その人の障がいなんて、聞いてみないとわからない

障がい者の方が投票に行ったところ、受付の職員さんから、「字が書けるのですか?」と聞かれたお父様が大激怒してしまったというニュースだそうです。

これは、いくらなんでも、こんな障がい者・家族ばかりではないと釈明したいです。
普通に考えれば、このお父様が相当に短気な性格の方と考えるのが妥当です。
いや、「障がい者をぉ、お持ちの方のようですけどぉ〜、字とかって書けるんですかぁ〜〜?」とか、「字書けますか?(明らかに見下した感じの高圧的態度)」とかでもない限り、怒りませんけどね、私は。

私も、今年の春、地方統一選挙の実施地域で投票してきましたが、そのときに、「字は書けますか?」とは聞かれました。私は、「書けますので大丈夫です」と答えて、それぞれ書き終わったときの一覧表の切り替えだけ手伝っていただきました。それだけです。(投票箱近くが混雑している場合は、投票を代行していただくこともありますが)

ちなみに私ですが、スピードは多少遅いものの割と普通に字は書けます。一応、漢字検定準2級の検定合格もしています。
それでも、見た目は車いすですから、選挙に行ったときに字を書けるかどうか、前述のとおり聞かれることがあります。職員さんから見れば、身体に障がいがあるように見えた時点で、字が書ける人なのか、支援する必要があるのか、不安になるのです。

障がいの内容にもよりますが、それに対して文句を言うような(言いそうな)家族は、適当にロビーにでも置いて、投票場には自分で行けばいいと思います。(私はそうしています)

今年は夏に参議院選挙があります。私も今月、また投票しに行く予定です。
その際、職員さんから、「字を書けますか?」と訊ねられたら、「書けます」と笑顔で答えたいと思います。
私はそんな人でありたいと思ったニュースでした。

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