斉藤ベース

【本当に耳のいい人が聞いている音とは!?】

こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。

よく音楽的に耳が良いというと
ポーンと出した音の音程を
正確に言い当てられること。

つまり、
「絶対音感」
がある人のことを
耳がいい!と評する
傾向があります。

が、実は、
本当に耳が良いというのは
この「絶対音感」とは
まったく関係ありません!

(もちろん、絶対音感も
 素晴らしい特技ですが。)

本当に耳がいい人と言うのは

「空気の音を聞ける人」

の事を指します。


例えば
ドラムをドンと叩いた音を
よく聞いてみてください。

普通の耳の人だと
「ドン」しか
聞こえていません。

ちょっと耳が良くなると
「ドゥ~ン」といった感じで
ドラム自体が響いて
余韻を残している音も
聞こえてきます。

そして
本当に耳が良い人と言うのは

「ドゥ~ン」の後に
周りの壁にぶつかって
跳ね返ってくる音や
細かい倍音など
まさに

「空気にとけていく音」

まで
しっかり聞きとっています!

この能力がさらに発展すると
バンドの各楽器の音だけではなく
その楽器同士が混ざり合った実音
バンド全体が空気の中で
とけ合った細かい音まで
しっかり聞こえてきます!

このレベルになると
「音を聞いている」
という感覚では、
実はなくなります。

バンドやその部屋全体を
上からながめて、
「全体の空気を見る」
という感覚になります!

音を聞いているのに
映像として見えてきて
しまうのです。

人間の脳の不思議ですね。

因みに
こういうバンド全体の音を
一瞬で聞きとる能力は
ジャムセッションにおいて
必須の能力となります。

なので、僕はこの
本当の意味で
耳が良い人がもつ聴力を

「セッション的聴覚」

なんて呼んだりもしています。


いづれにせよ
絶対音感がないから
音楽の才能がない…
なんて簡単に思わずに
(僕も絶対音感
 もってませんしね!)
もっと大きく
全体の音を聞くよう心がける!

と、また今日から
新しい音が聞こえてくるかも
しれません。

単純に楽しいので、
是非試してみてくださいね。


今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!

追伸

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