楓さんと、吹奏楽と、

こんにちは。さいとうさだめです。でろライブ行きます。
初めましての方は初めまして。
樋口楓さんのイメソンを作ってるオタクです。

ROUND-DA!

イメソン作るオタクなんですが、
イメソンを作る前にニコ動に公開していた曲があります。

吹奏楽のための「楓に雨」

樋口楓イメージ吹奏楽曲をつくった人はまだほかにいないんじゃないでしょうか。
拙い曲ですし、イメソンほど需要もありませんが、
これが私が初めて完成させ、公開した曲でした。

これから吹奏楽の話と、自分語りをして、
樋口さんに感謝を述べて、ちょっとだけ夢を話して終わります。
だらだらした文章ですが、お付き合いいただけると幸いです。


VTuberを知ったのはちょうど去年の今頃、
「見るストロングゼロ」というキャッチフレーズが耳に刺さり、
輝夜月ちゃんを見始めたのが最初でした。

ツイッターに流れてきた何かで委員長を知り、
2月末の迷宮配信からにじさんじリアタイ視聴を始めたのは覚えています。
そこからしずりんを知り、ハジキを知り、
徐々ににじさんじにはまっていきました。

樋口楓さんは、プロフィールがまず気になりました。
吹奏楽部所属で、トランペットを吹いている。
多くのイメソン作者さんたちも曲に取り入れている要素ですね。

気になったのはもちろん、自分が高校のとき吹奏楽をやっていたからです。
中学から社会人に至るまで12年以上吹奏楽を続けてきました。
楽器はホルンとトロンボーンです。
(ゴンゴンと一緒にトロンボーン吹きたい(限界))
学校での思い出はほとんど吹奏楽といっても過言ではありません。


吹奏楽の魅力のひとつは、クラシック・現代音楽・ポップミュージックの影響をまぜこぜにマイナージャンルとして謎進化してきたかっこいいオリジナル曲の数々です。

ちょっと余談なのですが、「吹奏楽」「楓」と聞くと、吹奏楽オタがまっさきに思い浮かべる曲があります。

楓葉の舞

長生淳作曲「楓葉の舞」。日本の吹奏楽を代表する名曲です。
20分あって、重くて長くて難しいのですが、もうはちゃめちゃにカッコいい(特に6分45秒~のところとか)。
曲名が曲名なうえに手拍子効かせる箇所があったりと、
勝手にメープルダンサーと符合を感じ取って感極まる人がここにいます。


こんなカッコいい曲を自分も書きたい、
と思うようになったのが中3ぐらいでした。
部室から楽譜をパクッては、毎日授業中に読みふけりました。
見つけた面白いコード進行や思いついたメロディーの切れ端を楽譜に書きつけていくうちに、次第に曲の断片が積みあがっていきます。

ですがその後10年間、私はそれを
曲として完成させることも人に聞かせることもありませんでした。
小さな金管アンサンブル曲を大学のサークルの仲間内で
一度だけやったことがあり、それきりです。

評価されるのが怖い、という単純につまらない理由もありました。
それから、「音楽に本気だ」と宣言するのが怖い、というのもありました。
私にとって、曲を完成させて公開するというのは、
「自分は音楽に本気だ」と宣言することでした。
でも自分は本当に音楽を愛しつづけられるのかわからない。
「本気だ」と言ったそばから、自分はそれを裏切ってしまうに違いない。
そのとき自分はひどく惨めになるだろうと思っていました。


樋口楓さんの話に戻ります。
3月に樋口さんがHarmony!!を歌いました。
首を揺らしてリズムを取り、歌詞に合わせて表情を変え、
最後に眼を細めてにっこり。やヴぁいです。

元気になれる配信を、30分見るその元気がない、というときもあります。
そんなときでも1分半の歌動画は見られる。確実に元気をくれる。
3月~5月の間、Maple, Harmony!!, 放課後Melty
3曲をヘビロテし続ける日々がありました。
ある日、何の気なしに、Amazonでmidiキーボードを注文しました。

そして、奏でろ音楽!!!Maple Dancerがやってきました。
私は突如、猛然と作曲を始めました。イメソンではなく吹奏楽曲を。

歌詞がないので伝わりにくいことこの上ないですが、
一応、トランペットをふんだんに使い、
H-G-C(ドイツ音名)やC-A-E-D-Eの音でメロディーを作り、
樋口さん要素を入れて曲にしています。
元気一辺倒ではない感情の振れ幅が樋口さんの最大の魅力と思ったので、
そういう曲調を目指しました。

実は作ってまだ公開していないイメソンがあるのですが、
その曲では「楓に雨」のコード進行をごっそり移植しています。


「音楽に本気になれるか」ということはこの際置いておきましょう。
樋口さんのためになら本気になれます。
自分で書いて自分で眺めるだけの楽譜が、樋口さんのための貯金になります。
本気を出してもたかが知れてる自分を、問題なく受け入れられます。

樋口楓さんがいなかったら、間違いなく作曲をしていませんでした。
「怖い」の問題を正面突破せず、言ってみれば樋口さんの力で迂回して、
初めての吹奏楽曲を書き上げることができました。

一度書いてしまえば、仕事をしてない時間は作曲している
(か配信を見ている)のが当たり前の生活になりました。

私は紙の楽譜ベースで生きてきたのでいまだにDAWがよくわからず、
ミックスは何一つわからず、ろくな音作りができぬままに作曲しています。
よわよわな作曲がそれでも楽しく、
いまが人生で一番「豊かだ」と感じられています。

この生活をくれた樋口さんには、本当に感謝してもしきれません。ありがとうございます。


ほんとに長くなってしまって申し訳ないのですが、最後に。
実は、あと1時間ほどで誕生日を迎えます。
社築くんと同い年の同業の社畜になります。やったね。

26歳になるので、30歳までの5年間の目標を立てることにしました。
「作曲した吹奏楽曲を、激つよ楽団に、1,000人の前で演奏してもらう」
なかなかハードかなと思います。

にじさんじは、夢を宣言して叶える人たちだから大好きです。
委員長は自己紹介で「一流のバーチャルアイドル」と語り、
樋口さんは「ライブがしてみたい」と語り、
しずりんは「声優になりたい」と語りました。

やっと曲を書き始めた社畜にも宣言させてください。
明日から本気出します。


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