見出し画像

Avenue sakura (Nagoya,Japan) #4 | 2nd album - FOLSENSE






第4回です




2nd album - FOLSENSE


2023 / sakura


2nd album - FOLSENSE 実際に作ってみて製作中に思っていたことなど、いろいろ書いていこうと思います。


昨年4月に配信された1st album - Stray Cat と同様に、今回のアルバムも約1年間の時間をかけて作りました。ジャンルについてはR&B(リズム&ブルース)での配信となってます。


実際に2年連続でアルバムを配信してみて、1年間かけて作って春に配信。が自分にとっては丁度良いペース配分だと感じたので、しばらくは毎年1枚以上のアルバムをノルマに継続していきます。



1st albumが配信される直前のタイミングで(2022年3月ごろ)出身地の愛知県名古屋市を離れて2nd albumは東京都内で制作しました。





アルバムタイトル"FOLSENSE"

名前の由来になったのは2007年発売のニンテンドーDS用ソフト『レイトン教授と悪魔の箱』物語終盤に登場する”幻の町フォルセンス”


『フォルセンス』
不老不死の吸血鬼が住まうとされる城があったり、呪いの噂が広がっていたりするなど、外面の華やかさとは裏腹にどこか妙な雰囲気が漂っている。街全体が何か重大な秘密を抱え込んでいるであろうことを直感させ、好奇心を静かに揺さぶってくれる

下記サイトより一部抜粋して引用


今回のアルバムのテーマの一つ、東京都から見た名古屋市。良い感じに当てはまるのがこのフォルセンスの町だと思ってタイトルにしました。

(ロンドンを東京、フォルセンスを名古屋、モレントリー急行を東海道新幹線と置き換えるとうまく当てはまる)


小学校1、2年生の頃このゲームを遊ぶ機会があって、幼いながらに底知れない暗さというか、深海とかに近い怖さを感じたのをふと思い出したり。


フォルセンスのBGMは今回のアルバムのイントロの参考にしてます。ある程度の年齢を重ねて改めて聴いてみると、ピアノと笛(?)のシンプルなメロディーが無駄のない洗練された音楽を構成してて、原点にして頂点感。



東京都には今までも何度か来た事があったけれど、実際に住んでみることで分かることも多かった1年でした。まだ1年程度住んでみただけなので鮮明になってない部分が多くあります。サードアルバム以降でうまく言葉に出来たらと思います。









気づいたら始まってたビートメイカーのキャリア

2023 / sakura


上京して2ヶ月ほど経過した2022年5月、身の回りの生活も落ち着いてきたので本格的にビートメイクを始める決意。ほぼ毎日ビートを作りまくった。



ビートメイクやらレコーディングやら、自主制作の環境を整えてアルバムを作るのは17歳〜18歳ごろから考えていた事だったけど、当初の予定では24〜26歳頃までに出来れば良いかなとか思ってたし、それくらい時間がかかると予想してた


なので今回は予定より2年以上早く自主制作でアルバムを作ることが出来た。
使用した機材などはここで詳しく触れたりしないけれど、聞かれたら答えられる程度に揃えてあります。



実際作ってみた感想は、マイクとヘッドフォンは優先順位が高いというか、良い物使うと差が出そうな気がする。オーディオインターフェースは他の物と使い比べてみないとまだ分からない、スピーカーはヘッドホンより耳に優しい。と言う印象です。あとはMIDIキーボードがあると良いなと思いました。



その他にも気になる機材が山ほどあるけど、時間をかけて揃えていきたいなと思います。安い買い物ではないので慎重に選んで行きます。レコーディングやビートメイクはまだペーペーなので他のスタジオのエンジニアさんや周囲の人たちと情報交換しながら試行錯誤します。



ビートメイカー、作曲者名義はSakyo Okadaで登録してあります。こちらの名前でアルバムで使用した曲のインストゥルメンタルの配信とか予定してます。







結局、『Avenue sakura』 って何?


