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2023川崎フロンターレU-18 出場全選手短評 後編【MF・FW】

こんにちは。27日に【監督スタッフ・GK・DF編】に続いての【MF・FW】後編となります。今季高円宮杯プレミアイースト22戦中18戦を現地参戦いたしました。アンダーは配信あってもDAZNとは画質が違うのでやはり足を運んでよかったと思うことばかりです。前編後編を読んで、Ankerフロンタウン生田や等々力の試合を観戦するフロサポがひとりでも増えることがこのnoteの目的でもあります。

三笘や碧、板倉に三好をユースから観てたっていうツイートやポストに1ミリでも羨ましさを感じたことがあるなら、まずは一度だけでも現地観戦をオススメします。ユースは分かりすく成長するから楽しいぞ。

後編も目次をつけております。推しを優先に読んでほしいですしね。MF編はトップ昇格する由井くんからです。ではどうぞ。



■6番MF由井航太

由井くん推しのちろちゃんさんにお願いしました。トップ昇格が決まった際には大層喜んでて。秋春制が始まるシーズンにはトップのワンボランチをやってると予言しておきます。


今年もシーズンが終了してしまいました。今回も推しの由井くん担当させていただきます。

由井くん去年新国立で涙とともに落とした忘れ物を取り戻す事はできませんでした。怪我の影響もあり好きだと言ってた夏のクラブユース選手権にも出られず。思うような前半戦ではなかったかも。

後半は土屋くんの代表招集もありCBで出場する事が多くなりました。ただトップに昇格する事もありこの経験は大きかったのではないでしょうか。

時々ボランチ魂を発揮してしまい、上がり過ぎてGK濱崎くんから戻れとの指示も多々ありましたが。今回ACLに帯同するも出場する事は叶いませんでしたがこのタイミングでU18日本代表トレーニングに招集。ここでも経験を積んで来季試合数の多いトップの試合のどこかで出場して欲しいです。

個人的には碧くんのような選手になってもらいたいけど海外には行かないで欲しいです。


最後の2行がサポーターならでは。とはいえ20代前半でフロンターレのレギュラーやったら海外から声は掛かっちゃう。ただそれぐらいの野心がないと先輩方を喰ってレギュラーなんて張れないのがプロ。けど、分かってるけど、言わずにはいられない。それが個サポの性(さが)というものです。

■7番SH志村海里

志村くんは写真をお借りしてるとめさんから頂きました。


志村海里

春先に見た時、右サイドの槍として強く突き抜けることができれば、川崎U-18の戴冠が近づくと感じた選手の1人だった。

そのプレースタイルは海外に羽ばたいた偉大なる先輩と似ており、実際に先輩が練習を見にきた時には、「あの子(志村君)が典型的な俺タイプで。。。」と言われ、直接指導も受けている映像が残っている。

本人が思い描いた通りのプレーができたのかどうかは本人しかわからないと思うし、そのドリブルから最後の試合となった尚志高校戦も何度もチャンスは作ってくれた。

ただ、槍の鋭さという観点では、もう少し鋭くなっていれば、もう少し得点に直接関わってくれれば、というのが個人的な勝手な希望、期待ではある。

背筋が伸びたドリブルは鋭さを増せば唯一無二の武器になるはず。

次のステージで頑張って、突き抜けて、クラブに帰ってきてほしい、と個人的には強く願っている選手の1人だ。


志村くんは小柄だけど、その姿勢の良さからか寄せられても倒れない力強さがある。サイドから中に来て受けて、ど真ん中をぶち抜いていくドリブルが大好きです。


■8番MF名賀海月(ナカ ミツキ)

フロンターレスクールからU-18まで10年以上とゴリゴリのフロンターレっ子である。ボランチとSHが主戦場。目標とするのは大島僚太。そう、大変気の利く選手である。途中からは右SHででることが多かった。サイドで貯めてFWに時間を作り崩していくプレーが好きで。

