アロマクエスト|(11)|旅立−3

「ど、どうやって?」

緊張した面持ちで、少年はたずねた。

こうしている間にも、黒い影が迫ってくる。


「何か、武器をイメージして!」

少年は、扱うのが得意な武器をイメージする。

数秒後、緑色に輝く光の矢が出現した。


「こ、これは…」

おそるおそる見ている少年に、メンタが口を開いた。

「これは、ボクのエネルギーを形にしたものだよ。これで攻撃するんだ!」


いつの間にか、メンタと名乗った生き物は少年の肩に乗っている。

不思議と、ほとんど重さは感じない。

よく見ると、その体が光の矢と同じように輝いている。

「さあ、ボクのエネルギーが切れないうちに…」

「わかった。」


少年は、弓に光の矢をつがえると、目の前の黒い影に狙いを定めて放つ。

まっすぐ飛んだ矢は、黒い影の身体をしっかりと貫いた。

動きが少し遅くなったような気がするが、目に見えるような変化はない。

「1本だと効かないか…。よし、もう一度。」

続けざまに2本、矢を放つ。

黒い影は、うめき声をあげて倒れる。

しばらくすると、影がだんだんと薄くなっていく。

(つづく)

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sai_taka

アロマクエスト

ふと、頭に浮かんできた物語です。
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