第14回 ワーケーションについて少し深掘りする回

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

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前回は西湖ワーケーション協議会の河西さんへのインタビュー回でしたが、今回はそれに関連してワーケーションについてもう少し深掘っていきます。

「ワーケーション」という言葉自体はもうだいぶ市民権を得たというか、聞いたことぐらいはある方がほとんどだと思います。
「Work」と「Vacation」をくっつけた造語ですね。
リゾート地などに行き、普段とは違う環境に身を置いて、脳をリフレッシュさせた状態で仕事をするというスタイルが最近増えてきています。

これは当然コロナの影響が大きく、出社ができなくなってしまった会社や、また時代的な背景から、IT系のお仕事をされてる方で物理的に会社に出社しなくてもいい方、人と会わなくても仕事が成り立つ人、フリーランスのクリエイター(デザイナーとかライターとか)、そういった人はどこかにわざわざ行ったりしなくても仕事ができるようになってきていると思います。
そういった中でワーケーションというものが最近流行ってきていると。

こういった新しい考え方というのは、メリット・デメリットがまだ精査されていない状態なので、少し誤解を孕んでしまうことがありますが、先日、Voicyでも配信されている伊藤羊一さんのお話がとても分かりやすかったので、それを踏まえてお話したいと思います。

簡単に言ってしまえば、リゾート地に行って仕事をすることがワーケーションなんですが、行った先でどんな仕事をするかが重要になってきます。
先述のようなIT系の方やクリエイターの方は元々コロナ以前からリモートワークをやられていた方も多いと思うので、(ワーケーションに)すでに慣れている方が多いと思うんですが、最近になってワーケーションを取り入れた方というのは、どこかに行って普段と同じ仕事をするという風に捉えていることが多いと思います。
かくいう僕も最初はそう思っていたんですが、実は「ワーケーションに向いている仕事・向いていない仕事」があったり、「ワーケーションでやるべき仕事・やるべきではない仕事」があったりするんですね。

4月17日放送の伊藤羊一さんのVoicyを聴いてもらえれば早いんですが(笑)、要はいつもと違う環境に身を置くことでいつもと違う刺激が入ってきたり、脳をリフレッシュさせて短時間で集中して作業をする、特に、新しいアイディアが必要なクリエイティブな作業をすることが、ワーケーションに向いているという話です。

逆に、メールの返信や事務処理、定例会議というのは、別にリゾート地に行かなくてもできることですし、特別脳を活発に使う必要がない作業になるので、そういったことはわざわざお金を払ってどこかに行ってまでやることではないんじゃないかということです。

最近幻冬社の箕輪厚介さんがVoicyでとあるレポートをされていて、ワーケーションを推進している企業のモニターで、沖縄のリゾートホテルに泊まりながら1週間ぐらい仕事をするというものだったんですが、全然仕事ができなかったという風におっしゃってました(笑)
全然遊んじゃうと(笑)

行った先で何をすべきかは自分で決めることだと思いますし、仕事の内容のよっても合う合わないがあるとは思いますが、ワーケーションもやり方によっては箕輪さんのように全然仕事ができなくてただの旅行になってしまう可能性もあるので、そういったところも予め頭に入れておく必要があるかと思います。

さて、ここからは宣伝にもなるんですが(笑)、なぜ今回ワーケーションの深掘りをしたかというと、今僕が住んでいるこの西湖という場所は、ワーケーションに非常に適していると思っていて、ぜひおすすめしたいからなんですね。
というのは、僕は山に登ったり走ることが好きなんですが、僕自身の体験の中で、そうやって体を動かしているときに脳が活性化されて新しいアイディアが浮かんだり、頭の中でごちゃごちゃしていた情報が整理されてまとまったりすることがままあるんですね。
なので僕は山に登っているときや走っているときにはスマホを常に携帯するようにしていて、何かを思いついたりした時にはすぐにスマホにメモするようにしています。

つまり、体を動かすアクティビティと、クリエイティブな発想を必要とする仕事の相性がすごくいいんじゃないかと、個人的には考えています。
ただ環境を変えて仕事をするだけでもリフレッシュはすると思うんですが、さらにそれに加えて、すぐ近くに自然がある西湖のようなところでは、ちょっとした休憩時間に森の中を歩いたり、少し山に登ったり、あるいは湖でSUPをしたりすることで得られる刺激というのが、ITやクリエイター系の仕事だけではなくて、案外どんな仕事にもポジティブな効果をもたらすのではないかということですね。
どんな仕事においても新たな発想やメンタリティの健全化というのは大いに役立つものだと思います。
そういった部分でこの西湖という地を活用していただいて、みなさんの今の仕事をより良い方向に進めていっていただければと思うところであります。

山口周さんも「ニュータイプの時代」という本の中で、偶発的にエラーが起こることで生物は進化を遂げてきた的なことをおっしゃってますが、自然の中で体を動かすことって、偶発性の宝庫なんですね。
一見何の役に立つかわからないようなことが、後々大きな意味を持つ可能性がある。これは、効率性を求めて徹底的に無駄を省くことがよしとされている今の時代において、重要な考え方だと思っています。

というわけで、西湖、おすすめです!

それではまた!


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