障がい者の障がいの問題

Yahoo!ニュースにあった記事からピックアップしてみました。
なんでも、漫画家さんか美術館に行って絵を鑑賞していたところ、障がい者(車いす)の方に殴られたそうです。
そこで、漫画家の方は美術館の職員さんに助けを求めたそうですが、「あの人はいつもああなのですよ、いつものことなので…」という感じで取り合ってくれなかったそうです。

障がい者に対する障がいの理解は大切だとは思いますが、度を超えたものについては、多少の注意はやむを得ないと思います。
今回の件については、公共の場所である以上、美術館側である程度把握し、出入り禁止にするなど、対応が必要だったと思います。……まあ、出入り禁止にすると、トラブル部分を切り取られたうえで人権団体に批判されてしまう可能性がありますね。それを美術館側が嫌がった結果、車いす側の方を過剰擁護してしまった……とも言われていますね。

私も以前、作業所に通っていた時代、先輩の利用者からセクハラに遭ったことがあります。
それを作業所の職員さんに報告したときに、言われた言葉の要約が以下です。
「守るべきは当然あなたのほうで、守ります。だけど、あの人も我慢がきかないという、障がいの特性なので、ある程度は仕方ない。理解してほしい」
私はこの言葉、理解はしましたが、納得できません。今もしていません。
『団体でいるときは我慢できて、2人きりのときは我慢できないなんて、そんな都合のいい障がいがありますか〜?』という心境でした。

残念ながら、現状としては、障がい者の理不尽について、多少は我慢しなければならない世界なんだと思います。皆さまへの警鐘というよりも、自分の納得用に書いている感がほとんどですけども。健常者だけではなく、その部分において当事者よりも軽度な障がい者が我慢しなければならないことも多いのです。この辺については、また改めて記事にしたいと思っております。

冒頭の記事に話を戻しますが、今回の漫画家さんがおっしゃるように、障がい者全体での批判にならないことを祈ります。

また、殴り返してしまった際のリスクがすぐ頭をよぎったとのことで、この漫画家さんは冷静な方だと思います。ただ、そこまで冷静なら、後ろに車いすの人がいることに気がついて欲しかった気もします。前に人がいるって、申し訳ないのですが、本当に邪魔なのです……。

大阪の吹田で起きた拳銃強奪事件の容疑者も、精神障がい者だということで、障がい者への批判が否が応でも強まらないか不安なばかりです。
いくら批判が高まらないようにお願いをしても、こうも事例が続いてしまうと批判が高まるのも仕方がないという思いがあるからです。

私の場合、車いすで障がい者なのを隠しようがないため、せめて障がい者として批判を浴びないような生き方をしていきたいです。

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