2019、東京V3ヶ年計画1年目の様相

今年はシーチケをSS指定席に移し、昨年ほどではないけどそこそこの頻度で見に行っています、東京V。長崎戦だけは欠席しましたがあとのホームとA徳島戦は行ってきました。
で、シーズンも1/3以上が経過したので、今思っていることを残しておくかあと思い立ったのでぼちぼちと書いてこうかと思います。
主題は2つで、ピッチ内外のことになります。「ホワイト体制に乗れるか」「クラブが目指す『興行』をどう受け取るか」この2つですね。

▼ホワイト体制に乗れるか
前監督ロティーナの戦いに「乗った」と思ったのは、2017年GWの横浜FC戦だったことは覚えてます。このチームは強い、というか「戦える」という確信ですかね。そういったものをホワイト体制で感じているか、と言われると現時点では「否」ですね。とはいえ、10節くらいまでの虚無期間を乗り越えてからは一歩一歩誠実に成長しているチームだと思いますし、ローテーションのように発生していたけが人が復帰したら、もう1段階進むことも可能だと思います。けが人と入れ替わりのように代表で皓太と寛也が離脱するのが痛いは痛いですが……。

細かい、ピッチの上で起こっていることを話すと、前提として中盤でメイン張ってる選手が「ロティ体制でスタメンに定着できなかった選手」で守備の安定を捨ててチャンスを作ることに全振りできるタイプなんですよね。中盤に限って言えば開幕から10試合はここがほぼ90分全振りする、ポジションも無視した単独先行を行い、完全にチーム崩壊してました。規律がない。陵平が踏ん張らなかったら本当にヤバかったよ。柏戦だけは相手が相手だけに「45分ドン引きする」を徹底できたから良かったけど、それ以外は面白いくらい崩壊を繰り返してましたね。何も面白くないよ。ここに皓太、寛也が復帰してきて、なんとか形になっていっている…という感が強い。さすがにここ数試合で守備に規律の発生が見られ、無駄に広範囲に動かなくなったので分かってきたんだと信じたい。
また、ロティ時代と異なり、0点に抑える守備よりは勝てるだけの得点を重視する戦い方をしているので失点は仕方ない。ただそれでも開始15分以内の失点がめちゃめちゃ多いので、そういう、味見感覚で失点することを常にしないでほしいな……。
意図のない攻撃とか守備、本当に見ててきついんですよね。カオスな時間帯はあってもいいし、カオスからしか生まれない盤面もあるので全てに意図を、とは言わないけど全てがカオスなのは見ていて本当にきつい。でもロティより前はマジでうちはそうだったので、求めるハードルが上がっているのは自覚がある。これはチームの成長なので越えていってほしい。そのあたりをクリアしていったら多分自然に「乗った」と思える様になるとは思う。決して今は虚無試合ではないと思っているので。

▼クラブが目指す『興行』をどう受け取るか
これはね〜、簡単に言うと顧客に向けたマーケティング(営業・広報含)をどう受け取っているかです。今年スポンサー構成もガラッと変わったので、そこの影響もあるでしょう。
東京Vは積年の課題として観客動員の少なさというのがあり、従来は「昇格争いにも絡めずJ2での戦いが続いたこと」「勝てないこと」を要因としていれば良かったのですが、一昨年、去年でそこが改善されたにも関わらず思ったより伸びねえぞ、と。それではもう、確度の高い(と思っていた)潜在顧客の掘り起こしや復帰顧客に大きな期待はできない、新規顧客に目を向けざるを得ないよねと。そういう中で様々な企画が生まれ、対外的なものに変化が起こっている最中なわけですが、これについておれは顧客獲得というよりは「サッカーオタクの排除を進めている」と受け取っています。まあ常々言っていた「いつかおれはターゲットから完全に外れ、金を払わせてもらえなくなる」が思ったより早く来てるな、というところです。そう感じるところ、とりあえず要素ごとに書いていきます。

