ハンドパンを借りる際に気をつけるべき7ヵ条
こんにちは、関西でハンドパンを嗜むSaikiという者です。
ハンドパンの演奏やコミュニティへの参加以外にも、ハンドパンメーカー検索サービス「Pandict」の管理人もしています。
世界のハンドパンメーカーについて興味がありましたら是非ご利用ください。
さて、日本のハンドパン奏者も年々増加し、各地で様々なイベントやコミュニティが開かれている昨今、「人のハンドパンを少しお借りする」場面も増えてきていると思います。
ハンドパンは高価かつデリケートな楽器であり、借りるにはそれ相応の心構えが必要だと考えますが、具体的にどのような点に注意すべきかということについてはあまり明文化されてはいないように思います。
万が一のトラブルを避けるためにも、私がハンドパンを借りる際に注意している点を7個僭越ながら紹介させていただければと思います。
1. 持ち主に必ず一言声をかけるべし
借りる前に必ずハンドパンを借りる旨を持ち主に伝えましょう。
その場に持ち主がいなかった場合は潔く借りるのを諦め、持ち主が登場するまで待ちましょう。
先ほどにも述べたとおり、ハンドパンは高価な楽器です。ハンドパンの持ち主は「うちの子を可愛がってあげて」と「万が一大きく破損したら…」の葛藤を持って貸し出しているという前提を理解し、少しでも安心してもらうために「今あなたのハンドパンを借りています」ということを認識してもらってください。
2.演奏する場所を選ぶべし
借りたハンドパンはなるべく周囲が安全な環境で演奏しましょう。
例えば、什器や他のハンドパンでいっぱいの狭い場所は避けるべきです。また、雨や雪、直射日光が当たる場所なども避けましょう。
持ち主の見える範囲で試奏することもお勧めします。
3.ハンドパンを傷つけないよう配慮すべし
とにかく高価、かつ修理が難しい楽器です。最大限、破損の危険性がある要因は排除しましょう。
腕時計、指輪、ブレスレットなどアクセサリー類は必ず外してください。紐の先が金属製のパーカーの紐や長すぎるネックレスなども要注意です。
また、夏場で手汗を沢山かいている場合は一度タオルなどで拭いておくのが理想です。
ハンドパンを持ち上げるとき、運ぶとき、床に置くときなどもなるべく慎重にしてください。
まだハンドパンの扱いに慣れていない方は、床に置いたままの演奏がお勧めです。膝の上に置いて演奏し、万が一膝から楽器が落ちてしまった場合、一撃で凹み、チューニングの狂いを引き起こします。
4.長時間占有しない
ハンドパンの演奏はとても楽しく、特に普段触ったことのないスケールや素材を前にすると気付けば長く占有していたなんてこともあるかもしれません。
借りている時間が長ければ長いほど、持ち主は借り手を気にしないといけない時間が長くなりますし、他の方が試すこともできません。
目安として長くとも5分ほど試したら、一度お返しするかもう少し触っていいかなど一言声をかけるなどしましょう。
5.特殊な奏法は避けるべし
こちらは中級、上級者向けの内容です。
例えばあまりにもアグレッシブな速弾き、膝の間にハンドパンを立てて演奏、ディングを手首でノックする奏法、トーンフィールドを指関節でノックする奏法などは私は避けています。
特にディングを手首でノックする奏法はハンドパンメーカーも推奨しておらず、ディングが狂いやすいと言いますので必ず避けた方がいいと思います。
もちろんこれは借りたハンドパンという前提ですので、ご自身で所持しているハンドパンについてはこの限りではないです。
6.丁寧な姿勢を持って返却すべし
借りたハンドパンはなるべく元の場所に戻しましょう。
持ち主には、お礼とどこにハンドパンを置いたかはしっかり伝えてください。
7.褒めるべし
借りたハンドパンについて少しでも感想を伝えてあげると、持ち主としてはすごく嬉しい気持ちになるのでお勧めです。
どんな印象のスケールだったか、音の配置はどうだったか、そもそも音自体はどんな感じだったかなど一言でもいいので伝えてあげてください。
そこから会話が広がってそのハンドパンならではの奏法を教えてくれたりするかもしれませんよ…!
おわりに
以上がハンドパンを借りる際に気をつけるべき7か条でした。
これはあくまで私が勝手に推奨しているものですが、的外れな内容にはなっていないと思います。
ハンドパンを借りる際には十分に注意し、楽しいハンドパンイベント、コミュニティになるよう協力しましょう!
どこかで私に出会った際には、ぜひマイハンドパンを試して欲しいなと思っていますので、お気軽にお声がけ下さい!
長文になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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