2023 / sakura




今回のアルバム、所属レーベルが『Avenue sakura』になってます、レーベルを立ち上げたりすることはあんま考えてなかったけれど、配信手続の段階でレーベル名を書く場所があったのでノリで。


良い機会なのでこれを機にAvenue sakuraを立ち上げようと思います、形式上はsakura主催のインディーズ音楽レーベル(拠点は名古屋市になります)


今の時点ではビートメイク、レコーディング、ミックス、マスタリング。これから写真の撮影やMVなどの映像制作、ジャケットのアートワークなど、制作関係の裏方の仕事が一通り出来るように進めていく予定です。




新しくクルーを作ることも考えてます。せっかく東京にきたので同じ方向と高い熱意で作ったりする人達が近くにいたら良いなと。(拠点は東京都になります)


ただ、自分の性格的にリーダーとかキャプテンみたいな、1番上のポジションは不向きだと思う。なので、桜京の上に立てる人を探してます。
(2番桜京岡田理論)



自分は昔から転校や引っ越しが多い人だったので、学校の同級生とか地元の友達みたいなノリがちょっと苦手だったりする。今まではそれが自分の中で大きなコンプレックスになってたし、学生の頃はそれに疎外感みたいなのを感じることも多かった。



けど、世の中案外同じような境遇の人も多かったり、近い年齢で親元や地元を離れる人も増えて来たので。出身にこだわらない事も一つのテーマに、何年かかけて作っていきたいなと思ってます。こういうのは出来る時は成り行きで成り行きで出来るもんだと思う。





名古屋は位置的に三大都市のひとつとして数えられるけど、実際には東京、横浜、大阪に次いでの4番手が現実だと思う。


観光地としては札幌、福岡、神戸、広島など。その他の都市と比べていまひとつ魅力に欠ける。有名なアーティストの全国ツアーなどで名古屋が飛ばされてもあんま文句言えないってのが現状でもある。



イベントなども、よそはよそ、ウチはウチ。みたいなノリを感じる街ではあると思います。その上愛知県や名古屋市は地元進学率が高く、そのまま地元で就職する人も多いので、上京する人間が少ないといえば少ない。


なので、率先して名古屋と東京の間、関東と東海の間、それ以外の都市と名古屋市を繋ぐパイプライン的な役割も出来るようにしていきたいと思ってます。


出身や年齢など、条件とかは特になく。真剣な人探してます。






2nd album収録曲について


2023 / ツツジ




自主制作でミックステープに近い感じに纏まってると思います、レコーディング感とかも手探りで作っていったので曲ごとに声の質感が違ったり、配信されたものを一曲ずつ比べて聴き直してみるとややデコボコしてる印象です。3rd以降で修正していきます。



構成については制作期間中に作った全曲にIntro、Skit2曲、Outroを作って纏めてます。


1曲目 LADYBIRD(Intro)

3年ほど前に作ってた天道虫という曲を打ち直ししてイントロにしてます。映画のサウンドトラックみたいな雰囲気で作ってみました。
ピアノが必修科目だったので、ちょっと練習してた。


7曲目 ALTANAKASHI(Skit)

タイトルはなんか語感が良かったから付けました。銀魂っていう漫画に出てくるアルタナ(龍脈)から名前を付けてます。

東京に来た時、江戸にビルが建ってるみたいな印象だったので、その空気感をビートにしてます。




14曲目 ABSTRACT(Skit)

直訳すると抽象的な。みたいな意味合いがあります。訳しても抽象的って言葉が難しいけど、

ぼんやりしてるとか、ハッキリしてないもの、とか。具体的ではないっていう意味合いで捉えてます。ABSTRACT ARTとかで調べると言葉のイメージが掴みやすいと思います


ビート作る時の構成とか、ドラムがあって弦楽器があって、キーボードがあって、それプラスなんか音が鳴ってて。みたいな。大体のイメージをビートにしてます。元々はギターの音も入ってた。



あとは歌詞書く時のテーマだったり。絵とかにも当てはまるのかもしれないけど、しょーもないリアル書くよりは、抽象的な創作の方が面白い事もある。みたいな。そんな個人的な意見と感想をタイトルに付けました。


インスト以外のビートでは、2〜6曲目まではブンバップのノリをベースに一般的に聴かれそうな雰囲気にアレンジしてます。ジャズっぽいHigashiyama18や、ポップ寄りのWas Now Willなど。



17曲目 HIGH TOUCHと18曲目 Alive so Rockはギターをいれてロックテイストにしてみました。
細かく分けるとHIGH TOUCHはボーカロイドなどを意識して作ってて、Alive so Rockは海外のUSってよりはUKやヨーロッパのロックのノリで作ってます。