サポーターがイメージするフロンターレU-18出身のMF像は名賀くんが一番近いんじゃないかな。

技術的には遜色ないので、憲剛がよく僚太や彰悟に伝えてた『怖い選手になれ』ってのを大学で身につけたら4年後帰ってくることでしょう。進学先が関東ならどこかの会場で成長を見れるはず。楽しみにしてます。


■10番MF尾川丈

ピッチでは『オガ』『ジョー』と言われてますが、フロサポには『オガジョー』ですね。だって『オガジョー』って言いたいから(笑)  そんなオガジョーを推してるありまさんにお願いしました。


錚々たるユース893…もといユースに造詣の深い皆様の中にわたくしめのような新参が、しかも今シーズンの10番を背負っていたオガジョーくんについて語らせていただいていいものでしょうか!?
とおののきつつおそれ多くも一筆取らせていただきます。真面目な総括を期待されてる方、初めに言っておきます。それは無理ですごめんなさい。笑

もともとトップチームでも「うおおなんだこの人めっちゃ気の利いたプレーするじゃないか上手いなーこいつめこいつめ」みたいな選手を好きになりがちなわたくし、ユースっ子たちを観に行くようになってからオガジョー(以下全て敬称略)に魅せられるのは必然だった気がします。

なんというか、いつも「そこでオガジョー」なんですよね彼。トップチームで有名なソコニーズ(タニ、エウソン、ミキ)の皆様とはちょっと違って「そこで」オガジョー。せっまいとこにパス通して「そこでチャンスメイクできる!?」ってなったり、囲まれてそうなところでターンして「そこで回る!?」ってなったり、味方のロストでピンチになりかけたところに駆けつけて「そこで防ぐ!?」ってなったり。思えば私がオガジョーをめちゃくちゃ推し始めた2022年(オガジョー2年次)のホーム柏戦もペナルティエリア外からの「そこでヘディング!?」でした。

いて欲しいところ、支えてほしいところにきっといる。それがオガジョーという選手のいいところ。私はそう思ってます。

ACLグループステージ最終節、トップ昇格が決まってる由井くんを除けば唯一アウェー蔚山に帯同してたので「も、もしやここで逆転昇格あるか!?」とそりゃあもう盛り上がってたんですが叶いませんでした。残念。まあその歓喜は4年後にとっときます。オガジョーらしさをしっかり保ちつつ大学でレベルアップして、あの普段はスンっとしたクールめな顔に満面の笑みを湛えて「ただいま!」と言ってくれる日を待ってます。

ユニのネームは「OGAWA」になるのか某パンマンばりに「JO」になったりするのか今から妄想、もとい想像が膨らみますね。

がんばれオガジョー。燃えろオガジョー。高校生でバイエルン・ミュンヘンと戦ったことのある日本人なんて君ぐらいだぞ(たぶん)。


2年次の22シーズンは右SHなのに偽トップ下として猛威を奮い、23シーズンはアウェイ昌平戦後半からのボランチがハマり丸っと2年間キーマンであり続けたオガジョー。視野が広く、気が利きすぎるが故でしょうか、即席代表では良さを出しきらないSBSカップもあったり。もっと我がままになれって思いながら試合観てた。大学では1年からリーグ戦に絡めるくらいのポテンシャルはあるんだ。見せつけて欲しい。



■18番MF八田秀斗

八田くんは川崎そだち主筆のだいちさんにお願いしました。FW登録だけど試合にはボランチで出ることが多くなったのでMF編にしました。八田くんの24シーズンはどこのポジションなのか。


FW18 八田秀斗

今季、フロンターレU-18を見てきて、もっとも驚いたのは、8月27日の練習試合、日本大戦で、八田秀斗が右SBとしてプレーしたのを見た時だったかもしれない。
右MFに入った恩田裕太郎との連係から、しっかりチャンスもつくり、高い位置から折り返しも入れるなど、「これは意外にいい」と思うようなプレーをしていたように思う。

プレミアリーグEASTで、多くの試合でメンバーに入り、12試合に出場した八田。
本職のFWとしては、10月22日、第19節の横浜F・マリノスユース戦(〇3-0)で、江原叡志のクロスから、プレミアリーグ初ゴールを記録。
さすがに右SBとして出場する機会はなかったが、攻撃的MF、ボランチとしても、出場を重ね、ボールに多く触れることで、チームにリズムをもたらしてきた。

