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執筆実績:電験3種受験を思い立ち、最初にとった行動、その後の行動は?

 電験三種の受験を初めて考えたのは高等専門学校三年の時でした。
 高等専門学校の3年次ということで5年間受験がなく、大学受験とは無縁で目標の立てにくい状況であったため、何か目標になることを考えたいと思っていた時、電気主任技術者という資格があり、世の中でこの資格は持っていて損はないとよくいわれていたためいろいろと調べてみました。
 まずは電気主任技術者の試験内容を見るために書店で電気主任技術者試験の参考書をみました。
第一種、第二種、第三種とあり、第三種が一番簡単だと言っても、単年度合格率は10%台で、試験科目も四科目あり、その範囲も広範囲である、結構な難関であることもそこで初めて知りました。
 また、科目ごとの合格もできることも知り、複数年で合格しようともそこで考えました。それは、長いスパンでの受験計画を立てなければならないなとも感じる確固たる決意を必要とする決断でもありました。
周りの人でも電験三種などには興味を示さないような人もいっぱいいましたけど、やはり自分としてはせっかく電気系の学科を出ているのですから、資格の一つぐらい取ったほうがいいかなとも考えていたので、いい勉強の機会だと思い、大学受験の代わりに受験していこうと決心しました。
まずは、一年次の専門科目の習得する電気回路や電磁気学といった電気の基本的な項目が出題される理論から勉強を始めました。
電験三種であれば、理論の問題に微分積分といった高度な数学が含まれた内容が出題されることが少ないため、オームの法則や、アンペアの法則、クーロンの法則といった電気の基本中の基本となる勉強から始めるようにしました。
電験三種の理論は、こうした電気回路や電磁気学の基本法則を知っていれば、公式に当てはめて四則計算を行えば正解が出るような問題が多く出題されるため、こうした問題を重点的に勉強しました。
まれに電子回路のような高度な問題が出ることもありますが、それはB問題と言われている難易度の高い問題での出題となることが多く、合格基準の六割を取るためには捨ててもよい問題でもあったため、あまり勉強はしませんでした。
とにかく、電験三種受験の初年は、とにかく理論を勉強し、とりあえず、電力、機械、法規を受験してみて、電験三種という試験の感覚をつかむことに注力するようにしました。
学生時代で社会に出るまであと2年あるため、こうした余裕を持った受験をすることができたと言えます。
 思い立った時にできることをその日からやっていくことが重要と言えるでしょう。


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