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♡「スキ」まとめ。パン屑みたいなもの。

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☆から♡にアイコンが変わった♪ https://note.mu/fladdict/n/ncf1b60148e27 →スキの一覧が標準装備になった♪ https://note… もっと読む
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2018年11月の記事一覧

売上の6割を占める主力事業を5年で失った富士フイルムが、破綻しなかった秘訣

昨年のワールドマーケティングサミットでの富士フイルムの古森会長による危機に対応するためのイノベーションの講演メモを発掘したので、こちらにも投稿しておきます。 3年前のワールドマーケティングサミットでも、日本企業がなぜイノベーションができないのかという議論で、ウォルコット氏が「何言ってるんだ日本には同じ業態のコダックが破綻した一方で、イノベーションに成功した富士フイルムのような成功事例があるじゃないか」と話題に出ていたのをよく覚えていますが。 今回はその当事者であった古森さん

須恵器・土器を愉しむ【神々のやどる器 ―中国青銅器の文様―(六本木:泉屋博古館分館 )感想】3000年前の超絶技巧100点超の展示

 「須恵器・土器を愉しむ」では、個人的関心事の須恵器・土師器を中心に「考古・郷土全般」に関する都内および近郊の展示に関する感想・情報を綴っていきます。施設側の情報発信が少なく「どこに何が展示されているのか分からない」ことも多いので、参考にしていただければ幸いです。  今回の展示のポイントは次の2点。  ■住友家所蔵青銅器・銅鏡の主要コレクション  ■器種や紋様など詳細な解説 【住友家所蔵青銅器・銅鏡の主要コレクション】  京都に本館を持つ泉屋博古館は、住友家が蒐集した美

なぜ、中華民国(台湾)と中華人民共和国(中国)があるの?

ここ韓国の公募展で優秀賞を頂いた時の、歴史エッセイのテーマは「朝鮮戦争」でした。そこから興味を持ち始めて、紐解いていくと「第二次世界大戦」に至り、次にあの泥沼の「支那事変(日中戦争)」まで調べることになってしまったのです。 そこに手を付けるのには、躊躇しました。 まるで、底なし沼に自分から入っていくようなことだったからです。 しかし「台湾」を調べていくと、日中戦争中の中国には二つの顔である「国民党」と「共産党」があったことや、その二つの党が争った「国共内戦」と、日本を相手

クラシカルデザイナーの生きる道

クラシカルデザイナーの危機感「デザイナーは経営やビジネスも理解すべきだ。」 「いやいや、VRやAR、音声UIなどの新しい領域のデザインスキルを身に着けていくべきでしょ。」 「え、それよりもコードを書けるようになったほうがいいでしょ。」 こんな議論、デザイナーなら一度は出くわしたことがあるのではないでしょうか。 次々と出てくるツールやフレームワーク、現場では求められる能力が広く曖昧になり、何を学び、経験を積んでいけばよいか分からないのが正直なところではないでしょうか。 職

Transparencyについて

LINEに入社して早くも6ヶ月、想像以上に多様性があって、英語と多様なAsian言語が飛び交う中で、怒涛のような毎日を送ってます。 今日は、プロジェクトマネジメントにおける"Transparency"について、書いてみようと思います。 この言葉、一緒にプロジェクトをやっているスーパーエンジニアと、プロジェクトマネジメントの話をしていた時に、彼から出た言葉です。 "プロジェクトをうまく回すにはTransparencyがすごく重要だと思っているよ"と。 その会話の後も、彼と一

バウハウス宣言

あらゆる造形活動の最終目標は建築である。 それを装飾することは、造形芸術にとって最も重要な課題であり、造形芸術は偉大なる建築芸術にとって不可分な構成要素であった。今日造形芸術はそれだけで自己充足しているように思われるが、あらゆる工作者たちが入り混じって意識的に相互に共同作業を行うことで、そのような状態から造形芸術を再び救済することが可能となる。建築家、画家そして彫刻家は、多様な建築の形態を、再びその全体と部分において知り、理解しなければならず、そうすることで、彼らの仕事は自

noteで「お仕事依頼ページ」が作れるようになります

最近、クリエイターのみなさんへのお仕事依頼、イベント登壇、出版依頼がドンドンと増えているようです。とても良いことです。 noteに定住するクリエイターを社会にドンドンと幅立たせるのは、noteの根本的なお仕事のひとつ。この流れを、もっともっと加速できないかなぁと考えて、色々なクリエイターさんに意見をきいてみました。 そんなわけで・・・ ユーザーページに、「お仕事依頼」のコーナーが作れるようになりました! 作り方は簡単。好きな記事の「...」ボタンから、「この記事を、お

365日書き続けたら、どうなった?

昨年の今頃から、ふわっとスタートし、実は昨日365日目でした。うっかり飲み会楽しくて366日目の今日書いてます。この緩さが継続の秘訣かもしれませんが、詰めが甘い。まぁそれでもいい。この1年間、何日かだけ当日かけず翌日2個とかあったりした。それでも365日の出来事や思ったことや日常を言葉に変えていくことを365回やったことになる。 この1年間のビュー数は569,829となった。月平均5万ビューほど。日記1個で1,561ビューみたいな平均。 スキの数は9915。1個の記事に平均

北野天満宮「曲水の宴」に出演したら魂が平安時代に飛ばされるタイムマシンだった話|社長の弘道館留学

平成30年(2018年)11月3日。北野天満宮にて、平安時代の菅原道真公を顕彰すべく平成27年に再興された「北野天満宮 曲水の宴」に演者のひとりとして出演させて頂きました。 (※1 写真 北野天満宮) なぜ河原が選ばれるんだ?とか、何をやる会なの?とかいろいろと疑問があられると思うのですが(すでに多くの方にたくさん言われました笑)でも今日のnoteからは、その件はいったん置きます。 この週末に向けては本当にいろんなことが重なっていたので「極限の週末」と名付けInstag

盗んだ本とお礼と謝罪

僕は本を盗んだことがある。とても悪いことだと自覚はあったし、今でも申し訳ないと思っている。15,16の僕に比べると35歳の僕の謝罪の気持ちは琵琶湖より広く深い。ちなみに深さはわからない。おそらく深いはず。 盗んだのは学校の図書室の本。すいません。図書館の仕事しておきながら…倍返し以上でお返ししますので。でも、ここで白状しておきたいと思ったのには理由がある。盗むのだめということと、でもその本のおかげで今があるということ。 高校時代の僕は夏になると隣の牧場から牛糞の香りが教室

スマートフォンのディスプレイ巨大化に伴う、UIデザインの潮流

前回の投稿でAppleのFluid Interfacesについての論考しましたが、Fluid Interfacesが生まれた一つの背景として、ディスプレイの巨大化があります。 本稿では大画面化するディスプレイへのUIデザインの対応について、現在どの様な流れになっているのか、個人的に観測している中で考察している事をご紹介したいと思います。 巨大化し続けるディスプレイサイズ2007年に初めてiPhoneが世に出てから、現在の最新のモデルiPhone XS Maxまでのディスプ