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堺の線香について

大阪府堺市は、江戸時代には線香の一大生産地として全国的に知られていました。大阪府の伝統工芸品である線香は、伝統的な製法を受け継ぎ、現在も多くの人々に愛されています。

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■大阪・堺は日本の線香発祥の地

お香は仏教の伝来と共に伝わったとされていますが、日本で線香が作られるようになったのは、16世紀の終わりごろのことでした。1902年に編纂された「堺の薫物線香」、および1910年当時の堺薫物線香商組合の沿革史には、16世紀後半に、堺の豪商で薬種問屋を営んでいた小西弥十郎如清が朝鮮半島に渡り、中国から朝鮮半島に伝わった線香の製法を持ち帰ったと記述されています。こうして日本初の線香は、中国伝来の線香の製法をもとに、堺に伝わる香の調合技術を応用して作られました。

■多彩な原料からできる堺の線香

堺の線香は、1986年2月に大阪府知事によって、大阪府の伝統工芸品に指定されました。「香の芸術品」と名高い堺の線香は、厳選された天然香料から作られています。古くから貿易港として栄えた堺は、貴重な香木輸入の中心地でした。
原料を入手しやすい土地柄からか、堺の線香は、白檀や伽羅をはじめ、甘松や丁子などの多種多彩な原料から作られているのが特徴です。現在も堺で生産されている線香の多くは、それらの原料を代々受け継がれてきた分量で配合し、伝統的な技法により生産されています。

■堺の線香で心豊かな暮らしを

高級線香の生産地として有名な堺。歴史と伝統を誇る堺の線香のすばらしさを伝えるのが、「sakai kitchen〈堺キッチン〉」のアイテムです。
「sakai kitchen〈堺キッチン〉」のブランド認定を受けた堺キッチンセレクションのアイテムの中には、堺の線香を現代的なアプローチに落とし込んだ商品がラインナップされています。心を落ち着かせる香りは、忙しい現代の暮らしにこそ必要とされているのではないでしょうか。

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