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上長の立ち振る舞いが再生産される組織風土の怖さ~映画『七つの会議』を見て感じたこと

映画『七つの会議』< http://nanakai-movie.jp/>を見ました。
ある企業を舞台に、問題社員の行動を通して見えてくる会社の実態。
組織的に不正を隠蔽しようとする姿を通じて、その企業の体質が見えてきます。

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組織を考える上で、面白い考え方に「フラクタル」という考え方があります。幾何学でいう、相似形という意味です。

映画を見ていて、「フラクタル」という考え方を思い出しました。

企業においては、係長によるスタッフへの接し方が、実は、課長による係長への接し方と同様であったりとか、突き詰めていくと、社長による取締役への接し方も、まったく同じだったりとか。そんな経験ありませんか?

うちのマネージャーは、上長には妙に丁寧なのに、部下には妙に厳しかったり(笑)
組織の中のいろんな場所でそれが散見されるのなら、それは個人の資質の問題ではなく、組織風土の問題になってきます。

上長の“無意識・無自覚”の振る舞いを部下は学習し、再生産していく。
ここポイントです!

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組織開発の案件をお手伝いする際、現場のマネージャーや部門長クラスの方たちとご一緒する機会が多いのですのが、現場の方から、実は社長や取締役といった、マネジメントクラスの方にこそ、変化を期待する声を伺うこともあります(関係性は相互作用なので、もちろん一方的に変化を押しつけられるものではありません)。

もしみなさんが、役職についているとしたら、自分の立ち振る舞いがマネジメントしている組織やチームに、無意識に、反映されてしまっていることを、気にしてみるのもいいかもしれません。

それがもし組織やチームに悪影響を与えているのだとしたら?
ほんの少しでも、それを変える働きかけをすることで、組織に変化が生まれてくるかもしれません!

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Q:あなたの立ち振る舞いが、マネジメントしている組織や部下に、どのような影響を与えていますか? また、その立ち振る舞いは、誰から、どんな影響を受けて行われていますか?

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