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MITの寮は面白い 〜とさか世界一周旅行記 25日目〜

こんにちは!とさかです!絵本を描きながら幼児教育の勉強をしています!
本連載は、2015年に僕が世界中の幼稚園の取材をしながら各国を旅行した際の日記を紹介しています。

2015/10/24 1:30
いろんな夢を見てはちょっと目が覚め、を繰り返しながら、起きたのが12時だった。微睡む時間がとても長く、心地いい。
起きてパンを食べ、少しストレッチする。ここ数日厚さ5cm程度のマットレスで寝ているので、さすがに関節が少しやられそうだ。
アポ取りのメールを送り終えた段階で、前日の日記を書いていないことに気づき、急いで書く。言語化はこの旅のテーマの一つなので、なるべく記憶が新鮮なうちに文章にしていきたい。
さて、日記を書き終え、少しネットサーフィンをしていると、友人がラグビーNY遠征に旅立った。ということで今日はMITに通う先輩の寮に泊めてもらう。待ち合わせが少し遅くなったので、晩御飯を作った。カレールーを入れることによりかなり味が良くなった。洗い物を終えるとちょうどいい時間になったので、MITへ向かう。寒い中ベボベの曲を聴くのはとてもいい。道中で1ドルのプリッツェルを買った。MITのStudent centerで待ち合わせだったのだが、行ってみるとなんと散髪屋が中に入っていた。生活がこの中で完結するんだなあと思った。
さて、先輩と合流する。イェールの二年生の人も一緒に泊まるらしい。海外進学勢トークはフラット(おそらく寮のこと)などの専門用語が多かったためあまりついていけなかった。英語を話すときに少し声が変わるのが印象的だ。
寮に着いた。ハーバードの寮はかなり上品な感じだったのだが、こちらはタンブラーが転がっていたりドアにマリオのペイントがなされていたりとかなりハジけていた。と同時に、黒板に数式が書いてあるなど、MITらしさも随所に見られた。
部屋は男2人部屋だけあってかなり散らかっていた。荷物を置き、おいしいバブルティーが飲めるお店に向かう。幅50㎝ほどの抜け道を通ったりしたので、これ地域によっては死んでるよねーなどと笑いあった。道中、散髪についてこちらはかなり悲惨な状況なのだと聞き、どうしようかと考えた。というのも、入店したら注文も聞かれずに4分ほどでバッサリと切られて終わるらしい。前髪は問答無用でぱっつんだそうだ。最近髪の伸びが遅いので今のところ問題はないが、そのうち旅のどこかで切らねばならないだろう。不安だ。
バブルティーはココナッツ味を頼んだ。かなり甘く、溶け損ねた砂糖が固まっていたほどだったが、味は美味しかった。
寮に帰り、スマブラをやることに。共用部屋にデカいテレビが二台あり、それぞれでゲームができるようになっていて、さすがだなあと思った。隣のテレビではFPSをやっていた。
スマブラはアメリカ版だとキャラの選択肢や技が微妙に違い、おもしろかった。なぜ日本だと実装されていないのか若干不思議だ。腕前はかなり落ちていたが、一応三人の中では一番強かった。
部屋に帰り、二人はドラマ鑑賞を始めたので、こちらは日記などの作業に入る。ドラマの音声が少し耳に入ったのだが、そこそこ聞き取れて驚いた。映画やドラマの英語はかなり聞き取りづらいと感じていたのだが、日常会話を通して耳が慣れてきたようだ。と同時に、最近日本人とばかり絡んでいてほぼ英語を話していないことに気づき、危機感を覚えた。
さて、作業に飽きたので旅の後半の航空券を探してみる。旅程を変え、東南アジアを一周することにしたので、格安航空券の探し甲斐があった。回る順番によってだいぶ値段が違う。また、鉄道が人気らしいというのもわかった。今のところ、ドイツからバンコクに飛び、バンコクから鉄道でシンガポールまで下り、シンガポールからジャワ島に飛び、カンボジアに飛び、鉄道でベトナムのホーチミンに行き、バスでハノイまで上り、そこから飛行機で日本に帰ってくるというルートを考えている。宿の値段を調べたところ思ったより高く2000円以上することがわかり、なんだか期待外れだなあと思った。
そうこうしているうちに彼らがドラマを見終わり、今度は男同士集まった時の鉄板トーク、すなわち下ネタと共通の知人の悪口と褒め殺しが始まった。だいたい似たような視点を持っていて楽しかった。
それが終わるといい時間になり、作業もひと段落ついたので寝ることにした。

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