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秋冬野菜の霜よけ栽培のための溝底畝づくり

アドベント寒波と小寒・大寒寒波が要注意

2023年の夏は7月から最高気温37℃-38℃の日がありました。7月-8月を通じて、35℃以上の猛暑日の日が多く、9月に入っても30℃台の日が続いています。
しかし、このような猛暑の中でも忘れてはいけないのが、冬場の霜害です。
過去の経験では、11月20-25日頃のアドベント(クリスマス4週前)寒波、1月7-15日頃の小寒、大寒寒波で、葉物類や根菜類に大きな被害が出ています。

地面に大きな溝を掘って、種をまく

こうした霜害を防止するために取り組んでいるのが、「溝底畝」栽培です。
通常、畝は、畑に帯状に土を盛り上げて作ります。その盛り上げた上の部分に5-10cmほどの「溝」を作って種まきをするのが「溝底播種」と呼ばれる技法です。
溝底では、地上の気温変動が緩和されているため、夏場や冬場の種まきでも発芽しやすいとされています。
僕自身、過去に夏場にニンジンの溝底播種をやって、成功しています。
この溝底播種の発想を更に進めて、地面に大きな溝を掘り、その溝底に畝を作ってしまおうと言うのが「溝底畝」です。
今回は、現在(2023年9月)進行中の溝底畝づくりの方法をお伝えいたします。

溝底畝づくりのための道具

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