こすことが大切なのだと学びました。

③自分の仕事は自らつかみに行く

今回の常駐は期間が2週間と短かったため、そこまで明確に期日やタスクが上長から課せられることはありませんでした。裏を返せばこの期間、私は全く仕事をしていないことになる可能性があるのだと、常駐前から考えていました。

そのため、タイムリープ側で用意していただいたカリキュラムを受けつつ、逆にタイムリープでしか経験できないことはこの期間で出来るだけたくさん取り組もうと決めていました。

もちろん、全ての学びはこの機会のために送り出してくれたセーフィーの皆様と、温かく受け入れてくださったタイムリープの皆様のおかげです。ただ同じ環境であったとしても、このマインドをもって自らアクションを起こせたかどうかで、得られた経験や学びは違っただろうなと感じています。


これから挑戦したいこと

常駐期間を終え、今はタイムリープ社での学び、気づきなどを踏まえて、本格的にセーフィーでもRURAの拡販を行えるようにするための、新規オペレーション構築業務が始まっています。
分からないことの方がまだまだ多いですが、社内の様々な部署の社員の方のサポートを受けて、相談に乗っていただきながら、少しでも前進するために奮闘している真っ最中です。

日々上手くいかないこともあって、正直業務中落ち込む瞬間もあります(笑)。ただ、「本当に落ち込むべきことなのか」を最近は考えるようにしていて、不必要に落ち込みすぎず、本来の自分の目的に立ち返るようにしています。

今、私が担当している業務は前例が無いものであるため、マニュアル等があるわけではありません。その状況で生じた1つのミスに引っ張られ、求められているアウトプットが出せないと、負のスパイラルに陥ってしまうと考えています。そのため、目の前の結果だけを見て視野が狭くならないように、起こったことを事実と解釈とに切り分け、一つ一つずつ乗り越えて、前に進んでいくことが大切なのだと自分に言い聞かせています。

今回の常駐を通じて、RURAに対する理解や、タイムリープ社の皆さんとコミュニケーションする機会を得ることができ、常駐前に感じていた不安は一定解消出来ました。

私自身、大変なことも多く、日々出来ないことがあって壁にぶつかり、不安を感じることもあります。
しかし、そんな私でもチャンスを掴めたように、確実に成長できる場がセーフィーにはあると思います。

今後は、タイムリープ社常駐で学んだ、「自らアクションを起こす姿勢」を継続して、バリューを発揮していきます!
また、業務で成果を残して、今回チャンスをくれたセーフィーの皆さんや、常駐を受け入れてくださったタイムリープ社の皆さんへの恩返しをしていきます!


一緒に事業を創る仲間を募集中

あくまで私の働き方や経験は1つのケースに過ぎません。タイミングもあるため、誰しもが私と全く同じ働き方が出来るわけではないと思っています。しかし、セーフィーに身を置くことで、今回のようなチャンスが誰しもにあることは、自信をもってお伝えできます!

新卒1年目という若手にもチャンスがあるセーフィーで私もチャレンジしてみたい!という方は、ぜひ下記の採用サイト、新卒採用サイトを覗いてもらえると嬉しいです。

一緒にワクワクする事業を創っていきましょう!


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