・主要ターゲットがファミリー層にうつったことによる影響
明言してるしキッズパスやパークの導入からも明らか。まあこれは将来的な、永続的発展を目指すなら子供のファンを増やすのは当然だしファミリーの時点で1家族で3人の観客が増えるので、そりゃ狙うな。
「うつった」というと今までターゲットにしてなかったのか?と思われるけどそういうわけではなく、注力してなかっただけですね。一応招待とか子供はチケットめちゃくちゃ安いとかはあったので。だからきちんと目を向けるというのはポジティブなことなんだけど、この変化を今年のマーケティングの軸に、そして注力してしまったので、ピッチ外で暗に「お前はターゲットではない、来なくてもいい」というのを単独観戦者にしみじみ感じさせる。そして時に「ピッチ内の出来(勝敗)は関係ない」という雰囲気を醸し出しているように感じる。
その筆頭が「勝ったッチキッズ」および「メインスタンドでのハイタッチ」。この取組については数年前から始まった「ゴール裏ラインダンス」と「ゴール裏ハイタッチ」の流れで発生したものと思うのだが、今年から勝利時にこれら全てが行われるようになったため、試合後選手は「終了の礼」→「バックスタンド挨拶」→「勝ったッチキッズへのハイタッチ」→「ゴール裏でラインダンス(+トラメガ)」→「ゴール裏ハイタッチ」→「メインスタンドハイタッチ」の流れを経てようやくロッカールームに消えていく。ドン引きポイントは「90分の試合後に選手に長時間の拘束を行う」という点。選手のケアってそんな時間管理杜撰でいいんだっけ。いやだってハイタッチとラインダンスは従来ゴール裏にちゃんとあったし、時間もコンパクトに、お互いいい感情が残る範囲で終わらせてたじゃん。それをわざわざメインスタンドをスパイクで歩かせてまでやるんだと。おれはこれ、そういうファミリー層(完全新規)の為に選手のケアを犠牲にしろって話にしか見えないんですよね。うちの選手、爆弾抱えてるの何人かいるんだけどな。極端に言うと「良いパフォーマンス(面白い試合)は新規顧客ケアの為に諦めて」って言われたみたいに感じる。

・SNSの変化
これはね〜、公式アカウントとヴェルディ君アカウント(ともにTwitter)について特に感じますが、確実に中の人が下手な人間に変わったかクソコンサルがついたか、Twitterは捨てたいか、いずれかなんですよね。Instagramにできるだけ振りたいんでしょう、サッカーオタクじゃない子育て世代は大体そっち見てるから。
まずTwitterでの情報公開の遅さが顕著です。InstagramとLINEに投稿されたものが30分遅れで投稿される。スタメン紹介すらそうなので情報伝達という点では致命的なクソさです。ただスタメン紹介に関してはおそらく「言い訳」があって、ホーム試合の時は「動画(スタジアムのスタメン紹介で流れるやつ)」で投稿されるので、スタメン公開からその動画の編集時間が必要ということでしょう。まあ「Twitter」で「試合1.5時間前」に「動画のみ」でスタメン紹介流すの、喧嘩売ってんのか????以外の感想がないんですが。せめてテキストを併記すればこんな気持ちにもならないのに、まさかの「スタメンです(動画)」のみ。試合1.5時間前には大体の人は外にいるし、動画DL容量と動画を最後まで見る時間を取ってまで見る人おるんか???普通に2時間前にJアプリ見て終わりにするやろ。なんかこの辺で「Twitter見てる人にはまともに情報流しません」という姿勢を感じたので意気揚々とフォローは外しました。狙い通りだと思います。ヴェルディくんに関しては急に乱暴な言葉遣いと共に動画を共有しまくりはじめたのでリムりました。急にキャラ作ってどうしたかったのか、クソコンサルか従来の文脈を変えたいという希望を持った担当が性急に実施してしまったという裏が透けて見えるの、あまりにきつい。いつかサイレントで消えるやろ、あのアカウント。
じゃあInstagramでいいかという気もしますが、InstagramはInstagramでベレーザとアカウントを分けてないので情報が煩雑なんですよね。最終的にバンバータとかも扱い始めたらもうどうしようもないじゃん。ベレーザはともかく、だけどおれが応援してるのは基本的に「東京V」なんだよな。以上のことから現時点での最強はLINEです。(ただしLINEアカウントは金がかかるので今後が不安)

