見出し画像

ヒノキのウッドデッキだったけれど、ホームセンターで手頃な価格で手に入る赤松(無塗装)に張り替えた。

#先日の余談

自宅にあるウッドデッキの工事が完了したのが2011年12月。それからおよそ7年半が歳月が経ち、ところどころに朽ち始めてきていた。

当時の工事内訳を調べてみると下記の素材で作られていることがわかる。

2011年12月施工
階段:鉄(踏み板はヒノキ)
デッキフレーム:アルミニウム
木部:ヒノキ
塗装:バトン

ウッドデッキは屋根(平屋)の上に付いている。雨、風、そして太陽にさらされる条件となっており、「木材」にとっては過酷な環境だろう。

デッキ材は樹脂製ではなく天然木を選んだのだが、手持ちの予算も心許なく、ウリン、イぺなどの高品質な木材ではなく、ヒノキを選んで、バトンと呼ばれる塗装を施していたんだけれど、設置した環境のせいか、数年で塗装皮膜は劣化して、紫外線によってヒノキ表面が濃い灰色に変化していった気がする。

画像1

施工後2年弱(2013年9月)
若干、バトン塗装は残っているような気がする。雨上がり、ちいさなキノコが生えている様子。

7年半の歳月の中で、階段の踏み板や、上がりきった場所など負荷の条件も異なるだけでなく、天然木としての個体差もあるのだろうか、まだまだ持ちそうな部材もあれば、劣化が早いものが出てきたので、デッキの張り替えを考えるようになった。今となって樹脂製に替えたくもないので、改めて材料をいろいろ調べていると防腐性が高く劣化しにくい天然木は単価が高い♪

同じ条件(ヒノキ+バトン塗装)にしたとしても、再び7年ぐらいで張り替えとなるが、さらに高品質な材料にすると、階段の躯体である鉄部が持たない気がする。(鉄は流石に塗装メンテが必要だろうが...)

と、いろいろ悩んだ挙げ句の果て、、

継続的なメンテナンスを如何に手軽にできるかにポイントを置くことにした。材料はホームページで手に入る安価な建材「赤松」を用いることにして、試しに階段の踏み板の一つからテスト(1年ほど前)してみると、まぁ特に遜色もないようなので、日曜大工の延長でウッドデッキを全面張り替ることにした。(木材名の備忘録として「赤松」と「レッドウッド」は同じく針葉樹だけれど全く別ものー)

劣化の個体差(2019年5月)

画像2

断面から判断するにまだまだ元気な部材もあるので、使える材は再利用する予定。ちなみにその断面で木の匂いを確認すると確かにヒノキです。

画像3

既存の材を解体してみると、アルミ躯体に木材を固定していたネジがステンレス製と鉄製が混ざっている。鉄製のものは当然錆びており、解体時に折れてしまうものも何本かあって、この環境で7年は持たないことがわかる。ドリルねじでも無かったけれど、本来はすべてステンレス製にしたかったのだろうか? (施工意図が不可解だよ)

準備運動がてら門扉を作り直す

画像4

ウッドデッキと同じ頃(2011年12月)に作られた枝折戸というか庭木戸。同じように劣化もしていたが、昨年の台風でひどく損傷もしていた。
木材は同じく赤松、仕上げは無塗装

張り替えたウッドデッキ

画像5

画像6

300本ほどのドリルねじをインパクトドライバーで打ち込んだんだけど、大工さんの苦労が身に染みた。インパクトドライバーも10年ほど前に買ったこともあって、老体にちょうど良いタイミングで充電が切れる♪

張り替えた階段部

画像7

勾配はほぼ垂直という感じなので、元の踏み板は一枚板だったけれど、30x40の材に替えたことで隙間を作って梯子のように手をかけやすくした。そして、下に見えるグレーの部材は先行(1年ほど前)して試した箇所。無塗装のため劣化スピードが早い〜。

今回(2019年5月)の材料費

木材 赤松(人工乾燥、モルダー仕上げ)
サイズ 30x40x1980(mm) 計8束(96本) 30,000円ほど
(購入ロットのため15本ぐらい余っている。何を作ろう♪)

ドリルねじ(鉄)

φ5x45mm 400本箱 2,000円ほど

今後の課題

今回、赤松の無塗装としたが、当然耐久性に大きく影響がある。正直なところ、塗装などでガチガチに表面皮膜を作って保護するのが面倒なのだー。そのため、当面、このままで様子をみる予定。朽ちた箇所から張り替えるというループができると、メンテナンスが手軽になるかと...
(塗装した方がいいよって助言も受けているんだけれど、やる気が...)

補足:草津温泉の湯樋は岩手県産の赤松製だと聞いた。(耐久性あるってことだよね)

(追記:その後の状態を報告しておきます)

#ヒノキ #赤松 #ウッドデッキ #日曜大工

僕のnoteは自分自身の備忘録としての側面が強いですが、もしも誰かの役にたって、そのアクションの一つとしてサポートがあるなら、ただただ感謝です。