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クローバー・オオバコ街道の出現と刈払機の関係

見沼菜園クラブたんぽぽ農園の前にクローバー・オオバコ街道が出来ずつあります。

農園前は花壇のようにして、ジョギングやイヌの散歩、サイクリングがてら見に来る人を増やし、農園がマイクロツーリズムの拠点として機能するようになればいいなあと思っていたのですが、

夏場は、相当に背の高い草が茂り、草取りに追われてしまうと言うことが繰り返されてきました。

昨年秋頃から、少し考え方を変えてみました。

第一に、地下茎型の雑草の地下茎をなるべく掘り起こすと言うことです。

ヨモギやコウゾリナは夏場、人の背丈を越えるほどになり、その場所を「ジャングル化」してしまいます。ヨモギやコウゾリナは、地下茎を持っていて、刈払機を使っても地下茎は除去できません。地上部を刈られて枯れてしまう草がなくなった後、地下茎が生長し、新たに芽吹いてくるので、刈払機除草だけをしていると、刈払機を使えば使うほど、ヨモギ・コウゾリナジャングルが出来てしまうわけです。

昨冬、これらの草の地下茎をかなり掘り起こしました。春・初夏の時季には残っていた地下茎からまた芽生えてきましたが、現在、芽生えてきたものを地下茎ごと抜くことを続けています。

第二に、一年生の雑草であっても、背が高くなるものやツル性のものが春から初夏にかけて芽生えてきたら抜く努力をすると言うことです。

オオブタクサのように、一年生で背が高くなるは多年草・地下茎タイプで背が高くなる草とともに夏場の雑草ジャングルを形成します。

またイシミカワ、ヤブカラシ、カナムグラのようなツル性植物が背が高くなる雑草に絡みつくと、ジャングル状態は、更にひどくなり、刈払機による除草も進みません。

これらの一年生で背が高くなる草やツル性雑草は見つけ次第抜くようにしています。

それ以外の雑草・・・例えば、越年性で叢性雑草のスズメノカタビラなどは抜きません。おそらく、5-6月頃に枯れて地を覆うと思われます。

こうした中でクローバーやオオバコが育っています。

クローバー、オオバコは多年生です。昨夏、刈払機を使う時もなるべく刈らないようにしてきました。

また刈っても、また芽生えてきます。

クローバーやオオバコはそれほど背丈が高くならないので、夏場のジャングルを形成しません。

刈払機を使う事自体が悪いのではなく、刈払機による除草の特性・・・地下茎や多年草の根が生き残り、地下茎タイプ・多年草が中心の生態系になっていくことを理解した上で、

背が高くなる地下茎タイプの草は地下茎ごと抜く、背が低い地下茎タイプの草、多年草は残すと言うようにしていくと、「クローバー・オオバコ街道」的な光景が生まれてくるわけです。

なるべくジャングル化しないきれいな農園のフロントラインを作っていきたいと思います。

2週間予報では、5/4、5/5は平年値(1980-2022平均値)より最高気温が3℃
高、5/6は5℃高の見込みです。
5/6–5/8、5/11–14 雨が降るとの予報で、5/7-5/14の間は平年値並の最高気温、5/15、5/16は 2℃高、5/17は3℃高の見込みです。

晴れると例年よりかなり高温、雨が降ると平年値並みなると言う状況が維持されていると見るべきでしょう。

こういう中で迎える「梅雨」はどのようなものになるでしょうか。

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