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親離れできない子燕たち

今年も、我が家に来た燕の子供たちの巣立ちが始まりました。
生まれ育った巣から、初めて自分の翼で飛ぶ姿。
初々しくて、可愛いですね。

子燕 「飛べるかな?こわいなぁ」
親燕 「大丈夫。思い切って飛んでみなさい」
子燕 「でも、こわいな」
親燕 「はやく飛び込みなさい」

毎年の見慣れた光景ですが、何度見てハラハラします。
(がんばれ~)

今年は、五羽の子燕たちが育ちました。
一羽一羽、飛び方に性格の違いが表れていて面白いですね。

無事に(?)、親燕に追い立てられながらでしたが、みんな外の世界に飛んで行きました。

初日の夕方、親子そろって帰宅してきました。
このような光景も、毎年見ていますが、今年の子燕たちはいつもとは違い何となく可愛く感じました。
例年であれば子燕たちは、初めて外の世界を飛び回って帰宅した後は、疲れ切って寝てしまいます。でも今年の子燕たちはよほど興奮していたのか、帰宅してから子供たちだけで集まって、30分くらいずっとおしゃべりをしていました。仲のいい子たちですね。
タイトル写真の左側がおしゃべりをしている子どもたちです。右側は一安心という雰囲気の親です。

もう一つ、今年の子燕にはいつもとは違うところがあります。
毎年、巣立ちをした子どもたちは、2,3日で古巣に戻ってくることはありません。でも今年の子どもたちは、親が2回目の産卵のために綺麗にした巣に毎日戻ってきます。それも仲良く体を寄せながら眠っています。親離れができないのでしょうか?子どもたち同士で仲が良いのはとても可愛いのですが、親にとっては迷惑なことですね。2回目の産卵ができないわけですから。はやく親離れをして親燕を安心させてあげてほしいものですね。

巣を占拠する子燕たち



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