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雑草の生え方や集中豪雨の目安・・・「百十日」、「六十六日目」と言う考え方他

2019年台風19号で見沼菜園クラブたんぽぽ農園が3日間水に浸かったのが、二百廿日、9月10日頃の出来事でした。

二百廿日と言うのは、立春から数えて220日目と言う意味です。

今回、たんぽぽ農園、麦茶とお堀農園とも一時的にでしたが、水に浸かったのは、立春から120日目で、「百廿日」と言ってよいかもしれません。

ところで梅雨明け付近7月初旬は、各地で集中豪雨による災害が起きやすい時季です。

「立夏(5/5頃)」を起点に考えると、7/3が60日目、7/9が66日目になります。

ところで夏至(6/21頃)を過ぎて、畑にいくと、雑草の茂り方の「スゴイ感」が増してきます。

夏至を過ぎたあたりから、雑草の生育が飛躍的に早くなってくるように感じます。イヌビユやシロザなどを放置しておくと、人の背丈を超えるようになってくるのは、やはり7月初旬・中旬にかけてで、1-2週間で「アッと」言う間に、畑に「ジャングル」が出現してきます。

雑草の茂り方は、梅雨の走りとなってくる小満(5/20頃)頃から目立ってくるようです。この頃から夏雑草であるメヒシバ等が芽生えてきて、どんどん茂っていきます。

また、イヌビユなども発芽してくるようです。

小満以降、立秋(8/7頃)までの節季(含む雑節)を上の図にまとめてみました。(節季の日付は、年によって少し変わり、だいたいの目安だと思って下さい。)

日本の習わしで言われている「八十八夜」や「二百十日」、「二百廿日」は、たいてい立春起点で数えた日数にちなんでいます。

二百十日、二百廿日は、農家の間で稲刈りとともに台風到来に備える意味で言い伝えられてきました。

見沼菜園クラブでは、二百廿日は秋の葉物類の種まきの目安にしています。この頃を過ぎると極端に暑い日が減り、害虫も少なくなってきます。

虫除けにネットを張った後に、野菜が生長し、ネットで圧迫されているような状態で秋雨が降り、雨後に気温が上がると、密着した葉と葉の間に入り込んだ雨水によって葉が腐ってしまったりすることがあります。

二百廿日過ぎに種まきをすると、こうした心配をあまりしなくて済みます。台風も少なくなるので、冠水被害も避けやすいと言えます。

このように、現代の野菜作りでも、昔からの農家の言い伝えにある雑節の日付は役立ちます。

従来のものに加えて、立夏起点で「五十日目」、「五十五日目」、「六十日目」、「六十六日目」

それに、立春起点の二百廿日にならって、「百廿日」を梅雨前後の雑節として、農作業や防災の目安にしてはどうかと思います。

台風の発生が早い年は、「百廿日」、「五十日目」あたりから畑の冠水の可能性があると考える、

「五十日目」、「五十五日目」ぐらいから雑草の生育速度は早まる、

「六十日目」、「六十六日目」ぐらいまでの1-2週間で雑草は一気に育っていく、

そして、梅雨明け間近の集中豪雨の被害は、「六十日目」、「六十日目」頃に多い、

そういう風に考えて「高温化」している現代の雑節としていったらどうかと思います。

2週間予報は、現時点でその六十六日目頃までのお天気を予測しています。晴れれば34℃ぐらい(平年プラス7℃)まで気温があがり、雨が降る日は29℃前後で平年プラス1℃程度の見込みです。

このまま、梅雨明けを迎えるとその後は本当にどのくらいの気温になるのでしょうか?

本日の「五枚目の数字づくり」は、「1」、「4」、「2」、「5」で「1」を作るです。

実際にポーカーチップを積んだり、並べたりしてやってみると、「計算」とは何かと言う事について、ある事に気づくと思います。

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