納棺の街

画像1 納棺は、どこででもありえる。 官能も、どこででもありえる。 人がどこででも死ねた街や、 人がどこででも死ねた頃に。 ありふれた出来事である死は、 いつの間にやら秘め事になり。 いつの間にか秘め事になった。 白く骨を残し 息絶えた人。 いつのまにかひめごとになった。 街は静かに死を受け止め 死は静かに息を潜める。 近くには、一心寺。 ほねをおさめるところ。

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