子供のころ、好きなコンテンツを馬鹿にする大人が嫌いだった。

 子供のころ、子供の好きなものを揶揄したり馬鹿にする大人が大嫌いだったので、そういう大人にはなるまいと決めていた。

・「漫画だから、ゲームだから、アニメだから下らない」というコンテンツ差別はしない。
・自分の好きなものは、他人(世間)から馬鹿にされようと好きと言う。
・子供の好きなものを自分が理解できないとしても、それを馬鹿にしたりしない。

 大人になったらこうしようと、子供の時に決めた。 

「葬送のフリーレン」では、ハイターが「中身は子供の時と変わっていなくとも、子供相手には大人の振りをするのが大人だ」と語るシーンがある。
 中身が子供のころと大して変わってなくて、自意識むき出しでマウント取り合って「黒歴史w」と茶化して揶揄しあっていてもいい、大人同士なら。

 だが、子供は大人と違って、まだ自分の気持ちをうまく言語化できない。大人の欺瞞や矛盾を突くこともうまくできない。
 そういう子供相手に、大人が好きなものを馬鹿にしたり茶化したりする様子を見るのは、ただただ嫌な気持ちになる。
「子供を見下すことで、自分の劣等感を昇華したり自尊心を満たそうとする」のは大人として本当に(本当に)どうかと思う。

 子供相手には、何かを好きな気持ちを下らない、馬鹿みたいだ、とその子に思わせるような言動は止めたほうがいい
 そういう言動こそ黒歴史だと思うけどな。

◆余談
 
自分が子供のころに嫌いだった人間に関わらないようにするために、あらかじめ「厨二」と名乗っている、というのもある。

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