Alive so Rockは高校生の時、バンドやってた時に書きたかった事を歌詞にしてます。

タイトルを訳すると"生きてるからロック"とか
"生きるってめっちゃロック"みたいな、そういう意味合いで付けました。


内容に関しても、死後評価はクソ。みたいな事を言ってます、死後評価されてる人物を批判している訳ではなくて。



ゴッホや宮沢賢治など、それ以外にも。亡くなってから評価を受ける人物は懸命に生きた結果であって、人生の目的ではない。みたいな。若造が何言ってんだ。って感じかもしれないけど、ポリシーみたいな感じです。



制作期間中、何度かバンドのライブを見に行きました。楽器を生で演奏するライブ、実際に目の前で見てみないとわからない凄さや良さがあります。



同時に、打ち込みでビートを作ってる事に対して罪悪感というか、偽物の音楽やってる感みたいなのも少し生まれるというか。実際そんな事ないんだけど、楽器を演奏できる人と比べると、ビートメイク、なんかちょっと違うよなあ。と感じながら作ってた部分もあります。



ボーカル以外は、高校生の時にこっそり部室のドラムを練習してたり、ほんのちょっとピアノやキーボードを練習してたり程度で、小さい頃から音楽やってます。とかじゃなかったので、部内では個人的な劣等感みたいなのがあった。



バレーボール部メインでの掛け持ち所属で、同時にアルバイトもしてたので充分に練習する時間などもあまりなく。家庭的な事情もあって自分の楽器を用意する事もできなかった。(楽器は高い)



生きてる内に何かひとつ、楽器を演奏できるようになりたいとずっと思ってます。
めっちゃおじいちゃんになってからギター練習するとか、そういうノリで考えてます。(人生は長い)






あとは筆跡は紫、満月から逆算(Outro)

Manotyビートで作ってた時を思い出しながら4つ打ちのキックを意識して作ってます。実際に作ってみた感想は思ったより上手く作れた。と思う反面、この辺りのジャンルや曲への知識がまだ浅いので、もうちょっとインプットが必要と実感してます。




リリックについてはキツい言葉遣いをしている所がいくつかあります。家庭環境の複雑さや素行の悪さ、根のひん曲がり方など、素の自分の捻くれてる部分が出てると思います。取り繕う事も出来たけど、なるべくそのまま出しました。





ビートは、自分の思うように作れなくて歯痒い思いで製作していた所が多かった。
とにかく自分の中から自然に出てくるリズム感やメロディーをそのまま音にするという意識で作りました。







ART WORK : 夏


2nd album- FOLSENSE jacket


夏 Instagram @small_summer007
Twitter @petit_lete


今回ジャケットを描いて頂いたのは夏さん

以前イラストの使用で連絡して以来、約3年ぶりの依頼となりました。


いつもの通り、描いて頂いた絵の感想です


博物館や美術館など、たくさんある展示の中で、ふと立ち止まって目を惹いてしまう展示物や作品。街中を歩いてる時にふと立ち止まって見てしまうお店やその看板など。意識して見ているというより潜在的に目線を惹く魅力がある。みたいな。



こういう絵には"エモい"って言葉が合うのかもしれないけれど、学生程度の経験値で簡単に言葉に出来る軽い言葉じゃなくて、取り繕ったものじゃなくて、過去の経験や、この人本来の人間から出てる純度の高いエモ。みたいな。表現が難しいけど。そういう趣き深さを感じます。


あとは、丸みを帯びた背中〜首〜後頭部までのカーブ、スニーカーの立体感とか。細かいタッチで描かれた花びら。人や全体像のバランスがすごく綺麗。一見シンプルな絵に見えるけど、高い技術で纏まってる。という印象を受けました。(素人の感想です)(技術的な事はわからない部分が多い)(春はあげぽよ)(夏は画家)



自分は性格的に、自分自身で出来ないことを、とやかく評価するのは筋違いだと思うタイプなので、絵が描けるように練習します。最近練習してます。


夏さんありがとうございます。







ビート制作、使用について


いわゆるフリートラックと呼ばれている、インターネット上に公開して誰でも試聴可能、購入可能な状態の一般向けビート販売は予定してません。


アルバム単位で作ったり、アルバム単位で聴くのが良いと思うので、アルバム制作にビート使用するのであれば優先的に取り組みたいと思ってます。







10年サイクルを読む

(Nagoya,Japan)


2nd albumのジャンルはR&Bを選択してます。
なんでも良かったけど、ヒップホップ以外のジャンルに変更する事は1st albumを作ってた段階から考えてました。(一応投票も取った)(happyou)