「コーチたちにもいろんなポジションできるのは、ひとつの強みと言ってもらっていて」
「FWが一番やりやすいんですけど、ボランチとかもできるようになって、自分のプレーの幅、広げたいなと思っているので。たくさんチャレンジしています」

試合後の言葉からも、複数のポジションに取り組んでいることに前向きな気持ちを抱いていることが垣間見える。

そんな八田が、将来的にやってみたいポジションは、トップチームでいう“4-3-3”のインサイドハーフ。
そのポジションに入るU-18の先輩、脇坂泰斗や、「すごいゴールにもかかわれるし、守備もできるっていうところは見ている」という橘田健人を、参考にしているという。

1、2年生が対象のJユースリーグでは、ボランチとして、間に顔を出しながら、ボールを受け、さばき、時にはエリア内へ顔を出すなどして、チャンスメーク。守備でも、ボールを何度も奪い、お手本にしているトップチームの選手たちのようなプレーを出せることが多くなってきているように思う。

絶対的な存在だった尾川丈や由井航太が卒団したボランチ。エースの岡崎寅太郎や髙橋宗杜らが卒団したFW。はたまた、江原叡志の抜けた右SB?
来年は、どのポジションを担うことになるのか。いずれにせよ、今季取り組んできたものを生かして、チームに大きなものをもたらしてくれるはずだ。


■22番DF加治佐海

加治佐くんは本来右SBを本職としてDF登録なんですが開幕から右SHとしてレギュラーを掴みました。このnoteでは実績踏まえMFとして紹介させていただきます。今回唯一のおふたり投稿の加治佐くんはNanaさん川崎人さんからになります。まずはNanaさんから。


【Nanaさん編】

加治佐くん

初めてプレーを見たのは昨年の9月、等々力第一サッカー場で行われていた練習試合。メンバーは当時Aチームではなかった選手がメイン。みんな上手いのは当たり前なのですが、その中でも個人的に「おっ!この選手Aチームに絡んできそうだな」と目に留まり、その場で選手一覧を確認して名前を覚えたのが加治佐くんでした。
今季の彼の活躍はユースの試合を見ていた方ならご存知の通り。Aチームに絡むどころかチームを引っ張る存在へと成長し、試合を重ねるごとにどんどん上手くなっていく加治佐くんに驚きと頼もしさを覚えたこの1年。個での仕掛けはもちろん、周りと連携しての打開、一列落ちたり内側に入って味方からパスを引き出しすプレー、すべてをハイレベルでこなす選手。魅力はなんといってもあの小柄な体格からは想像もつかない力強いプレー。
成長著しい加治佐くん、来季はチームを勝たせる存在へ。伸び代は無限大!期待しています。がんばれカジサック!!


【川崎人さん編】

DF 22加治佐海

本来はSBの選手であるが、今季は右SHとしてスタメンの座を射止めた2年生プレーヤー。

加治左くんの持ち味は本当にSBなのか?と感じるような攻撃的な姿勢と、狭いエリアでも相手を外せるターンだ。中央の狭いスペースに入り込んだ後のボールを受け方が上手い。

また、右利きで有りながらも左利きっぽいボールの持ち方が出来るのも特徴。左足でボールを持った際は、上手く目線を使いながら相手をズラして縦突破も出来る。

更に3節の大宮U-18戦で決めたような左足でのミドルシュートも兼ね備えている。両足を巧み使えることから、多くのプレー選択が出来る選手だと感じた。

今シーズンからプレミアリーグの開幕戦でスタメン抜擢されると、柴田くんのクロスに頭で合わせていきなりゴールを決めた。それ以降はチームの主力として獅子奮迅の活躍。更には年代別の代表にも招集されて順風満帆なシーズンだったと言えるだろう。

