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はじめに~そしてリファラル採用成功事例。

求人広告で企業の人材採用に従事し、数年間。
長きに渡り様々な求人のお手伝いをしてきましたが、求人広告で効果を出すため(ここでの効果とは、欲しい人材からの応募を集めること)には、
広告の表現や、欲しいターゲットの求める条件や情報を入れるなどの、文章を書く上でのテクニカルな部分が必要です。
これに関しては、信用できる営業に出会えるかどうか、または一緒に伴走できるような営業と組めるかが大きなカギであると考えています。
しかしそのテクニカルな部分も効果に影響するのはほんの一部。

採用が成功している企業の大きな特徴で、大前提は、

「働いている従業員の満足度」

であると確信しています。
しかし、その満足度というのはとても難しい。。。
個人の捉え方も違ければ、測って数値化することができていない企業も多いかと思います。
(この数値化という点は色んなツールがあるので機会をみて記事にします。)
満足度が高いと社員は外へ向けて発信します。
社員ひとり一人が、会社のブランディングをしてくれるのです。

そんな企業をたくさん見てきた中で、キーワードとなるのは”リファラル採用”という採用方法。
簡単に言うと、社員紹介です。
そこで今回はリファラル採用について、セミナーや勉強会に行き得た情報を
簡単にですがまとめてみました!

<はじめに>
現在転職活動中の人は300万人いるといわれている。
その中を求人広告や紹介会社を介して人材を取り合っている状態。
転職活動をしていない層は約3000万人。
この人たちを動かすためにリファラル採用は一つの手段です。

<リファラル採用とは?>
社員紹介より採用する方法。
アメリカでは85%の企業がリファラル採用を導入し、一番スタンダードな採用方法です。
①潜在層の獲得
②コスト面
③定着率
などリファラル採用のメリットは多くあるため、
積極的にリファラル採用を推進している会社が増えてきています。

<企業が行っている具体的な取り組みの一例>
①お弁当制度の導入→夜は無料でお弁当が食べられる制度あり。
そこへ友達を連れてきて、気軽に会社でお弁当が食べられる。
②自社イベントを実施→会社としてのブランディング向上と気軽に来れる雰囲気作り。
③リファラル採用推進のポスター作成→トイレなど見られやすいところへ貼る。
④面接フローの改善→半期に一度見直し面接官を変えたり、質問の見直しをする。
⑤オリジナルTシャツ贈呈→紹介してくれた人へプレゼント!
⑥リファラルBOOKを作成→社員の人からよく聞かれることをHOW TO本にし、
朝礼などの場で週1回共有し浸透させる。
⑦QRコードがついているカードを渡す→社員全員に渡し、気軽に友達に渡せるものを作り、
QRコードからは採用情報などの詳しい情報を見ることができる。
⑧新人のはじめての研修時にリファラル採用を積極的にやってることを伝える→その文化が当たり前であることを新入社員に浸透させることで既存社員の意識も変わる。
⑨リファラルで採用した人を1カ月後1on1で面談をしながらモチベーションの確認。
他に友達を紹介できそうな人いないかを直接聞く。

など会社により、いろんな取り組みをしています。

<リファラル採用の成果>
エンジニア採用/採用単価120万円~180万円だったのが
リファラル採用をメインにしてからは60万円程度。
訪問看護師採用/約半年の段階で、社員紹介のスカウトを送ったメール数が221件、
そこからの応募数が83名、内定6名!
リファラルで採用した人は定着率100%。

<最後に>
リファラル採用が会社の風土として根付くまで、
協力してくれる社員に対し、紹介することへのハードルを下げ、
紹介しやすいような方法を時間をかけながらじっくりと取り組んでいくことが必要です。

どこかの会社の理念にもありましたが、
「全員人事」という意識を持つことが必要になります。
仕組みや制度、風土作りなどを再度見直す機会としてぜひリファラル採用を考えている企業様はご参考にしてください。


#リファラル採用