弁護士ドットコムを知っていますか?

会社名を名乗るベきか問題

「弁護士ドットコム」という会社はどれほど知られているのだろうか。
今までは、転職前の会社はあまり知名度が高くないSIerのそれまた子会社だったから、名乗るほどのものではないな、と直感的に察していた。
(別に前の会社をディスりたいわけではありません。素晴らしい会社でした)
無名なので聞かれた方が困ってしまうのではないかという配慮もありましたが、それよりも無名な会社を名乗ることの恥ずかしさの方がまさっていました。
昨年、うっかり登壇してしまったメルカリでのReactjs勉強会の自己紹介では、「メルカリの〜」です、「Pixivの〜」ですとビッグネームが飛び交う中、「会社員の斎藤です」と紹介してしまったのも、今思えば恥ずかしさのためである。

まぁ言ってもよかったんですが、
「お前誰だ?」
という冷たい視線に耐える時間に耐えられなかったよぉぉぉぉぉん!
よく、フリーランスの方の記事で会社員は会社の名前で勝負しているからダメだ。みたいな論調をたくさん見かけますが、ほとんどの会社員は会社名を名乗っても誰も知らないしわからない、ということをしつこいくらい強調したいです。※繰り返しになりますが、前職の「(伏せ字)」は素晴らしい会社です。知名度を除いて。

弁護士ドットコムに転職して

そして2017年10月に弁護士ドットコムに転職をしました。
なんとなく有名な気もするし、全然知られていない気もする。
あるリサーチ会社の調査によるとサービスの認知度は8.3%という微妙な数字だ。
そこで、最近は勇気を振り絞って初対面の方に社名を伝えるようにしている。
これまでのところは知人内知名度はかなり低い。
ほとんど知られていないといって良い。
前職の同僚たちからは俺たちが全然知らないのにさも知っているかのように「弁コム」と略すな、というお叱りの言葉までいただいた(ありがたいことです)。
そういえば転職を母に伝えたとき、真顔で「お前、弁護士になるの?」と聞かれた。
思わず腰を抜かしそうになった。
長年接してきて、
僕が弁護士になる勉強を一切したことがないこと、
弁護士になれるわけないこと、
を一番知っていると固く信じていたその人からの言葉だったからである。
それもこれも社名が知られていないためだと、僕は、会社と、それから世間を呪った。

ただ、確実に社名を知っている方々がいる。離婚検討者や離婚経験者だ。
経験上、そういう方々は弁護士ドットコムで働いていると告げると一種尊敬の眼差しを返してくれる。
「使ってたよ! とっても役に立ったよ! 良いサービスだよね!」
だからこれからは不謹慎ながら離婚した方とお近づきになりたいと考えている今日この頃であります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?