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お祓いに行ってきました。

こんにちは。暖冬かと思ったらここのところ急に冷えますね。暖房を切るに切れない「月の見える丘邸」亭主の月松です。

去年の年末に職場が2箇所爆発した話をしたんですが

この他にも体を壊したり長いご縁が厄介な形になってしまったりと最近散々なんだよね、という話を知人の不動産関係者にしたところ、それはお祓い行かなきゃだめだよ!と背中を押してもらい、人生初の厄祓いに行くことになりました。

実はそこそこ有名な観光地出身なのですが地元の神社にお祓いに行ったことがなく。
というのも、

正月近辺はとにかく地元が混む!!

車は夕方付近まで街中に進入禁止の歩行者天国。地元民は三が日空けるまで基本的には家を出ない、という人が多いんですね。初詣も三が日以降に行くという人が多いんじゃないでしょうか。少なくとも我が家はそうです。

その不動産関係者の知り合いの地元もそうらしく、なのでお祓いに行くなら節分辺りがいいよと教えてもらいました。流石、不動産関係者はそういう話詳しいですね。私より歳も上で知識も豊富な友達なので教えてもらえてよかったです。

あまりその辺信心深い人間ではないのですが、何事も経験だよね!という気持ちや好奇心もあり、せっかくなので地元でも有名な神社に行ってみることにしました。

ということで節分を間近に控えた2月1日、平日の真昼に行ってきました。鶴岡八幡宮!

地元に三十年近く住んでいながら実は一回もお祓い行ったことなかったです。
平日の午前中ということでだいぶ空いていましたね。屋台もまだあまり出ていなかったです。
いつも通り道として境内を通過するだけなので、うろうろ歩き回るのなんて学生の頃以来だな~と思いながらお祓いの申し込みへ……

厄祓いも兼ね、商売繁盛、健康祈願をしてきました。とにかく去年はこの二つがボロッッボロで酷いもんだったので……

ちょっと驚いたんですが、祈願の際にフルネームと住所と祈願の内容フルで読み上げられるんですねwww
おいおいこのご時世大丈夫かよと言う気持ちにもなりつつ、まあそりゃ神様にお願いするのに名乗りもしないなんて失礼ですもんねという気持ちもあり。日本人ですね。
懐かしい地名を聞きながら、やはり厄祓いに来てる方も多いなと思いました。地元民はこの時期に来る人やっぱり多いんですね。県外から来てるの私だけでした。

お祓いといえば過去に第二次世界大戦での日米戦争関連の仕事に携わったことがあるのですが、その際は関係者一同で靖国神社にお祓いに行きました。その時はお神酒を飲んだなあと思いつつ、今回はそういうのは特になし。
残念、と思っていたら(不敬だぞ)お土産にお神酒と最中をいただきました。撤饌(おさがり)というんですかね?

これはお神酒。静の舞(しずかのまい)ですね。八幡宮の舞殿で毎年行われる舞のことです。
文治2年、義経と同行していた舞の名手、静が鎌倉で囚われの身になっていた際、頼朝から命を受け、鶴岡八幡宮で義経との別れの悲しみを舞ったものです。
毎年、舞の上手な人が選ばれるそうです。私は舞に関しては全く無関係の人間のため(小さい頃バレエを習っていたくらい)どこからどう選ばれるのかは存じ上げないのですが……

スッキリとしていて水みたいな飲み口ですが、後味はしっかりと日本酒の風味が残る美味しいお酒でした。
このお土産、御供物ともいうらしく、神前に御供えし神様の力が宿った食物だそうです。なるべく早めに食べて神様の力を身体に取り入れるのが良いとのことだったので早速いただきました。最中は写真撮り忘れちゃった……

あとはめちゃくちゃ立派な御札をいただきました。

めちゃくちゃ個人情報(本名)書いてあるので外側だけ。五十センチくらいある。デカい、分厚い、重たい。こんな立派なのくれるんだ!?と驚きました。ちゃんと南向きに部屋に飾ってあります。

その後は普通に特に観光もせず帰って来たんですが、せっかく午前中から動いてたしということで、昔お世話になっていた教会へ足を運んできました。
教会と言っても怪しいもんじゃないです(CoC脳)。ごくごく普通のカトリック教会ですね。
全然信心深い人間ではないのですがこう見えて一応洗礼を受けておりまして。その洗礼を受けた教会です。
久しぶりに足を踏み入れましたが、やはり独特の厳かな雰囲気がありますね。しばらくぼーっとして空気を味わって、今後何か描写の参考になるかしら、など考えたりして、軽くお祈りをして帰ってきました。手には八幡宮の御札持ってね。シュール。

実は鎌倉って神社仏閣だけでなくキリスト教にとっても割と古くから重要な街でして、有名な教会があったりします。近辺の神社仏閣ともいい関係を築いておりまして、毎年宗教者会議というものがあったりします。
鎌倉に拠点を置く神道、仏教、キリスト教の関係者らが宗教の壁を越えて結成した集まりのことで、東日本大震災の後など、八幡宮や円覚寺で合同祈願を行っていたりなどが記憶に新しいです。日本らしい、宗教の素敵な形だなと思いますね。

他にも鎌倉は古い日本建築だけでなく、大正時代以降に建てられた洋風の建築などが数多く残っていたりと、和洋折衷の景色が美しい街だったりもします。
裏駅の赤尾耳鼻喉頭科や旧安保医院なんかが有名ですね。こちらも、小さい頃はお世話になりました。

横浜近代建築アーカイブ「赤尾耳鼻喉頭科」

この、のんびりとして穏やかで色んな人が生きやすい雰囲気が好きですね。地元。
ちょっと街中離れるとめっちゃ山だったりするし車ないと生活できないエリアも多いけど。
よく鎌倉の話すると海とかスラムダンクの話をされるんですけど、私は七里ヶ浜とか江ノ島方面の方の人間じゃないのでそっちの方の話はあんまり分からないです。インドアなので海とか行かないし。同級生には居ましたけどね、鎌高とか七高行った子。

お祓い行って以降、有難いことに職場環境は改善に向かっています。偶然と考えるのは簡単ですが、ご利益だと思っておいた方が人生楽しいと思うので素直にありがとうございますと部屋の御札に手を合わせています。一緒にいただいた御守りは財布に入れてます。

TRPGでたまに聖地巡礼出来るタイプのシナリオを見かけますが、いつか地元を舞台に書いてみたい気持ちもありますね。その際はきちんとロケハンして挑みたいと思います。

では、ここまで読んでくださりありがとうございました。またね。

月松

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