だが、最後の3試合は3年生の志村くんが右SHでスタメン起用され、ベンチからのスタート。この3試合ではピッチに立つことが出来なかった。

最終学年となる来シーズンも主力として活躍し、最後の試合もピッチの上でプレーしている姿が見たい。


167㌢とプレミアのCB相手には明らかに小柄なのにヘディングからもゴールを決めてシーズン5点は素晴らしい。右利きだけど左足シュートも上手いのは国体制覇した決勝ゴールでも明らか。DFとは思えない得点能力を24シーズンも発揮してほしい。


■24番MF児玉昌太郎

児玉くんは4試合72分の出場で主に右SH、ときに左SBをやることがおおかった。交代選手として、試合に入ったら常に全力で走ってる姿が印象的です。1年2年主体のJユースリーグではキャプテンマークを巻くくらいのキャプテンシーを持ってることは伝わります。監督に信頼されてる選手。来季は右SHを加治佐くんと競う形になりそう。高いレベルのライバル関係になることを願ってます。もっとゴリゴリって押し出すプレーが見たいなぁ。


■25番MF矢越幹都

矢越くんも写真をお借りしてるとめさんに書いていただきました。由井くんをボランチに戻させなかった矢越くんは来季のエース候補。


矢越幹都

事前知識もなく、ふらっと見に行った試合で、目についた選手がその後、活躍する、というのが育成年代を見る醍醐味の一つだと私は思っていて、過去で言うとそれは脇坂、板倉だった。

今年で言うとそれは矢越君だ。

ふらっと見に行った6月の練習試合、レギュラー組が前半でお役御免になる中、ボランチの位置で1試合通して目についたのが矢越君だった。

明らかにプロフィール(173cm)よりも大きく見える体躯で、ピッチを動き回り、高いテクニックでボールを保持し、ボールを散らすと共に、ミドルシュートも打ち込む積極性。

これは面白い選手なのでは?

その後のプレミアリーグを見に行った時にその直感が間違ってなかったことを確認できた。

特にアウェイの柏戦は2得点の活躍。
その後もしっかりレギュラーの座を確保して、リーグ戦終盤までしっかりと試合に出続けた。

来季は3年生となり、ポジション的にもチームの要となる選手なのは間違いないが、まだまだ伸び代も十分ある選手。

来季はもっともっと攻守に存在感を出して、輝きを放ってほしい。


矢越くんに『今季一番悔しい試合は?』と聞いたら『アウェイ昌平』って返ってくる自信ある。それくらい何も出来ずHTに交代の憂き目にあった。あの昌平戦を観てたので、後半戦の矢越くんは別人のよう。自信を得た矢越くんのプレーは面白いほど効いてるから、24シーズンも楽しみである。『10番』は矢越くんという予想。


■26番MF齊名優太

フロンターレU-18の元気印、齊名くんは2試合47分のプレータイム。長橋監督が齊名くんの声やキャラクターを褒めちぎっていたのをよく覚えてる。

チームにひとりは欲しいタイプの選手。

ボランチとして由井くんにオガジョー、矢越くんがいてなかなか出ることは叶わなかったが、24シーズンは3年生。バシッとチームを盛り上げるだけでなく締めてチームを勝利に導いて欲しい。


■27番MF知久陽輝

知久くんはリーグ戦には出れなかったけど、夏の和倉ユースを現地で観てたHiromixyさんに書いてもらいました。


番外編 和倉ユースカップ

知久君
リーグ戦は出場機会はありませんでしたが、実は知久君、コーチ陣にウケが良くJY時代トレーナーが良い選手と褒めていたのを耳にしました。和倉ユースカップではボランチかな…縦横無尽にピッチを駆け回り目立っていました!vs 金沢学院との対戦時には2点目も知久君のクロスから!2回のPK時にはどちらも力強く喜びを表現してた。チーム内競争は激しいけど、来季、間違いなく期待できる選手!


