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ただ美しい言葉の羅列を。感情と感性。セラピーを愛する。 あなたはとても美しい。 htt…

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ただ美しい言葉の羅列を。感情と感性。セラピーを愛する。 あなたはとても美しい。 https://ameblo.jp/yoshinosaito

最近の記事

Overjoyed

白いパレットの上に、色とりどりの絵の具が混ざり合い、穏やかに広がっていくのが好きだった。一つの単体としての色ではなく、じょじょに混ざり合い、ゆっくりと渦のようにとぐろを巻き、やがて、別の色に変わっていく。 ほんの少し水滴を垂らすと、それはより広がりを持って、別の色彩に変わっていく。透明な水に、浸食するように色とりどりの世界が広がっていく。もう、元の色はない。ただ、それを見ているのが好きだった。 「それを見るのが好き」 その気持ちに、名前をつけることはできなかった。 けれ

    • 素直に甘えられない私の苦しみから私を解放するために。(或いは、制圧された感情麻痺からの回復)

      「どうしてこんなに甘えることが難しいのだろう」 そう、呆然と立ち尽くす人の気持ちをよく知っている。 (あの時、ああしていれば) (なぜ、ああ言えなかったの?) (簡単なことだったのに) (ただ、助けてとか、ほら、もっと別な言い方でもよかったのに) 自分から背を向けて去っていくかつての愛し人の背中を見ながら、泣いたのはただ一度だけではない。 愛されないものにとって、それくらい、「甘える」ということは難しいことだということを知っている。身を切り裂くような辛さ。 甘

      • あの木陰で、一緒に泣こう。

        ヒトは、神様になることはできない。 けれど、誰もが神様になることを要求されているのかな、と、時折感じることがある。 それは、この世界で生きる上での「日常におけるあらゆる場面」で。 強く、美しく、凛として。 それは確かに理想で、「あるべき」あなたの姿なのだと思う。 けれど、それは本当か? けれど、本当にそうならなければならないのか? 私たちは、神様にならなければ、本当に愛されないのか。 * ありがたいことに、これまで私は本当に多くのクライアント様に信頼していた

        • 輪郭

          時計は4時23分をまわったところ。風の音が窓越しにびゅう、と聞こえる。 書くことに疲れると、こうして「感受性で書く」ことを始める。整合性も何もない文章だけれど、それでも「すき」と言ってくれる人がいることがありがたい。 * 子供の頃から夜が好きだった。昼間の喧騒は、世の中が慌ただしく生き急いでいるように思えて好きではなかった。流れに乗れない自分がおいていかれているような気がして、一人取り残されている感覚、焦り。そうしたものが、夜、こうして世界が闇に包まれることで、なんだか

          揺れる

          ぶつけられた感情は、いったいどこにいくのだろう? 私たちの心はとても敏感で、ぶつけられた感情…それだけではなく、その背景にあるものを全て吸収してしまう。そのことに気づいたのは小学生の頃だった。 * 学校で授業中、自分が空白になったような気持ちになる。空っぽ。本当は「気持ち」ですらない。ただ、自分がなくて、ただ、クラスメートや先生の言葉や感情が自分の中に入り、素通りしていく。多くの「個性」の中で、私がいなかった。存在としてはいたのだろうけれど、心の実感として、自分がその中

          揺れる

          「見よう見まね」の愛

          子供の頃、花火をどう見ていいかわからずに、泣きながら父に尋ねたことがある。 花火が上がって、パッと鮮やかに開いた次の瞬間には、もう闇に溶け込んで消えてしまう。それがとても悲しかった。消えてしまう閃光を心がどう追いかけていいかわからずにいた。 不思議なことを質問したなというように、父はなぜか優しく笑いながら、「ただ、パッと見て綺麗だねって思えばいいんだよ」と教えてくれた。 鮮やかな光が消えてしまうのが怖かったのか。 それとも、忙しくて逢えない父との時間が終わってしまうの

          「見よう見まね」の愛

          震える雛鳥のような貴女へ

          私が貴女を見るとき。 まるで、震える雛鳥のようだと思う。 貴女は前に進みたいと願いながらも、どこか過去の記憶に追われ、いつも心細げな、不安げな顔をしている。 貴女はそれをひた隠しに、なかったことにしようと、必死に自分の記憶と戦っているのだろうけれど、正直、私の目から見ればその横顔はとても美しく、ある夜、月下美人が密かに咲くように、鬼気迫る美しさがある。 それを、「いけないこと」とは思わない。 * いつも弱さをさらけ出す貴女を見ていて思うのは憧れだった。 泣き顔は

          震える雛鳥のような貴女へ