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自分の可能性を拡張させる方法(コミティア東2-S50b『カタルシスプラン外伝』134)

「ギャラリーフェイク」の細野不二彦先生と初めてお話させてもらった時、先生が僕のデビュー作をよく憶えていて驚いたことがあります。サンデーの超売れっ子だった(月刊週刊同時連載)先生がジャンプの新人読むんだ!って。考えてみると長く最前線にいる大御所は常に新しい才能を意識して読んでますね。新たな刺激を自分に取り入れることに貪欲です。

素晴らしい作品に出会うと自分の上限が広がるんですよね。その証拠に誰かが上限を拡げる作品を描けば、その分野の文化は一気に成長を遂げます。漫画で言えば手塚治虫先生や大友克洋先生の登場でいろんな才能が開花しました。そんな時代の恩恵に僕たちが肖るには、先端を読むこと観ることです。

時代の先端となるヒットしている作品を見るのも大事ってことです。もちろん分野を越えて名作も観ましょう!真似しなくともいいんです。同じベクトルに進まなくてもいいんです。凄い作品に親しむだけで上限は広がります。時には自分も凄い作品が描けるんじゃないかって思えたりもする…それが上限です。それが時に新たな先端となるのでしょう。

傑作は創作意欲を高めるんです。漫画以外でもいいのです。小説、映画、アニメ、演劇、絵画、直接関係ない音楽だって創作意欲を盛り上げてくれます。マンネリにならないように自分に刺激を与え続けましょう。最高のものを知ることは創作の上での自分を大きくすることになるのです。


描かずに読む観るばかりにならないようにね!

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