・クラブとしての発信メッセージ
発信するメッセージは「試合前情報」や「ポスターや動画などのブランディングも含めた発信物」を指しています。
まず試合前煽り動画(主演:潮音)とか。なんか、これはおれもそこまで悪くないという感はあるんですけど、潮音て言うほど心の中心にいないんだよな。今年の活躍は目覚ましいものがあるけど、それでもおれはまだ足りないと思う。陵平とか河野、もっと言ってしまうと皓太や寛也に比べたら「おれたちの」選手ではまだないんだよな。なんか結局「イケメンだから」「代表に行く可能性があるから」分かりやすいアイコンだから使ったんだよね?という気持ちはある。そうしたい気持ちもわかる。だからあれは去年の試合の映像とか、当初はダブルあんざいの写真とかで煽ってくれたけど、もう今後は新規に「こんなに顔の良い選手がいます!こんなに感動的なストーリーを持ったクラブです!」以上にはならないんだろうなと思ってしまう。感動的なストーリー、言うたかてJ2の戦いで、結果だけ切り取ったら最後にはJ1に負けたわけで、渦中にいた人間にしか「なぜそれがクラブに重くのしかかっているのか」は多分伝わらねえけどな…。
あと首都圏バトル(千葉戦)の煽り画像、あれ多分、水戸ちゃんになりたかったんだろうけど決定的にセンスがないから本当に見てて辛かった。そもそも水戸ちゃんがああいう低予算なのにすごいというポジショニングのクラブであること、担当者が元よりオタクの素質があること、最終節セレモニーでアニメBGMをかけるようなおおらかさがクラブ(とサポ)にある、そういう素質を昇華できるクラブであるという点に支えられて、SNSという武器を手に入れて開花した面白さなのに、それを上辺だけ見て相手も自分も小馬鹿にしたような煽りを入れてくるの、ダサさの極みでしょ。この担当者試合見てんのか???みたいな煽りもあったし、なんか「東京Vの担当、サッカー知らねえし自分とこの試合もちゃんと見てねえな〜」ってなったよな。さすがに見てるんだろうけど、見ててあれ作ったんなら少なくとも煽ろうとするのはもう辞めたほうが良いよ。
なんか全体的に「かっこいいでしょ」「感動的でしょ」「面白いでしょ」っていうのを素人に聞かされてるみたいでむず痒いんだよな。多分これは「今までの東京Vを知らない人に『いい感じに見える』ように作ってる」からおれにはそう写るってだけなんだろうな。
ちなみに千葉戦でゴミ袋席にかぶせたのもそうだぞ。あれ、日が当たってる席はいつも以上に熱くなっちゃうし普通に座ろうにも滑って気持ち悪いし、取るにも輪ゴムに気をつけなきゃいけないという、目標人数入ってたら絶対トラブル起きてたよ。他のスタジアムとかでいろいろ見てる人間としては、被せる以外にやりようはいくらでもあったのにな、と思ってしまった。なんかそこで「頑張ってくれた」とかは違うんだよ。「一面緑でかっこよかった」「2階席の『VERDY』に感動した」はおれもそう思うんだけど。ていうか、あれSNSで画像投稿しない(26日21時現在)とか普通になめてんな。千葉戦、クソ煽りして目標に届かず、実際にやったことの報告もないというのはすごいな。

・いいところ
クソみたいなことばかり書いてしまったのでいいところを書きますが、千葉戦から野球場みたいなスタメンパネルが出てきたところと、来場ポイントを貯めるのがオタクは比較的容易なところです。ただし、来場ポイントはホーム観戦3に対してアウェイ観戦1という比率なので、やっぱりオタクイラネの一環なんだとは思います(ただし雨天試合は6なのでそれはオタクが強い)。
あと単純に、クソだと言っているのはおれがオタクだからクソだという話が前提にあって、初めて観戦に行きたい!みたいな人には大変いいのだと思います。家族連れだけだけど。
初めて観戦に行きたい!という単独観戦者は茨の道なんですけど、サポーターゾーンに行けばめちゃくちゃ歓迎されます。そう、多分単独観戦者はクラブとしては「サポーターのみんな、よろしくね」なんだよな。去年結構注目されたし、全力さんというブランド力の高い人がいるからね……。ただ、結局去年なんでサポーターがあれだけ注目されるほどの盛り上がりができたかっていうと、2年間試合を見続けて、確実な手応えを感じて、そこでPOまで進めるっていう結果があったからじゃん。このチームに「乗った」って確信が持てたからじゃん。今、それがいまいち不十分なまま「クラブとしては新規顧客に全振りするから、その中でターゲットじゃない人は任せたよ」って言われても困っちゃうよね。じゃあ新規顧客の増加でカバーできんのかって思うと新規顧客、目標数とってこねえし。

将来的に渋谷にスタ〜みたいな話があって、首都圏にあるクラブとして……という視点があるのはすごいよく分かる。分かるし、それもあるからおれも「いつか金が払えなくなる」って言ってる。
ただ、ちょっと性急に過ぎるな、という話はあり(そもそも今年はホームが前半に固まっているのでスタートダッシュできなかったらコケる可能性が高かった)、とりあえずおれは人には「試合に来てほしい」とは言えるけど今は「試合を見てほしい」「スタジアム楽しいよ」とは言えない。だって「勝ちたい」っていう気持ちがスタジアムにないから。
まあおれは少なくとも今年は引き続き行くんですけど。また12試合くらい消化したあとに色々考えます。

※あとこれは皆絶対気付いてるんだけど言えないだろうなあということ、今年、多分平均観客数が去年を下回るんですが、これは試合云々ではなく「ISPS関連の人が全部いなくなった」からだと思ってます。まあそうでしょ。これはISPSが〜という話をするわけではなく、そこの減少をカバーできてない、千葉戦の動員も目標数値に達してない現状があるんだから、明確に計画がなんか間違ってんだよ、見直せ、というのが今のところのおれの意見ですね。

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ふき

Jリーグを見に行った話と好きな選手の話しかしない備忘録用アカウント。 基本的に緑と鹿。
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