ここからはFWです。

登録はMFの選手も多くいますが、実際のポジション優先させていただきました

■11番MF岡野一恭平

岡野一くんも川崎人さんに書いて頂いております。システム的には4231の左SHですが、役割はWGでしたね。


MF 11岡野一恭平

川崎フロンターレU-18が誇るスピードスター。筆者が昨年観に行った柏U-18との試合では、そのあまりの速さに等々力にどよめきが起っていた。

しかし、去年の半ばに怪我で離脱。今季の前半戦までに復帰ができず出遅れる形となってしまった。最終学年として迎えたシーズンだっただけに、本人ももどかしい気持ちがあっただろう。

それでもプレミアリーグの後半戦となったフロンタウン生田での大宮アルディージャU-18戦で、スタメン復帰を果たす。そこで持ち前のスピードとドリブルを武器にして左サイドを疾走。元気にピッチを走り回る岡野一くんらしいプレーを見せてくれた。

続く流通経済大学柏戦では先制点となる嬉しい今シーズン初ゴールをマーク。これが決勝点となりチームの後半戦の起爆剤となった

シーズンが終わってみれば後半戦全試合にスタメン出場。11試合に出場し5ゴールと大きな結果を残してみせた。

わずか3ヶ月間という短い間でもこれだけのインパクトを残せる選手であるため、次の舞台でのプレーが非常に楽しみである。怪我には気をつけてこれからも頑張って欲しいところだ。

そしてトップチームの選手として、等々力のピッチを全力で駆け上がり満員のサポーターが沸く瞬間を再びこの目で見たい。


岡野一くんは2年時の怪我、FC東京U-18戦も桐生第一戦も両方とも現地で見てたので後半戦から復帰したのはとても嬉しかった。U-16のとき世代別に選ばれてただけある。岡野一くん、またね。


■13番FW髙橋宗杜

宗杜くんは東京正面同盟さんにお願いしました。


これまでもヤンフロ通信などで断片的に下部組織のことを注目していましたが、2022年の高円宮杯プレミアEAST昇格後にシーズンを通して追いかけ始めるようになりました。

 2022年シーズンが開幕し、五木田選手と岡崎選手の他にどういうFWがいるのかとプロフィールを眺めていて、髙橋宗杜選手のガッチリとした肩周りと朴訥とした表情に目が留まりました。

 ところが、2022年は開幕から五木田と岡崎選手のコンビで勝ち続けたこともあり、実際に活躍している姿を見ることは出来ず、楽しみは2023年に持ち越しとなっていました。

 そして2023年、ツートップを予想したものの夏頃まで岡崎選手のワントップのような形が多く、70分前後から最後のパワーをかけるために出場する選手という印象でした。しかし、夏のクラブユース、和倉ユースを経た9月の大宮戦、初スタメン起用でいきなり2得点の活躍。続く大観衆を集めた等々力でも昌平戦もスタメン起用。その躍動する姿をじっくりと見て、すっかり好きな選手になりました。懸命なチェイシング、ボールを収めるために闘う姿に試合ごとに惹かれていきました。無理をしてでも夏の大会にも行っておくべきだったと後悔しました。

 後ろからのボールを収める力、前線での弛みないプレッシングに加えて、少し無理な体勢でも足を出してゴールを狙う姿勢。試合ごとに動き方が少しずつ俊敏かつ効果的になったように見えました。あと半年シーズンが長ければ、更なる活躍があったに違いないと思える成長曲線でした。

 (私見ながら)矢島卓郎、知念慶の流れを汲むストライカーとして、大学進学後にも成長し続けて一回りも二回りも大きくなって等々力に戻ってくることを強く願っています。

 その時には、密かに考えたフレーズ「斬れ味抜群 Sword Takahashi」のゲーフラを作って後押ししたいと思います。身体に気をつけて頑張れ髙橋宗杜!


