見出し画像

セゾン投信 相談室のツブヤキ第10回【知っておきたい公的医療保険】

いつもセゾン投信を応援してくださりありがとうございます。
セゾン顧客本位の相談室の秋山です。

4年に一度の野球世界大会、WBC(ワールドベースボールクラシック)で、侍ジャパン(日本代表)が優勝しましたね!
多くの人が日本の優勝を信じ、日本中から熱い声援が送られたことでしょう。
私はあいにくリアルタイムで観ることができませんでしたので、夜の再放送で感動の瞬間を味わいました。
いくつかの企業では「WBC休暇」まで設けたそうです。

さて、今回は公的医療保険(高額療養費制度)を切り口に、民間の医療保険との上手なつきあい方についてお伝えします。


◆そもそも公的医療保険とは?

「公的医療保険」と言われて、頭に「?」マークが浮かんだ方がいらっしゃるかもしれませんが、この公的医療保険は私たちにとって、とても身近です。

病気やケガなどをした時に、病院の窓口で健康保険証を提示すると、1回あたり数千円以内の支払いで済むことが多いですよね。
これは公的医療保険に加入しているからで、そのことによって支払いが原則3割の負担で済むようになっているのです。

ですが、公的医療保険には、原則3割の負担の他にも病気やケガをした時に頼れるサポートがあります。

その1つが「高額療養費制度」です。

◆高額療養費制度とは

同じ月(1日から31日まで)にかかった医療費が一定の金額を超えた場合、その超えた金額が給付される制度となります。
言いかえると、自己負担の上限額があらかじめ決まっているということですね。

自己負担上限額がいくらになるのかは、その人の年齢や収入によって決まります。

たとえば、70歳未満で年収が約370万円~約770万円の人が100万円の医療費がかかったとします。

この場合の支払金額は、健康保険による自己負担割合3割の30万円ではなく、約9万円の自己負担で済むようになっています。

さらに、高額療養費を過去12ヶ月以内に3回以上利用すると、4回目からの自己負担限度額がもう一段階引下がるようになっています。(上記の例ですと「44,000円」になります。)
ですが、食事代、差額ベッド代、先進医療に関する費用などは自己負担となりますので、注意が必要です。

各制度の詳細や計算式は、厚生労働省のウェブサイトでご確認ください。

◆医療費は「貯蓄」と「安心」とのバランス

「病気・ケガへの備えには、まず医療保険に入ること」と考える方が多くいらっしゃいます。
生命保険文化センターの調べでは、民間の医療保険に加入している世帯割合は、なんと93.6%にものぼります。

※出典:(公財)生命保険文化センター「2021(令和3)年度生命保険に関する全国実態調査」。PDFページの22(PDF内xii参照)

ここで、手術や入院した場合にかかる費用がどれくらいなのかをみてみましょう。

入院時の自己負担費用の平均は約20万円で、7割の方が20万円未満の負担で済んでいます。
これは高額療養費制度を適用した後の金額であり、入院中の食事代や差額ベッド代、日用品なども含めての金額になります。

※出典:(公財)生命保険文化センター「2022(令和4)年度生活保障に関する調査」PDFページの67(PDF内58参照)

この20万円ですが、皆さまはどのように感じられましたか?

「貯蓄でカバーできそうな金額だな。」と思われた方や「医療費にこんなにかかるなんて不安だよ。」と思われた方がいるかもしれません。

感じ方は人それぞれですので、貯蓄で十分と感じる方は医療保険の必要性は低いですし、不安を感じる方は保険の加入を検討されてみてはいかがでしょうか。

また、1世帯が年間で支払う保険料の平均額は約37万円、月額にすると約3万円と、それなりに家計への負担も大きいことから、しっかりと収支バランスを考えることも大切です。

※出典:(公財)生命保険文化センター「2021(令和3)年度生命保険に関する全国実態調査」。PDFページの66(PDF内38参照)

公平中立の第三者の意見を聞きたい!と言う場合には、ぜひセゾン顧客本位の相談室をご利用くださいね。

公的医療保険を参考に、ご自身の保険を改めてご確認頂き余裕につながれば、みなさまの実現したかったこと「将来の老後資金を作りたい」「子どもには好きなことをたくさん経験させてあげたい」「年に一回の海外旅行に行きたい」という”ステキ”なお金に変わるはずです。

◆今年度も相談室をよろしくお願いします

2023年4月から相談室に新たな仲間が加わりました!(トコトンコースのみ)
これまで以上により多くのお客さまのお金に関する悩みや疑問を一緒になって解決できるよう相談枠を順次増やしてまいります。
今後、ホームページで新たな仲間の紹介をしていく予定ですので、楽しみにしてくださいね!
みなさまからのご相談、心よりお待ちしております。

また、るるぶ&more【第3回長期投資がオススメな理由・体験談は?「つみたて先輩座談会」】に相談室担当の増田がインタビューを受けております。

ご興味がある方はぜひ読んでいただけると嬉しいです。


セゾン顧客本位の相談室
秋山 達哉

セゾン投信公式noteに過去のアーカイブが掲載されています。ぜひそちらもご覧ください。

【ご留意事項】
当資料は情報提供を目的としてセゾン投信株式会社によって作成された資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。投資信託は値動きのある有価証券等に投資しますので基準価額は変動します。その結果、購入時の価額を下回ることもあります。また、投資信託は銘柄ごとに設定された信託報酬等の費用がかかります。各投資信託のリスク、費用については投資信託説明書(交付目論見書)に詳しく記載されております。お申込にあたっては販売会社からお渡しする投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。

当資料で使用しているデータ等について

https://www.saison-am.co.jp/attention/#contents

【セゾン顧客本位の相談室について】
・当サービスは、具体的な商品の提案はいたしません。
・今後のサービス改善のため、録音をさせていただきます。予めご了承ください。
・税務など専門の知識を要するご相談は、お客さまご自身で外部の専門機関にお問い合わせをお願いする場合があります。予めご了承ください。
・当サービスは特定のファンド取得の勧誘を目的としたものではなく、あくまで情報提供を目的としたものです。

商号:セゾン投信株式会社(設定・運用・販売を行います)
金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第349号
加入協会:一般社団法人 投資信託協会