見出し画像

なぜ、文部科学省は中央省庁の中で「フルクラウド化一番乗り」ができたのか?

2022年1月から、中央省庁でいち早くフルクラウドのシステムを導入する文部科学省の取り組みについて、同省 大臣官房政策課 サイバーセキュリティ・情報化推進室長の坂本秀敬氏に取材させていただきました。BJCCさまのインタビュー記事です。

些細なことまでが法律や政令、省令で規定され、簡単にルールを変えられない中にあって、いかに改革を諦めず、さまざまな工夫を凝らして「変えられるところから変えていく」という坂本氏の姿勢は、一般企業の方々の参考にもなるのではないかと思います。

坂本さんの取り組みの大きなポイントは、「変えられるところから変え」ながらも施策を積み上げ型にとどめず、常にシステムの全体感をとらえていた点ではないかと。

システム設計をする上で重視することについてお聞きしたところ

・「誰のための、何のための改革か」——ということを軸に据えて取り組むこと
・「文科省のありたい姿」から逆算した「全体感をとらえたシステム」として設計すること

の2点を挙げておられたのが印象に残っています。

今回、取材させていただいた坂本さん、以前、話をお伺いした渋谷区副区長の澤田さんをはじめ、本気で行政の現場を変えていこうというリーダーが増えているのは、これからの日本にとって良い流れだなと。続く人が増えていくよう、このような取り組みをされている方々を記事で可視化できたらと思っています。

いただいたサポートは情報収集のために使わせていただきます。