後半戦のスタメン争いはプロさながらの激しさだったかと。互いが互いを伸ばして行く姿はライバルと呼ぶに相応しかったです。プレミア上位のFWとして、大学では季晋くんのように1年生でもリーグ戦を期待されることでしょう。楽しみにしてます。


■14番MF岡田泰輝

岡田くんはすっかりプロのスカウトのような観戦してるセイネンさんに書いて頂きました。


ヤンフロの小林悠だった岡田泰輝くん。昨年のプレミアリーグでは試合に絡めていなかったと思うし、今シーズンはどうかな?と思っていたが、それを払拭してくれたのが、フロンタウン生田オープニングマッチの試合。

ここで大学生相手に2得点。確かチームは5得点の大量得点だったと思うが、粉砕したのは彼のおかげでもあった。

それ以外の大学生相手でのTMでも得点をしているが、今シーズンはリーグ戦にも絡めるし得点もできると思っていた。彼の特徴は質の高い動き出しと抜群のシュートセンス。そして、嗅覚。これは岡崎寅太郎くんにも言えることだが、なぜかフリーになれている。気づいたら前を向いてプレーができている。ゴール前でボールがこぼれてくる。

プレミアリーグEASTでは17試合出場5得点。立派な数字。大学でもサッカーを続けるということを目にしたが、彼のようなプレイヤーはそう多くはないし、チームにハマればすぐに試合にも絡めるかもしれない。陰ながら応援してます。またどこかの会場で!


対戦相手のCBはマークしにくくて苦労したと思う。曲者も曲者で、ペナ内でもルーレットのようにクルクル回るし、ゴチャっとしてるところを何故か抜けてくる岡田くん。そしていつの間にやらフリーに。真似出来ないプレースタイルを大学で磨き上げてね。

■28番FW香取武

香取くんは川崎そだち中の人anzaiさんに書いていただきました。


28 香取武

ふてぶてしい。これが、私の香取武への印象。
傍目には難しいゴールを決めても、大きく喜ぶことはせず、さも当たり前に決めたかのように振る舞う。

1年生だった昨季から同学年ではいち早く試合に絡み、今季は早い段階でゴールも決めた。
順風満帆に思えたプレミアリーグでの活躍だったが、怪我での離脱以降は思ったように結果を出せず、9試合3ゴール。悔しかったと思う。

早いもので、来季は3年生。岡崎、岡野一、志村、髙橋宗杜、岡田といった上級生のFW陣が一気に抜けた最後のシーズン、プレミアリーグを舞台に大暴れしてほしい。
シュートセンスは一級品。あとは試合に出続けて、コンスタントに得点を取るだけだ。


来季のフロンターレU-18は香取くんにかかってると言っても過言じゃない。前が3年生多かったのでエースとして君臨してもらわねば。身体ができてきてパワーが付いてきてるので期待しかない。頼むね、香取くん。


■41番FW恩田裕太郎

ゴリゴリ系FWとして田中幹大くん、五木田季晋くん、髙橋宗杜くんの系譜に名を連ねる恩田くんである。終盤になりリーグ戦に絡むようになってきた。U-15から1年でこんなにゴツくなるものだとびっくりしてる。

1年ながら3年生CBに負けてないシーンも見られたのでオフにまたどれほど鍛えてくるのか楽しみである。

香取くんと恩田くんは来季FWの軸として1年間踏ん張ってもらわねばならない。恩田くんが相手CBを押し込めるのかどうか。チーム戦術すら左右する立場になる。

もう先輩からもヤスさんからもプレッシャーは掛けられていることでしょう。24シーズンは恩田くん飛躍の1年になる。


■9番FW岡崎寅太郎

トリは寅ちゃんです。寅ちゃん推しを全面に出してたMISATOさんにお願いしました。


いつから推していた、という明確な日付は覚えていないのですが気付いたら推していたのが寅ちゃんです。
嘉人さんや悠さんを推してきた私から見て、生粋のストライカー気質を寅ちゃんから感じ取ったからなのかなと思っています。

綺麗なシュートコースからゴールする事も少なくないですが、全身を使って足先で押し込むようなゴールシーンの印象が個人的には強く、好きなポイントです。
でも、自分がアシストする時やパス出しの時には繊細で上手さがあるのも魅力。(結局なんでも好き)

味方からパスを受けやすい位置によくいること(視野が広い)、単独でも身体的に負けないとこ、一度逃してもどこまでも喰らいついて1点を本当に大事にしているとこ。
FWとして得点王という最高の称号に辿り着いた理由ではないかと思います。

