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Skyland Ventures卒業しました。

題名の通りですが、1月末をもってSkyland Venturesを卒業することになりました。

2023年のIVS2023 KYOTOきっかけでVCに興味を持ち、入社し、初出勤はあの伝説のスタートアップBBQでした。

その後もSTUDENT BBQ powered by KINGをはじめとした多くのイベントの企画や運営に携わり、しゃもじを持ってオフィスを駆け回るなど、めちゃめちゃに動き回り、多くの人と出会えました。そして一瞬の半年間でした。

【そもそもなぜVCでインターンをしようと思ったのか】

これは以前のnoteでも書いていますが、元々僕はBusiness Contest KING 実行委員会という日本最大級の学生向け合宿型ビジコンを運営する団体で副代表を務めており、スタートアップの世界と関わる機会が多く興味を持つようになりました。その後のIVS2023 KYOTOでVCという仕事に惹かれ、木下さんと出会いSVにジョインしました。

【VCでインターンしてよかったこと】

これはスタートアップの世界に限らず一般的に言えることだとは思いますが、複数の立場が存在する世界においてはそれぞれの立場を経験してみることがとても大切だと思っています。
例えば、学生団体における協賛だったら、協賛を受ける側、協賛する側の両方の経験があると、協賛を受ける場合は相手のニーズや社内稟議の事情等がわかるので、より営業が上手くなったりそのあとの関係構築がうまくいったりしますし、協賛をする側の場合は相手にとってどんな支援が必要かを考えながらより成果の得られる施策が打てるようになります。どちら側の立場だとしてもお互いにWinWinになるように考えることができます。
それと同じく、起業したい、資金調達したい、と思ってる人にとってはVCでのインターンはとても重要だなと思いました。
そしてこれは明言していいものなのかはわかりませんが、やはりただの大学生よりも、VCインターンとしての方が、得られる機会は多いし、いわゆるすごい人とも出会いやすいです。特にSVの木下さんはインターンにもどんどん機会を提供しようと色んな場に連れて行ってくれ、色んな人と会わせてくれ、質問すればしっかりと答えてくれます。B Dash Campに行きたいと言えば最終的にスカラシップが出来上がり、アントレプレナー教育に興味があると言えば静岡市長とお会いすることになり、それ以外にも長崎や松江、那須など色んなところに連れて行っていただきました。(もちろん木下さんはSVインターン以外にも、積極的に機会提供するタイプの方です。)

【VCでインターンして悪かったこと】

こんなこと書くべきじゃないのかもしれませんが、あまりこういうことを書く人はいないと思うのであえて。もちろんこれは僕の個人的な感想ではあるので、人によって感じ方は変わると思います。

・驕ってしまう可能性がある
これは本当に個々人の性格にかなり左右されますが、資金提供を受ける側、資金提供をする側、という関係性が存在している以上、VCが上の立場みたいになってしまうことがあります。(誤解されたくないのですが、起業家の存在があってVCは生きているという前提のもと。VCが偉いと僕が思ってるわけではなく、実際そういう対応を受ける場合が多いということです。)そこで「自分って偉いんだ」と思ってしまうとそれは虎の威を借る狐だし、「VCは偉いんだ」と思ってしまうとただの驕りです。そしてさらにそれが私生活にも及んだら最悪です。あくまでも謙虚に、というのがとても大切です。

・(人によっては)疲れてしまう
相対的に見てスタートアップの世界は色んな意味でとても激しい世界です。急にめちゃくちゃ忙しくなったり、短期間で多くの人と出会ったり、それこそ上場してバリュエーションが一気に上がったり。そもそもただの学生が急に1000万円とかって金額を資金調達で急に手にするというのも1つの激しさだと思います。寒暖差が激しいと風邪を引くのと同じように、色んな「差」が激しい世界は当然疲れます。もちろんこれはVCもそうですが、起業はさらに「激しい」んでしょうから起業家は本当にすごいです。そういった意味で、起業もVCも覚悟のいるキャリアだと思います。

やるなら覚悟を。そして謙虚に。ということがとても大切です。それさえ意識できれば、VCや起業はとてもレバレッジする職種業種だし、すごく有意義な経験で、VCインターンはとてもおすすめです。

【そして卒業後】

起業するの?次のインターン探すの?とか、なんなら人によっては「VC独立!?」なんて聞いてきますが、一旦VCの業界からは離れようと思っています。
実は僕は元々サイエンスアーツという上場したばかりのベンチャーで2年ちょい前から働いていて、Skyland Venturesにいた半年間もサイエンスアーツでの業務は続けていました。今後はその業務に注力しようと思っています。
とはいいつつも、東京都のTOKYO IDEATION JAMSusHi Tech Tokyoなど、個人として運営に関わっているものは今後も続けていく予定です。特にSusHi Tech TokyoではITAMAE(学生運営メンバー)として盛り上げていきます。

【最後に】

長文になりましたが、そんなこんなでSkyland Venturesを卒業し、スタートアップの世界では個人 齋藤理人になります。
この半年間ですごくすごく多くの人と出会い、お世話になってきました。「SV卒業します、これまでお世話になりました。」って個別に送る相手を考えると無限に湧いてきてしまうほどで、1人1人にとても感謝しています。
僕は1人1人がやりがいを持って働く社会の実現のために、起業というキャリアとVCというキャリアを広めていきたい。今後も行政の取り組みに協力したり、NPOとして、個人として、様々なアプローチをしていきます。messengerやDMでお声がけすることもあると思いますので、その際は何卒よろしくおねがいします。そして今まで通り動き回ると思うので、Twitter等では優しく見守ってください。
Skyland Venturesのみなさん、この半年間関わってくださったみなさん、ありがとうございました。

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