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楽器練習の効率が6割上がる脳の使い方!?

何か同じ物事を繰り返すと
同じ結果が出る確率のことを
再現性と呼んだりします。

例えば、
あるフレーズを10回弾いて
5回綺麗に弾けるなら
再現性50パーセント!


この再現性ですが、
化学の世界ではかなり重視されます。

物理法則のように、
いつ、どこで、誰がやっても
そうなる理論!

宇宙は地球を中心に回る
地動説ではなく、
太陽を中心に回る
天動説なのだ!

などの
再現性100パーセントの理論が
重視される傾向があります。


ところがアナログで
生身な僕ら人間の脳は。

【やり方だけを真似ても
 2割くらいしか再現性がない。】

と言われています。

楽器の教則本を読んで、
弾き方自体を学んでも、
2割くらいしか再現できない
ということ!
(少ないけど、
 教則本が売れてる冊数と
 楽器マスターしてる人の数を
 見てみれば残念ながら納得!!)


でも、不思議なことに。

単純なやり方ではなく、

【感覚や考え方を真似ると
 8割くらいに再現性が上がる!】


という特徴も同時に脳は持っています。

弾き方そのものよりも、
どんな気持ちで、
なぜのそのフレーズを弾いたのか!?
を理解した方がマスターが早い!


だからクラシックの
譜面を読むときに、
音符そのものはもちろん、
作曲者の生まれ育ちや、
その曲を書いた理由や、
その時の状況を
出来るだけ細かく
知ろうとするのは、
脳の再現性の観点からすると
自然なことだとわかります!


さらに言うと!

何か問題にぶち当たったときに
解決策を考えなければ!
とその問題のことだけを
考え続けると、
逆に解決策は出で来ずに。

散歩したり、
風呂に入ったり、
ボーッとしている時に、
フッとアイデアが出るのが
人間の脳の特徴です!


デフォルトモードネットワーク
なんて専門用語で言われますが、
要するに

【意識的に脳を使う時より、
 ボーッとしてる時の方が
 20倍能力を発揮している!】

と言われているのです。

毎日同じ練習繰り返すより、
たまに休んでボーッとした方が
マスターが早い!ということ。


昔から不思議で
しょうがなかったのですが。

一生懸命真面目に
部屋にこもって
個人練習をしている人よりも。

ご機嫌にセッション
しまくっている人の方が、
明らかに技術や感性の
成長速度が速い!
という、ある意味での矛盾。

この矛盾に今回答えが出ましたね!


やり方だけ真似て
一人で再現性を上げる
練習を繰り返しても
2割くらいしか身につかない。

それよりも、
バンドと一体になって
アドリブ全体のストーリー展開を構築し、
なぜこのタイミングで
このフレーズがハマるのか!?
を体感しまくった方が
再現性8割に上がる!


さらに言うと。

1つのフレーズを一人で
躍起になって練習するより、
セッションでバンド全体と会話しながら、
ある意味ボーッと流れの中で
使った方が
デフォルトモードネットワークが
働きやすくなりマスターしやすくなる!

こんな結論が導き出せた本日。
ピンときた人はぜひ試してみてください。


今日も1日ガツンと
グルーヴしていきましょう!


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