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このままいくと、日本の未来の経済規模(GDP)ってどーなるの? っていう話

日本ヤバい、日本ヤバいと言い続けてきてるわけですが。何がどうヤバいのか、人口と名目GDPの面から見ていこうという記事でございます。

前回、途中で切っちゃったので、そのつづきです(笑)

↓ ちなみに、前回の記事はこちら。

というわけで、前回、人口推移について見てみたので、今度は名目GDP推移の方も見ていきましょうかね。

■名目GDP推移の(超テキトーな)予測値グラフ

忘れちゃってる方も多いと思うので、名目GDP推移の方だけ、前回つくった予測値グラフを載せておきますね。

①グラフの線形近似

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②直近トレンドがそのまま継続

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③10年周期くらいで同じ動きを繰り返す

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2018年くらいのところにある赤い線が「イマココ」で、右側の薄いグレーの部分が予測値です。ほんとテキトーだけど(笑)

■アメリカ、EU、中国の未来は…??

じゃあ、さっそくグラフの方を見ていきましょうか。インドが欧米中レベルの経済規模にまで発展するには、もう少し時間がかかると思うので、まずは欧米中の動きがどうなっていくのかから見ていきたいと思うんだけれど。え?日本?なにそれ、おいしいの?(こら!

…という自虐は置いといて(笑)、せっかく予測値グラフを3パターンつくったので、各パターン毎に見ていきましょう!

①グラフの線形近似

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まず「①グラフの線形近似」の予測だと、アメリカとEUは順調に成長を続け、中国も成長はするものの、欧米には及ばないって感じになってるけど、私はこれは実態にはそぐわないと思うんですよね(自分でつくっといて何だけど(笑))。過去約30年間の実績データから出した傾きは平均化されてしまうので、直近の中国の勢いが、過去の分と相殺されて正しく反映されていない可能性が高いんじゃないかなーと。

②直近トレンドがそのまま継続

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じゃあ、「②直近トレンドがそのまま継続」の予測だとどうか?これだと中国は、2030年代半ばにはEUを捉えて追い抜いていくけれど、それでもアメリカには及ばないって感じになるね。さっきよりはまだ現実味があるシナリオのような気もするけど、個人的には中国の成長の勢いは、まだまだこんなもんじゃないのでは?って気がするなー。

③10年周期くらいで同じ動きを繰り返す

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最後に、「③10年周期くらいで同じ動きを繰り返す」の予測だけど、個人的には、これが一番あり得るよーな気がする。つまり、中国は2020年代半ばにはEUを抜き去り、2030年代半ばにはアメリカをも追い抜いていく…!!いや、たぶんそうでしょ。これ。このまま行ったら、そりゃそーなるでしょ。

だって中国って人口からして、アメリカの4倍以上もいて巨大な市場を抱えてるわけで、アメリカのGAFA(Google(グーグル)、Apple(アップル)、Facebook(フェイスブック)、Amazon(アマゾン))を締め出したって、自国内の市場だけでも、じゅーぶん経済成長できちゃうし。

技術だって、BATH(百度(バイドゥ)、阿里巴巴(アリババ)、騰訊(テンセント)、華為(ファーウェイ))を始め、TMD+X(今日頭条(トウティアオ)、美団点評(メイトゥアン・ディアンピン)、滴滴出行(ディディチューシン)+小米(シャオミ))などの新興勢力も出てきてて、今まさにアメリカを凌駕しようとしてるわけで。

ちなみに、BATHについては、こちらが参考になるかも。

TMD+Xについては、このあたりとか。

そりゃアメリカだって、必死で中国の頭を押さえつけようとして、なりふり構わず叩きに行くよね…。米中貿易戦争にもなるわけだよ。

それにしても、一番いい加減につくった予測値が一番自分の肌感覚的には近いっていうね…。なんなのこれ。

■日本はインドに抜かれちゃう!?

