納棺の街 9 さがん@BBQ.care合同会社 2018年5月7日 14:58 納棺は、どこででもありえる。 官能も、どこででもありえる。 人がどこででも死ねた街や、 人がどこででも死ねた頃に。 ありふれた出来事である死は、 いつの間にやら秘め事になり。 いつの間にか秘め事になった。 白く骨を残し 息絶えた人。 いつのまにかひめごとになった。 街は静かに死を受け止め 死は静かに息を潜める。 近くには、一心寺。 ほねをおさめるところ。 9 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート