『スパイダーマン:ホームカミング』観てきたで!

わしこの間な、よ~やくスパイダーマンのいっちゃん新しい映画、観に行ってきてん。『スパイダーマン:ホームカミング』っちゅう名前やったと思うわ。ダーマンの映画は一応全部観てるんやけどな、今回はシリーズ2回目の仕切り直し(カタカナやったらリブートとか言うんか?)らしいから、結構期待してたんよな。

まぁ~めちゃくちゃ面白かったわ。ほなさっそく、感想いくで。ネタバレも無くはないから、気いつけや。

ダーマンがいつになく走る

今までのダーマンはな、摩天楼だらけのマンハッタン辺りが舞台やったから、クモの糸ブシューてやって、ガーッてスイングしてまたバーン飛んでくのが多かってんな。まぁそら、糸使ってバンバン飛んでくのが一番速いやろしな。分かるねん。

でもな、ずっと疑問に思ってたことあってん。何かて言うとや、「ダーマンは田舎で活躍できんの?」ってことやな。高いビルがあるからこそ糸でバシュ、ブラーンて犯罪現場に急行できてたわけやけど、田舎みたいに1~2階建ての家ばっかりのところやったら、急いで移動できひんのちゃうか、と常々思ってたんよな。
まぁ、田舎やったらマンハッタンよりは犯罪も少ないやろうけどもやで。

そんなしょーもないことをコッソリ考えてたわけやけど、さすが最新作。今回でちゃんとその疑問解決してくれましたわ。ダーマンな、ビル無いところやったらめっちゃ走るねん。
人んちの庭にバッシーン入ってたし、庭にあった柵もバコーンいってたわ。犯人追うためにどんだけ物壊しとんねん思うくらいボッコボコや。もしこれがわしの家やったら、いくら相手がダーマンでも、出るとこ出て、出すもん出してもらわな気済まんわ。

まぁここもな、普通に見たら「うわ、スパイダーマンが走ってるじゃんw」て笑ってまうところやねんけどな、今回は何を隠そう、今までで一番ハイスクール感バリバリの作風や。「青春」っちゅうテーマでやっとるわけやから、ダーマンが必死こいて走るのも納得いくねん。

わしもハイスクールの頃はよう走っとった。部活とかちゃうんやで。全く用事も目的も無いのに全力疾走しててん。チャリ、バス、電車、何とでも競争したわ。何の理由もないのに風を切る感じ、ほんでもって、爽やかな汗を流す感じ。
まさかこんなところで自分語りが始まるとはわしも予想外やったけど、何が言いたかったかっていうと、「走る=青春」っちゅうこっちゃ。

ダーマンも、いつになく走ることで青春感醸し出してたんやろな~。甘酸っぱいわ~。

ダーマンがいつになく高いとこで戦う

今回のダーマンは、高いところに慣れてへんのが新しかったな。なんやかんやあってワシントンの記念塔(でかい日時計みたいなやつ)の先っぽまで登ってんけど、若干ビビる描写があんねん。まだダーマンであることに慣れてへんねやろな。でも、そっから意を決してバッサー飛んでグワーン勢いつけてからバチーンてガラス割るところが、青春っぽくてええねんな。

「もしかしたら死ぬかも」って思いながらも、勢いに任せてとんでもないことする、それが青春ってもんや。そう思わん?

ほんでや、クライマックスではなんと飛行機の上で戦うねん。飛行機の中ちゃうで。上やで。いや、下側のときもあったかな。まぁええわ。とにかく、歴代ダーマンたちもびっくりの高度や。記念塔の高さですら怖がってたのにやで。

ただ、これもまた青春って感じやな~。勢いに任せて高いところ行ってまうっていうのがな~。バカと煙は何とやら言うやろ? 青春ってのはアホなことしてナンボってことや。

女の子と恋の駆け引きするようなバラ色の青春ではないけど、こういうくすぶった高校生活送ってた人の方が多いんちゃう? だからこそ、ダーマンのちょっとドジで灰色の青春に共感できる人も多いと思うねんな。

まぁとにかく、今回のダーマンはいつになく甘酸っぱい青春映画やったっちゅうわけや。みんなも、機会があったら見るんやで!

アイアンマンの絶妙なウザさ

こっからはちょっと余談なんやけどな、ダーマンのホームカミングって、予告編ではアイアンマンも結構出てくる雰囲気やったやろ? あれな、嘘やから気つけや。アイアンマンも出てくるには出てくるけど、ウザい上司と同じタイミングでしか顔見せよらへんねん。

大概、ダーマンがミスした時に来るねんな。ほんでダーマンに説教や。こっちからしたら、ウルトロン作って街ひとつ壊滅させたやつに説教されてもなぁって感じや。ホンマに。
そもそも今回の敵も、アイアンマンが原因で悪事を企て始めたやん。あんたのせいで敵増えたの、これで何回目やねん。

しかも最後には、ダーマンが大手柄立てたからって、手のひら返したように「わしが育てた」みたいな顔しよるやん。今回の映画を通して成長したダーマンに肩入れしてた分、わしも大人げなくムキィーーーーッてなったわ。

でも、ウザい大人に介入されるっていうのも、悲しきかな、青春の一部分なんやろな。わしも高校の頃は、オカンとよう喧嘩してたもん。今思うと、オカンが正しかったんやけどな。

まぁまぁとにかく、面白い映画でしたわ。

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