「町角のかぐや姫」 第5詩

「 町角のかぐや姫」 第5詩
 詩・益山弘太郎 / 写真・齋藤陽道


愛と眠りに着く  

善良き人々よ  

朝 目覚めてみる  

自らを信ずる  

素晴らしき日々よ          

憎しみと目覚める  

懲りなき人々よ  

今日も執着してみる  

迎える夕べも  

煩悶するだけだ          

さあ出かけよう  

町の中へ  

竹藪にも似た町の中へ  

かぐや姫は  

きっとそこに居る  

絶え無き月の世界から  

喜びと悲しみを  

携えて          

わずか千年の一瞬  

竹藪に現れた衛星ロケット  

彼女は見ている  

町角の何処かで  

およそ数ミリの空間の歪みから  

千年を見ている          

愛と憎しみの人は  

私のことかもしれない  

誰かのことかもしれない  

捻れて跳躍する時間  

一緒に飛び越えたら  

何かが見えるのか  

公平な肯定  

差別する否定



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詩人・益山弘太郎さんのなれそめについて

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けもののようにしなやかに駆けて向かおうか、雪ふる極北の居酒屋へ。
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齋藤陽道

1983年、♂。写真やってます。妻は、まなみといいます。2015年生まれのこどもがいます。樹(いつき)といいます。ぼくとまなみは手話で話します。こどもは耳が聞こえるということで、あら?どうなるの?こどもとの日常で気づいたことをここに書こうと。月1回の更新でのんきにがんばろ。るるる

「永遠の世界とともに」

詩人、益山弘太郎さんが、ぼくの写真集『感動』を見て詩を書いてくれています。益山さんは、『幻聴妄想かるた』で有名な、就労継続支援B型事業所「ハーモニー」に通っています。 幻聴や妄想と詩の違いがぼくにはわかりません。
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コメント1件

雑多な街に現れたかぐや姫は全てを受け入れるような器の大きさで、優しくもあり力強くもあり、永遠を生きる神のような存在に思えました。
永遠を見る中で、空間は歪み、時間も歪み、それでも普遍を見つめるかっこよさを感じます。
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