見出し画像

#162 音の数だけ存在する【離鍵(りけん)】の大切なおはなし。

皆さん、こんにちは!

今月もnoteを購読いただきありがとうございました!

(前回のnote…「曲の中に出てくる音階のおはなし」「1フレーズをひとまとまりで弾くことの本当のむずかしさ、奥深さ」)

毎度おなじみ、末日の レッスンnoteをお届けします。

今回のテーマは、超重要!ピアノを弾くなら絶対に切っては切れない "○○" のお話です。

今回も超重要トピック!

それは、

離鍵(りけん)。

離鍵とは、打鍵の反対用語のように使われることばで、

・打鍵…鍵盤を打つ。つまり、音を出す、鳴らすときの動き。
・離鍵…鍵盤から離す。
つまり、音を切る、音を離すときの動き。

このようにセットで考えます。

あなたは、いつも離鍵を意識してピアノを弾いていますか?


音を出す、切るときの「動き」と言いましたが、実際はその時に

・聴き方
・響きのコントロール
・イメージ
・曲の解釈、表現
・体のつかい方

など、さまざまな要素がたくさん関係してきます。

そのため、鍵盤からどのように指を離すか、音の切れ際をどのように聴くか…など考えずに無造作に離鍵してしまうと

・音楽がぶっきらぼうになったり
・美しくなかったり
・曲に合った表現ができなかったり

と、いろいろな不都合が起こってしまいます。

曲や部分に合わせた「離鍵」を考えていこう!

動画でくわしくお話します。

今回も、動画の中で具体的な曲の一部分を取り出して、

・実例
・悪い例や、ついやってしまいがちなこと
・練習や演奏の考え方

などをご紹介していきます。

今日の曲目は次の2曲。

まず、ベートーヴェンのピアノソナタ第24番「テレーゼ」の第1楽章。

おもに、赤のマル印がついた箇所の「離鍵」について考えていきます。

どのくらい「離鍵」を意識していますか?


次に、同じく嬰ヘ長調の曲で

バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻より、第13番のプレリュード。

こちらは水色の印のあたりについて、主にお話しています。

なにげなく音を切っていませんか?

離鍵に気を配るとどうなるのか、逆に無造作に音を離すとどうなってしまうのか…など、実演を交えてお話してきます!

動画はこちらから

それでは今回の動画はこちらからどうぞ。

約21分です。

ここから先は

183字

ピアノ練習やレッスンのポイントをテキストと動画で配信します。 +ご登録の方はご質問・相談にお返事します! オンラインのレッスン室であなたもピアノ上達しませんか?

ピアニストさいりえによるオンライン講座&小さなコミュニティ。 ピアノ練習やレッスンのポイント、さいりえ自身の練習内容やブログで書かない話…

ここまでお読みいただきありがとうございます!ときどき頂戴するサポートは主に書籍・楽譜の購入・もしくはカフェ時間にありがたく使用させていただいています。もし「とくに役にたったよ」「応援したい!」と思っていただけたらよろしくお願いします。※ご負担のないようにお願いします(^^)