ま、まぁ、あんまり見たくないけど…日本は…?っていうと、まぁそりゃ、過去のデータをもとに予測値出したら、そりゃそーなるよね…もちろん安定の横ばいだよね。このまま行ったらね。むしろ、これから人口減ってくことを考えると、下がらないだけマシって感じかもしれない…。

でもって、おんなじグラフなのでもう出さないけど、「①グラフの線形近似」の予測だと、日本はインドに抜かれないことになるものの、欧米中のところで書いたのと同じ理由(過去のデータも含めて傾きを出すと平均化されて直近の勢いが反映されない)ので、この線は薄いと私は思ってる。

で、「②直近トレンドがそのまま継続」の予測だと2040年頃、「③10年周期くらいで同じ動きを繰り返す」の予測だと2030年代半ば~2040年頃には、日本はインドに抜かれることになる。

たぶん、実際には、もっと早い段階で抜かれちゃうんじゃないですかね…。人口増加のペース的にも、技術のキャッチアップ(遅れを取り戻す)的な面で考えても。

特に技術面では、新興国は「リープフロッグ現象」が起きることで、急激な経済発展が望めると思うしね。

リープフロッグ型発展
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

リープフロッグ型発展(リープフロッグがたはってん、英:Leapfrogging)とは、既存の社会インフラが整備されていない新興国において、新しいサービス等が先進国が歩んできた技術進展を飛び越えて一気に広まること。リープフロッグ現象ともいう。

例えば、新興国に今さら、固定電話の普及なんて必要なくて、携帯電話すら飛び越えて、いきなりスマホが普及するとか。ATMなんか整備しなくたって、いきなりキャッシュレス社会が到来しちゃうとかね。むしろ、既存インフラの足かせがない分、普及の速度は先進国より速いよね。

既存インフラとの混在状況が長く続いて、複数のインフラに同時にリソースを割かなきゃいけない非効率な状態が蔓延する先進国を尻目に、最初から効率的なインフラが急速に整っていく新興国は、物流、情報、技術、あらゆる面で圧倒的に有利なのではなかろーか。

そう考えると、日本はインドだけでなく、有力新興国に次々抜かれていく未来っていうのが、もう目前に迫っているような気がするんだよね。

まぁそういうわけで、自分でつくった予測値グラフに対する見解は、以上のような感じなんだけれども…。

■よく考えたら、予測値ってもう専門家がつくってんじゃね?

…ってことを、ふとここで思ってしまい…(え、今さら…!?)。いやまぁ、よく考えなくても、そうですよね(笑)私みたいなあほのこちゃんがひとりで心配してるよーなことは、もうとっくにオツムえらいえらいの良い子ちゃんたちが、検討してるに決まってるわけですよ(なにこの表現(笑))。

てことは、一体今まで何を私は一生懸命やってたんだろ…。私って昔から、そーゆうとこ、あるんだよねぇ…。もうすでに他でやってるようなことを、勝手にひとりで試行錯誤してて、もっと良いものが他にあんじゃんっていうパターン…(笑)

まぁ、落ち込んでてもしょーがないので、ここは素直に、専門の方達の予測に乗っかってみることにしちゃいましょう!

■ってことで、三菱総研さまの予測値をお借りしました(てへぺろ

じゃあ、ちゃんとしたシンクタンクさんとかは、どんな予測を立ててんだろね?…と思って、調べてみたら、ありましたよ。

いやちょっと、全部は読み切れないけど、いろいろすごい見通しいっぱい出してるみたい…。で、見つけちゃったのは、コレ!

内外経済の中長期展望(2018-2030年度)https://www.mri.co.jp/opinion/column/uploadfiles/jnr20181001pec.pdf

その中でも、特にこのグラフ!!

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ちなみに、ちゃんと三菱総研さまの問い合わせ窓口にメールして、掲載許可取ってますからね。念のため。三菱総研さま、快く許可してくださり、本当にありがとうございます!!

でね。この頭の良い人達がいろんな要素を考慮し、様々な検討をした上で作ったであろう予測値でいくとですね…なんと!中国がアメリカを抜くのは、もっと早かった!2030年代半ばどころか、2020年代半ばにはもう余裕で抜き去っちゃってんじゃん!!

しかも、日本がインドに抜かれるのも、2030年代半ば~2040年頃どころか、2020年代半ばには、もう余裕で!しかも、インドだけじゃなく、ASEAN10ヶ国にも、サクッと抜き去られることになっちゃってるじゃん!!

………はぁ~(ため息)。

まぁ…なんとなく、予想してたこととはいえ…こうして目の前に突き付けられると…その…ね…なんかもう…ね。脱力っていうか。さ。

いや、わかるよ。過去の実績をもとにして未来予測したらさ、そりゃ過去の伸び方に引っ張られるから、どうしても保守的な予測にならざるを得ないわけで。いろんな要素考慮したら、現実はもっと厳しいって…そりゃそうだろうって…わかっちゃいたけども…。

だって、2020年代半ばって言ったら…もうホントあと数年後だよ。前回の消費増税が2014年でしょ?そっからもう5年経ってんでしょ?って、もうそんな経つんだ。早いね。時間の流れって。…で、そんな勢いであと数年…これが、この光景が、げげげ現実に…カタカタカタカタ…(震えてる)。

どげんかせんといかんばい!!(てきとーな方言

■じゃあ結局、どーすりゃいいの!?

