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#212 「パート分け練習」のススメ!

皆さま、こんにちは!

今日のレッスンnoteのテーマは

パート分け練習

です。

イメージとしては、「楽器群ごとに分けた練習」というイメージですね。

パート分け練習って?

今日からぜひ!

オーケストラや吹奏楽などの練習では、毎日のように見られる風景だと思います。

ピアノ1台の楽譜、演奏であっても、この「パートごとに分けて練習する」というのは非常に大きな意味があります。

たとえば、このようにパートを分けます。

・楽器群ごとに分ける
・イメージ・役割ごとに分ける
・オペラなどでの対話、かけあいのイメージで分ける

◆パート分け練習で改善できる問題点


複数の楽器群、キャラクターが交代して現れるとき、「弾き分け」やそれぞれの独立した「呼吸、聴き方」が的確でないと、次のような問題が起こります。

・メリハリがつかない。
・似た感じになってしまう

もっと具体的に言いますと、

・切り替えが曖昧。特に、モチーフの入りや終わりの部分が、前後の表現にひっぱられる
・呼吸、準備、入り方のイメージが整わない
・体、手が同じ状態のまま、両方のパートを弾いてしまう
・音が硬く、雑になる
・平面的になる

などの問題が起こりやすいのです。

こう言う時にパート分け練習をやってみると良いですね。

どのような呼吸、準備で各パートを弾けば良いのか、イメージがはっきりします。


◆ピアノ曲を実際にパート分け練習する風景

と言っても、そんなに目新しい話ではなく、きっとこれを読んでくださっているあなたも、練習の最中にパート練習というのはきっと自然に行っておられるのではないでしょうか?

AとBがあったら、Aだけ先に練習して、Bを次に練習する。

という手順ですので、片手ずつ練習や声部ごとの練習もそれに近いですね。

今日はとくに、(同時に弾くのではなくて)交代して現れるパート練習について、数曲の例を出してお話していきます。

・ツェルニー  30の練習曲より
・リスト 超絶技巧練習曲より
・ベートーヴェン ピアノソナタ第1番、第17番

などを例にあげています。

最後に少しミニポイントを挙げていますが、どんな曲でも楽譜がパートごとに見える(読める)ようになれば、もっと面白く立体的な練習、演奏になります!

ぜひ最後まで動画をご覧ください。

★その前に・・・「○○練習」シリーズ

過去noteでも、いろいろな練習方法を提案しています。
よろしければセットでご覧ください。


動画はこちらから

ではこちらからどうぞ。21分半です。

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