感動したこと、助けてもらったこと、感謝したことを、ゆっくり咀嚼して自分にできるところから再分配する。

#先日の余談

<脱稿:87%ぐらい(1381W)>

再分配は、経済用語かと思っていたが、「施し」という側面をみると宗教用語でもあるんだろう。まぁ、社会の成り立ちに宗教が大きく影響しているように思う。

人よりも富むことは、金銭だけでなく、感動する回数、助けてもらう回数、感謝する回数など、心の富みも人の形成では大きな存在。

「感謝される仕事がしたい。」

そんな事をしっかり意識したのは、ちょうど一年前(2014年)。納品するコトやモノだけが仕事では無いんだけど、僕の仕事が特にコトやモノが定まっておらずモヤモヤしており、自信が持てなくなっていた。

もちろん、それまで僕の能力不足以外で迷惑を掛けるような仕事だと意識していたつもりはないが、僕じゃなくてもできる仕事の割合が多いんじゃないかと振り返る事が多くなってきた。逃避だったのだろうか、僕がしたい仕事、できる仕事ですらブレていた気がする。

依頼者(クライアント)がいて、その先にお客様(ターゲット)がいる。そして仕事のパートナーなどいわゆるステークホルダーが繋がっている。誰にとって感謝される仕事になれば良いんだろう、すべてがボヤけていたんだと思う。

そんな悶々とした想いもあり、2014年春、仕事の構図を再構築することになった。

僕は、その仕事をする前は個人事業という立場であるが、京都の店舗・企業を紙媒体の地図にしたフリーペーパーを作る会社の運営を手伝っていた。その会社では、クライアントである店舗や企業の広報活動の一環としてホームページやカタログなどの媒体制作も行っていたんだけど、その会社の存続が難しい状態になってきていたこともあって、そのクライアントの1つが新しい事業を立ち上げる際、創立メンバーとして誘われ、給与をいただく立場で仕事をすることになった。

新しい事業では、僕がこれまでお世話になっていたクライアントの業務を引き継ぐことができ、ひとまずご迷惑を掛けることの無い状況にはなったとは思う。そこから数年が経ったが、その新しい事業に誘っていただいた方の期待には答えられなかった。僕は自分の判断の甘さが結果を生んでいると考えている。

僕に求められていること、果たすべき責任、そして、僕が応じれること。手段が違うなら、道具を変えれば良いだけなんだけど、向かう道が異なるとなると、離れるのも1つの選択ということなんだ。今、ふりかえると、コトはそんな薄っぺらいものではない。生きる「覚悟」が甘かったんだったと思う。


周りには「三方良し」とか「商売とは、誰かの役に立つこと」って話が耳に残る。

商売をするために生きているってことでなく、何らかのビジョンを達成するため、商売という手段を選んでいる。そしてその商売が成功するには、社会と繋がることがとても大切。

僕の場合、そのビジョンがボヤけていたこともあったので、再び、個人事業主として活動を始めた2014年6月から「社会とのコミットを探る」という目的のために備忘録(http://re.sahara-makoto.net/)を付け始めた。そんな中でも、仕事を継続させていただくには、まずは目の前の人の役に立つことがもっとも大事なことだと信じて動き始め、気が付くと、1年が経とうとしている。

今、改めて「感謝される仕事をする覚悟」を。


お仕事が少し進んで、美味しいもの食べて、飲んで、目標ができて、感動させていただける幸せ。大切にしたい♪


<言葉> #咀嚼 #再分配 #覚悟

僕のnoteは自分自身の備忘録としての側面が強いですが、もしも誰かの役にたって、そのアクションの一つとしてサポートがあるなら、ただただ感謝です。