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セゾン投信 相談室のツブヤキ第9回【転職時の手続きモレに注意】

いつもセゾン投信を応援してくださりありがとうございます。
セゾン顧客本位の相談室の増田です。

先日、3/15ですが、
セゾン・グローバルバランスファンドとセゾン資産形成の達人ファンドの運用が始まってから丸16年が経ちました!(パチパチパチ)
また、リフィニティブ・リッパー・ファンド・アワード・ジャパン2023において、この2つのファンドは最優秀ファンド賞を受賞することができました。
セゾン・グローバルバランスファンドは2年連続、
セゾン資産形成の達人ファンドは9年連続の受賞となります。

https://www.saison-am.co.jp/news/pdf/newsrelease20230308.pdf

これもひとえに、セゾン投信と長期でお付き合いくださっている皆さまのおかげです。
改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

引き続き、皆さまの長期資産形成をサポートさせていただきますので、一緒に歩んで参りましょう!

さて、今回のツブヤキでは、転職/退職時の確定拠出年金の手続きについてお伝えいたします。
放っておくと、積立や運用が止まったり、希望の年齢で受け取りができなくなることもあるのです。
意外と忘れがちな手続きですので、この記事がいざという時のお役に立てればとても嬉しいです。

なお、この文章内においての「退職」は「会社勤めを辞める」ことや「早期退職」ことを意味しています。定年退職のことではありませんのであらかじめご注意ください。

(2022年のiDeCo改正内容は過去のnoteに記載しております。よろしければご覧ください。)


◆iDeCoに加入している方が転職/退職した場合

iDeCoを利用している運営管理機関(※)で、転職/退職したことの手続きが必要です。
(※)iDeCoの加入手続きをした証券会社や銀行などのこと。

会社勤務の方がiDeCoに加入している場合、年に1回、国民年金基金連合会に従業員の加入状況を届け出ることが法律で定められています。
会社からの届け出と国民年金基金連合会の登録状況が合わない場合、ご自宅に郵便物が届きます。
その郵便物を元に一定期間内に手続きをしないと、毎月の掛金の積立が止まる可能性がありますので、忘れずに手続きをしたいですね。

 ※詳しくはiDeCo公式サイトをご覧ください。

◆企業型DC/DBに加入している方が転職/退職した場合

最も忘れがちで、注意したいケースです。

企業型DC/DBに加入している方が転職/退職した場合、退職してから6ヶ月以内(DBは1年以内)にiDeCoや企業型DCなどに資産を移す手続きをしないと、運用がストップしてしまいます。

具体的には、加入資格を喪失(=退職)してから上記期間が経過すると、資産が現金化されて「国民年金基金連合会」に自動的に移換されてしまいます。

この自動移換は次のようなデメリットがあります。
・資産運用がストップ(=資産が現金化)
・自動移換時や移換後に管理手数料がかかる
(自動移換時:4,348円、自動移換中の管理手数料:52円/月)
・自動移換中は加入期間等と見なされない
 ⇒ 一時金で受け取る場合の「退職所得控除」が小さくなる可能性がある
 ⇒ 受け取り可能時期が60歳より遅くなる可能性がある

iDeCoはご自身で加入手続きを行っているので、覚えている方が多いのですが、企業型DC/DBは入社時に手続きをしたきりのことが多く、忘れてしまっている方が多い印象です。

(ご参考)
通算企業年金ついて
企業年金連合会HP


◆自動移換されたかも!?どうしよう…

ここまで読んでくださった方の中には、「もしかしたら移換されてるかも」とドキッとしている方がいらっしゃるかもしれません。

でも、ここで気が付けたのなら大丈夫です。
今からiDeCoや企業型DCなどに戻すことが可能ですから安心してくださいね。

まずは自動移換されているか確認してみましょう!

管理は『特定運営管理機関』が請け負っており、現在、この特定運営管理機関は日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社(略称:JIS&T)が行っています。

自動移換時とその後は年に1回、特定運営管理機関からお知らせが郵送されます。
その郵便物には、「確定拠出年金に関する重要なお知らせ(自動移換通知)」や「確定拠出年金に関する重要なお知らせ(定期通知)」と書いてあります。

このお知らせを受け取っている方は自動移換されていますから、早めに中身を確認し必要に応じ手続きをしましょう。
その中には、iDeCoや企業型DC等への移換の方法も記載されています。

また、自動移換者専用のコールセンターも設置されています。
03-5958-3736(平日9:00~17:30)

郵便物が見当たらない方は電話をしてみてくださいね。

◆自動移換は増え続けている

知らぬ間に自動移換されている方は毎年増え続けています。
国民年金基金連合会の調べによると、2022年3月末時点で自動移換された人数は、約108万人。
その中には、200万円以上の残高がある方もいらっしゃるそうです。
※「iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度の概況」資料より
もったいない!としか言いようがありませんので、ちょっとでも気になった方は今すぐ郵便を探すか電話をしてみましょう。

今回は転職/退職時手続きに着目した内容をお伝えしましたが、iDeCoや企業型DCは、皆さまお一人おひとりの状況で手続き方法が異なってきます。

「私はiDeCo続けられるのかな?」「企業型DCとiDeCoの両方に加入したいけれどできる?」などなど

調べてもモヤっとした場合には、ぜひ顧客本位の相談室をご利用ください。
ライフプランを含めたご相談はトコトンコース、まずは疑問点を聞いてみたい方はサクッとコースがオススメです。

こんなこと聞いても大丈夫かな?と思わずに、お気軽にご相談くださいね。
皆さまとお話できることを楽しみにしております。


セゾン顧客本位の相談室
増田 裕美

セゾン投信公式noteに過去のアーカイブが掲載されています。ぜひそちらもご覧ください。

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