12/3に等々力で開催された高円宮杯。
相手は尚志さん。
やはり簡単ではなかったですね。
それでも寅ちゃんが掴んだ1点の大きさ、本当に良い試合だったと思います。
終了の笛とともに座り込み、涙を拭う姿を見て、未来に期待せざるを得なかったです。

ちなみに目標、憧れとする選手はノボリと大関です。
試合中のチームメイトへの声掛け、巧いわけではないが芯の通った自分の言動。
オフ・ザ・ピッチの様子を見ても、フロンターレに相応しい"個"が垣間見える事があります。

寅ちゃんはとにかく試合出場欲が人一倍強いと思うので、最短コースでトップチームに上がれなかったのはすごく悔しかったと想像に難くないかなと。
諦めの悪さ、負けん気、エースストライカーにとっての最大の武器です。
進学先も決まり、もちろんサッカーを継続していくでしょうし、4年後に等々力のピッチでプレーする姿が見られる事を心から願ってます。


MISATOさんと違い僕は寅ちゃん推しになった日をよく覚えてます。22シーズンのアウェイ青森山田戦での決勝ゴール。

2種のラスボス青森山田に『岡崎寅太郎』を刻んだ日である。

アウェイJFAアカデミー福島@時之栖で途中出場。最後の最後、1対1を相手GKファインセーブで悔しがる寅ちゃんに生粋のストライカー気質を見て取れて気になってたところに目の前で青森山田相手にあのゴール。

2年間、U-18の試合を楽しませてくれてありがとうございました。

来年からは桐蔭横浜大で信澤くんと一緒。またふたりを観れるのでワクワクしてます。季晋くんみたく1年からリーグ戦に絡む気満々なはず。しっかり牙を研いでおいてね。


■番外編 U-15生田10番奥田悠真

編集者特権でU-15生田エースの奥田くんを書きます。昨年中2で155㌢しかなかったのに夏のクラブユースでハットトリックかましてビビってからすっかり気になってました。今夏帯広のクラブユースで点を取りまくる奥田くんを見て24シーズンからの推しは奥田くんになりました。帯広まで行ったのは奥田くんを観るためって言っても過言じゃない。

シュートセンスは宮代大聖級である。シュートがまぁ上手い。びっくりしちゃう。

そんな奥田くんももちろん苦手はある。PKは2回目の前で外すところ(ツエーゲン金沢・鹿島ノルテ)をみてるので改善の余地は大きい。

この年代は苦手を克服するとかそういう成長を楽しむところなのでU-18にあがってからの奥田くんが楽しみである。1年の最初っからリーグ戦、それもレギュラーを狙ってるタイプ。それくらいのハングリーさは持ってる。

クラブユースベスト4に行った今年のU-15はタレント揃い。GK岩田くん、小川翔太くんに尋斗くん、藤田くん、山川くん、木下くん、三上くんあたりは新2年生を脅かせる。

今から24シーズンにワクワクが止まらない。


■最後に

これだけの人数をひとりでは書ききれないし、推しがいるフロサポの言葉を自分が読みたくて始めたこのnote、本当にご協力ありがとうございました。ここまで読んで頂けた方にも感謝です。よろしければ、拡散や感想などいただけると皆さんが、なにより24シーズンへのモチベーションになりますので待ってます。

そして年末ご多忙な中、書いていただきました
葉月りょうさん、ちろちゃんさん、ありまさん、Nanaさん、MISATOさん、カバ子さん、Hiromixyさん、セイネンさん、川崎人さん、東京正面同盟さん、とめさん、川崎そだちのanzaiさんにだいちさん、本当にありがとうごさいました。また来季もお願いします。

ここまで読まれて、自分も書いてみたい、推しへ言葉を残したいというユースラバーのフロサポさんはわかりやすくユースを推してるって旧Twitterでポストしてください。見つけ出してオファーしますね。


■最終戦写真集

とめさんより等々力での最終戦の写真をお借りしたのでMF・FW陣を少しだけ公開します。

とめさん、良い写真をありがとうございました。

※無断転載を禁止いたします。写真につきましてはとめさんにお問い合わせください。



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