今回の2nd album以降、ジャンルは R&B / ソウルを中心に行きます。そういうとこから行くのもいいかなと思って。




2nd albumでヒップホップを選ばなかったのはこれから『日本のヒップホップ=MCバトル、フリースタイル』の構図がもう一度、今よりも一層強く印象付けされて、幅広い世代にやや浅めに広がるようになると予想したから。



どうやら、ラップのプロリーグが出来るかもしれない。らしい。(MCバトル、フリースタイルラップのプロリーグを作る事を目標に動いてくれている人達が居る)
この流れは以前から予想してて、自分がMCバトルに出てた大きな理由のひとつでもあります。


現在行われているバトルがプロリーグ。という訳ではなく、プロリーグ化するまでに行われるエキシビションって感じだと思う。知らんけど。


MCバトルのスポーツ化、みたいに言われるけど。要はプロのラッパー。ってのがもっと正式に堂々とした職業として世間に認めてもらえるようになるかもしれない。って事だと思う。ほんとに知らんけど。



MCバトルは振り切ってスポーツ化しちゃった方が良いと思うし、そうなりつつあると思う。


プロリーグになるのであれば、すげー興味あるけど、運営でも関係者でもない訳で、マジで何も知らないので、これ以降特にこちらから言及はしません。




それ以外にもヒップホップは何かと不都合が多いので、日本に生まれた時点で少し不利でもあるし、土俵を変えてみることで制約から解放される事も考えて重心をズラしてます。








今回のまとめ、3rd album 以降


花屋の店先にジュークボックス(Tokyo)



とりあえず、20代を思い切り失敗する前提で挑戦してみます。30代以降使える技術を出来る限り多く身に付けて行きたいと思います。



ジャケットのアートワークや、ミュージックビデオなど映像制作、ビートメイクやレコーディングエンジニアリング関連の事など。アルバム制作と売り出しに必要な事は一通り出来るように。プロデューサーみたいな役割が出来るように進めていきます。これは早急に進めます。


レーベル運営はこれから勉強しながらだけど、Avenue sakuraが土台になってモデル事務所に派生する事を想定して作って行きます。モデル業界での仕事経験や知識のある人に相談してみます。勝算あると思う。


あとはYouTubeでインタビュー企画とか考えてます。(誰かインタビュアーやってみませんか?)(自分もインタビュアーやってみたい)

これは優先順位が少し後の話なので、なるべく周りと相談しながら進めていきたいと思います。




3rd以降アルバムタイトルはなるべく既存の楽曲などと被らないようにします。
2ndではサンプリングを大胆に使った曲がいくつかあるけど、これも3rd以降はなるべく控える事になります。




イベント主催は今の所考えてません。ぶっちゃけ東海地方はイベント主催者足りてるってのもあるし、ここもちょっと後回しで考えてます。

やるとしたら、一度周囲のオーガナイザーさん達を纏めて集めて、相談する機会を設けてから協力して大きいイベント開きたいと思ってます。(イケメンパラダイス)




あとは東京へ来て禁煙、卒煙に成功しました。1年かかった。

23区内は都内にタバコ吸える場所がほとんどなくて、喫煙者が狭い喫煙所に追いやられてる姿がどこぞの風刺画みたいだった。


自分の母親のように、病気になってから助けて下さいは手遅れでどうする事も出来ないし、喉に負担かかるのでラップ出来ても歌がしんどくなる(1st2nd歌モノが少ないのはタバコが原因)(3rdから増えます)


生まれた時から親が喫煙者だったので特に抵抗とか無かったし、バイトで休憩がもらえる事がきっかけで高校生の頃からかれこれ5、6年吸い続けて来たけど、タバコ吸ってると頭弱い人だと思われる。





そんなこんなでこんな感じです。

とにかく今、やるべき事がめちゃめちゃあるので、東京都内で修行してます。真剣な人探してます。よろしくお願いします。




あとがき


神様は居ないと思うけど、幽霊は居ると思います。ネッシーは居ないと思うけど、水中での生活に適応した首長竜は居たと思います。

宇宙人は居ると思うけど、思ってたんと違う見た目してると思います。タイムトラベルは可能だと思うし、タイムトラベラーも居ると思います。




今回ここまでにします、約7000文字。ここまで読んで頂きありがとうございます。


















そしてこのかおである

























この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?