詩 ・ ウサギのクラブに入らないか?


ひとは耳から生まれた
なんていっても
のれんにアディオス

いちぶのひとは
耳から生まれたのに
それをしらずに
死んでいく by 生きていく

テラピアと
ピラルクしか
魚のいない国に行きたいの?
ふかひれで聴くだなんて真相を
知りたいの?

川をわたるまえに
クロークに毛皮をあずけて
ほんぽうなうたを
うたうきみは まるで
ウサギのクラブに
入るみたい

当面の
こだわりをすてて
研修医をへて
深夜に
よびだされて
大か小かってきかれて
まよわず
ショーだって答える
はじまる
はじまるといって
アンコールから
スタート?
いいかげんうんざり
室内アンテナをあたまにたてて
おもわせぶりなかぜにふかせて
これからきみの周波数に
かみさまだって
かたむけるよ
ウサギのクラブに
入るからね?





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サイトウリン

詩人・斉藤倫のこと 詩集に『手をふる 手をふる』(あざみ書房)など 物語に『どろぼうのどろぼん』(福音館) などがあります 近刊に『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』(福音館) 『はるとあき』(うきまるさんとの共作 小学館)

『ゆびぱち』までのポエトリソン

『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまでの詩集』(福音館)の発売に先立ちまして、3月10日から4月9日までの一ヶ月、一日一篇、詩を書く超・個人的キャンペーンです 合計31篇の未発表詩になる予定です
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