いや、私がここで、「答えはこう。理由はこれ。じゃあ、そういうわけだから。みんな明日から、その方向でよろしくねっっ!!私もがんばるから!!以上!!」って、言えるわけないですよね(笑)いくら私があほのこちゃんでも、それくらいは分かります。そんな簡単に答えが出る話ではないと思うんです…。

なので、これから、みんなで、解決策を考えてかなきゃいけないと思うんですよ。

だって、ここで頑張らないと、日本は、アメリカと中国の二大大国に挟まれて、「いやぁ、アメリカさん~ごめんなさいねー。戦闘機も、トウモロコシや大豆も、喜んで買わせていただきますんで。牛肉の関税だって、これからどんどん下げてきますし。なので、なんとか、自動車の関税上げるのはご勘弁を…。」「えっ。あ、これはこれは、中国さん。え?トウモロコシ?いやあのこれはですね、別に中国さんがアメリカさんから買わなかった分を代わりに買ったとか…そういうんじゃ。やっ、もー、観光客の皆様のおかげでうちはホント助かってますし。いつも有り難いと思ってるんですよぉ、えぇ。なので、ここはひとつ穏便に…。」的な。米中に両属する苦しい立場に…。

二大国に挟まれるの図_カラー

絵:Naga (似てないのは、ご愛敬…(笑))

まるで、戦国時代、織田と今川に挟まれた徳川(当時は松平)みたいな弱小豪族の様相を呈していきそうなんですもん。

■とゆーわけで、今後もみんなで考えてこ!

まぁ、解決策ってそんなサクッと思いつくわけないんですけど。例えばね。アベノミクスの最初にやった「三本の矢」なんかは、第一の矢である金融政策は、いちおう大胆に頑張ってみたとは思うんですよね。日銀が国債買いまくって、銀行へ大量のお金を供給したことは間違いないわけで。まぁそれでも結局、インフレ率2%目標とか、どこ行っちゃったの?みたいな感じにはなってますけど。

じゃあ第二の矢である財政政策はって言ったら、国の財政が大赤字で、財源不足だからって、ぜんぜん財政出動できてないわけで。もうここでいきなり止まっちゃってんじゃん。みたいな状態ですよね。

第三の矢は、言うに及ばず。信長の最後の言葉は「是非に及ばず」。あ、今、関係ないや。で、成長戦略とかって、具体的になんか成果あったの…?てか、そもそも何やってたんだっけ?みたいな感じじゃないですか。

なので、ここはやっぱ、初心に戻って、止まっちゃってる第二の矢のところから、ちゃんと始めてかないといけないんじゃないの?…と。「えー!でも財源とかどーすんの?」「税収足りないなら国債発行するしかないんじゃね?」「いやでも、国と地方の長期債務残高1000兆円余裕で超えてんだよ?こんな財政赤字まるけの状態で、さらに余分に国債発行とかして大丈夫?」「っていうか、そもそも、このまま行って、財政破綻の心配とかないわけ??」っていう、素朴な疑問がわくわけじゃないですか。

はっきしいって、この、日本は財政破綻するのか、しないのか問題っていうのが、素人にはぜんぜんわかんないわけですよ。いや、どっちやねん、と。大丈夫なんだったらもっと国債発行してでも、政府は需要を喚起せい、と。でも、破綻するんだったらバランス見てセーブしながらやんなきゃいけないわけじゃん、と。

まぁ少なくとも個人的には、これだけ国債の低金利が続いてるわけだし、政府が国債発行したそばから日銀が(銀行からだけど)国債を買い取っちゃってるわけだから、もっと追加発行したって全然大丈夫なんじゃねーの?って気もするんですけどね…なんか、その辺が、本当のところどうなのか、よくわかんないんですよねぇー。教えて、えらいひと!!

というわけで、その辺りのことについては、また私も自分なりに調べてみようかな、と。いつになるかわかんないけど、また記事にしてみようかな、と。

なので、それまでまたしばらく。バイチャ!!(アラレちゃん風)

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